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Rosso Laboratory

鉄道模型シミュレーター市場はもう拡大しない

「アイマジック社はこれ以上鉄道模型シミュレーターの市場規模を拡大したくないのだろう」と私は思うようになりました。

企業としてはあり得ない考え方だと思うかもしれませんが、従業員があまりおらずマンパワーが足りない零細企業ならば十分にあり得る考え方です。何故なら我が社もそうだからです(^_^;) 1人でやっているのに数十社も取引先があっても仕事をこなすことは出来ません。かと言って取引先が一社ではジリ貧になります。

鉄道模型シミュレーターの場合、活動的で表に現れているユーザーは多分20人程度しかいないですが、隠れユーザーはきっと100人以上はいるでしょう。今のユーザー規模であれば要望や修正なども対応できるでしょうが、これが10倍の規模になったとしたらユーザー対応だけで手一杯で新たな開発作業は出来なくなるはずです(今回のVer6.0.0.401へのアップデート対応でやり取りをしてそう思いました)。尚このユーザー数は推測でしかありませんが、アイマジック社はこの数字をしっかり把握しており、その数字に見合った開発・販売活動をしているはずです。

2023年に未だ鉄道模型シミュレーターの新製品が出ていないという状況は一般消費者相手ではなく特定企業相手に営業活動をしていたということで、その事からもアイマジック社にとって鉄道模型シミュレーターだけが商売ではないことが窺えます。一般消費者による売上は売れるか売れないか分からない博打のようなものですから非常に動向が読みにくい。一方、企業相手は受注さえ取れれば売上はほぼ確実に上げられる訳で2023年はアイマジック社は前者の道をあまり取らなかった。つまりアイマジック社にとって「鉄道模型シミュレーターNX」は一般消費者向け製品、「トミックス鉄道模型レイアウターNXF2023」は企業受注品な訳です。

今回の「トミックス鉄道模型レイアウターNXF2023」で確実な売上を上げ終わったら、それ以降は再び「鉄道模型シミュレーターNX」製品の開発・販売活動を再開するでしょう。しかしながらマンパワー不足と不確実な売上という点から規模の拡大路線は無いはずです。

それではユーザーはどうやって鉄道模型シミュレーターを盛り上げていけば良いのでしょうか。それはズバリ「自作」です。既に自作車両機能はありますが、今後自作ストラクチャー機能が提供されればコレを活用して鉄道模型シミュレーターを盛り上げることが出来ます。アイマジック社からすればユーザーが作るのですから当然サポート対象外となり負担は増えません。その代わりにアイマジック社が開発・販売する製品が売れなくなるリスクが生じます。この辺のバランスが難しくなりそうですが、現状で鉄道模型シミュレーターが発展していく道はこれしかないように思えます。自作車両機能があっても15両編成クラスの自作車両を作る人は出てきませんでしたし、自作ストラクチャー機能が提供されてもその対象物は無限にあるのですからアイマジック社が作る製品も恐らく売れるでしょう。それで棲み分けが出来そうな気がします。

これでもし鉄道模型シミュレーター市場が拡大してしまったら、その時はマンパワー不足を解消するために頑張ってもらうしかないですね。多分無いだろうとは思いますけど(^_^;)
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