たまには鉄道と全く関係ない話でも(^_^;)
私はフリーランスです。「会社社長なのにフリーランス?」って思われるかもしれませんが、フリーランスには個人・個人事業主・一人法人のパターンがあります。フリーランスの定義をよく知らない人向けに説明すると、
フリーランス:個人も個人事業主も一人法人もある(働き方の呼び名:請負のみ、実店舗なし、従業員なし)
開業届を出していない個人
個人事業主:個人(税制上の呼び名で一人を意味する訳ではない)
一人法人:法人(税制上の呼び名)
ということで、働き方の呼び名か、税制上の呼び名かの違いがある訳です。で、税制的に自由度が少ないのが個人、自由席が高いのが一人法人です。
開業届をしていない個人:収益全額が個人収益、白色申告のみ
個人事業主:個人(税法上の呼び名):収益全額が個人収益、青色申告が出来る
一人法人:法人(税法上の呼び名):収益が法人と個人に振り分け可能、青色申告が出来る
と前置きが長かったですが、自分に関係あるので一人法人の節税対策を考えてみました。地域によって多少は違うでしょうがそこまで大きな差はないでしょう。
私が開業した20年前は1600万円の収益が法人成りの境界って言われていたのですが、法人優遇化政策と社会保険料が高騰した結果800万円の収益が法人成りの境界になったようです。計算結果もそれを示しています。兎に角、国民健康保険税(税ですよ、これは)がとんでもなく高くなった訳で、普通に税金と呼ばれている部分だけの比較で誤魔化されないようにしましょう。
で、一番節税になるのは役員給与を100万以下に抑えて会社に留保させるのが一番ですがそれだと普通は生活できないので、なるべく給与は少な目(最高でも給与800万以下)で、法人所得は400万以下というところで抑えると良さそうです。これは会社に留保してメリットがあればの話ですがね。まぁそんなに稼げませんけど(^_^;)
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某氏が国民全員確定申告という無謀な事を言っていますが、確定申告時期の税務署に行ったこと無いんでしょうね。駐車場に入れなくて渋滞は出来るし、税務署内での行列はいつ順番が来るかわからんしで、これ以上増えたら税務署職員にも納税申告者にも死者が出ますよ。我が社の決算期は8月なんですが、確定申告時期とズレていることがどんなにありがたいことか(^_^;)
しかしながら、国民全員が税金のことをもっと知り、「こんなに高いのか、ふざけんな!」とか「税金をこんな無駄なことに使うな!」という意識を持たせるためには現行の職場が年末調整等の計算をやってあげてしまう制度はやめるべきです。国民全員確定申告は現状では無理があるから、会社でやる年末調整計算を全員にやらせればいいのです。年末調整時に申告書を色々と書くのだからその延長線上で源泉徴収簿にある年末調整計算をやらせればいい。それだけです。
そうすれば、税務署は今まで通り、会社は負担が(一応)減り、会社員は税務署に行く必要もなく税の現実を知ることが出来る。そう思いませんか?
e-Taxが完全に普及して全部が準備万端になったら国民全員確定申告の方が良いかもしれませんが、現状準備はどう見ても出来ていない。ならば、段階的に移行するためにもそうした方が良いと思いますよ。