psychotic dub liberation, Shibuya under deer lounge , 2020 07 31
先日、渋谷under deer loungeで行われたEMLF主催のイベントにて。45分セットのライブです。
ワシは他にNDNQというバンドと13th VINYLというバンドをやっていますが、
このpsychotic dub liberationが一番最新のバンドです。
音楽的にはNDNQがROCKやパンクに近く、メロディもあり肉体的で王道的な音楽のつもりなんですけど、気が付いたらしっかりアングラの箱に入ってしまってるのが不思議です。リズムが主体の曲が多いしワールドミュージックの影響も大きいですのでマヌチャオとか好きな人向けですかね。でもDJ KRUSHやフライングロータス風の曲も平気でやってたり、Foetus直系の曲もやったり、モロッコのジャジューカをアレンジしたサイケトランスノイズまでやるので何が何だかわからない人も多いかもしれませんが、意外と最近は結構ポップなので皆様機会があれば是非。
13th VINYLは完全即興音楽ですので何が起こるかわかりませんが、アルバートアイラーがディストーションかまして吠えたり、ダブやったり突然アイリッシュやったりするような音楽です。本気で骨身を削る音楽です。最後まで観るとそういう心のある人は涙が出ると思います。海外からオファーがホントに多いですので、言葉の壁やジャンルの壁を超えることに成功していると思ってます。
さてこのpsychotic dub liberationです。
これはもう観てください笑
海外へ行くと殆どないんですが、日本のバンドシーンで活動してるとかなり問題が多いんです。
キリがなくなるので言いませんが、もう在り方に問題があるというか、、、、
例えばワシらはゴミで構いませんが、ゴミはゴミなりに集まったら燃える事も出来て熱を放射することも出来ると思うんですが、(芸術は熱を伝えるって意味だと思ってます)
クソはどんだけ集まっても悪臭が酷くなるだけだなって。
良い人も沢山いますけどね。
そこで以前から思っていたんですが、クラブシーン。
完全にクラブシーンの方が音楽に真摯だったりするんですよね。
イメージとは裏腹に笑
しかも日々猛烈に進化しています。
バンドシーンではいまだにエフェクター沢山使ってると小馬鹿にしてくるオッサンも多いんです。
機械ではなく努力と魂でロックやれ!!みたいな人多いんです。
でもそういう人でワシより上手い人も面白い音楽やってる人もいません。
とっくに時代に取り残されたジジイやババアが伝説の~~みたいなバンドをいまだに崇拝しています。
まあ、いいんですけどもう嫌だなあ、こんなんに関わるのって思っていた時に、
クラブシーンから久々にオファーがあって超嬉しかったです。
もちろんそのためにpsychotic dub liberationを始めたんですけれども。
元々、basic channelからのrhythm & sound等が好きで、勿論Moritz von Oswald trioに更にtony allenが加わってダブ、テクノがアフロビートと交わっていくシーンが、ああJeff Millsともやってましたね!物凄くエキサイティングでした!!
そこでワシなりに、そういうシーンを消化して、人力で、自分たちが持ってる色んな要素と組み合わせて、
まだ誰もやってない音楽やろうと思ってやっています。3つのバンド全部に言える事ですけどね。
psychotic dub liberationではワシの染めも可能な限り飾って視覚的にも聴覚的にも、
あるはずのない空間をそこに、
あるはずのない、夜の、太古の、未来都市の光と音と肉体の鼓動を感じれるような音楽とパフォーマンスが出来たらいいなと思ってます。
とりあえずyoutube観ておくれよん。