1977年(昭和52年)の４５５系急行「いわて３号」を再現したｃＶｓｓ編成データ。
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toukaidou211氏もちょうどポータブル編成として急行「いわて」を再現されているので、少し比較してみようと思います。
＜toukaidou211氏のポータブル編成での再現＞
＜ｃＶｓｓ編成での再現＞
２つを比較すると、ご覧のように「種別札」と「サボ」の部分の再現が異なっています。恐らくtoukaidou211氏の再現は４５５系登場直後の再現なのだろうと思われますが、私の方ではこのような古い時期の写真を見つけることが出来なかったので詳細は不明です。
私が再現したのは、東北線における４５５系の活躍期の中盤にあたる1977年(昭和52年)のもので、列車愛称がサボに記載され、種別札が使われていない時期のものです。いつからそうなったのかは調べきれなかったのですが、1976年(昭和51年)の写真では既にそのようになっていました。
但し、これは上野口の急行でも東北線を走るものだけで、高崎線や常磐線を走る急行ではまだ種別札に愛称板が使われていたようです。（参照記事：高崎線１６５系急行「佐渡」、常磐線４５１系急行「ときわ」）
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このように、「種別札」や「サボ」１つにしても調査するのは結構大変です。・・・ましてや３Ｄモデリングとなるとね。
今後１６５系も登場する予定らしいので、私が調査した上野口の急行を再現する上で注意すべきことを幾つか書いておこうと思います。まぁ、こんな昔の上野口の編成を再現しようとするのはネットＶＲＭ界隈でも私ぐらいしかいないような気もしますが・・・。
今回は「いわて」を再現しましたが、どちらかと言えば「まつしま」や「ばんだい」の方が聞き覚えのある名称なので、１６５系がＶＲＭ５に登場したら一緒に作ろうかと思っているところ。
＜①上野口の電車急行の登場時期＞
常磐線急行電車４５１系（1962～）、４５３系（1963～）
東北線急行電車１６５系（1963～）、４５５系（1965～）
高崎線急行電車１６５系（1963～）、１６９系（1968～）
（参照記事：４５５系、１６５系）
（東北線とは現・宇都宮線のこと。正式路線名称は東北本線だが、当時、上野～黒磯の直流区間は東北線と呼ばれていた。）
＜②ヘッドマークについて＞
1970年（昭和45年）の時点で、上野口の急行でヘッドマークが付いていたのは１６５系急行「佐渡」のみ。（参照記事）
「佐渡」（～1985年まで）については、1982年（昭和57年）の時点では全くついておらず、1977年（昭和52年）の写真でもついていない。「JNR EXPRESS」によると、1975年（昭和50年）3月にヘッドマークが撤去された急行が幾つもあったという記述があるので、「佐渡」もこの時点でヘッドマークが撤去された可能性が高い。
＜③食堂車について＞
東北線の４５５系に関しては、1977年（昭和52年）9月から食堂車撤去。（参照記事）
これにより１３両編成が１２両編成となったが、８号車のサハシが欠車となっただけで1978年（昭和53年）時点では先頭車は１号車と１３号車の表記のまま。いつまでそうだったのかは不明。なお、「佐渡」は1978年（昭和53年）10月から食堂車撤去。
＜④サロの青帯消滅について＞
1979～81年（昭和54～56年）にかけてサロの青帯消滅。（参照記事）
よって、１３両での青帯なし編成は存在しない。
＜⑤急行電車の終幕について＞
1985年（昭和60年）急行の特急格上げにより東北線急行電車消滅。（参照記事）
「佐渡」も消滅。高崎線の１６９系「妙高」だけが残ったようだが、1986年（昭和61年）には１８９系化されている模様。
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それにしてもサボというのは懐かしい。上野に到着すると、よくサボ換えのおっちゃんが一枚一枚棒状のもので引っ張り出して裏返したり、交換していたものだ。青いカゴをズルズルと引き摺り、ガチャガチャと音を立てて。
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＜ｃＶｓｓ編成について＞
VRM4-comVignette：「その他」－「ｃＶｓｓ」にて。
編成データのダウンロードは、更に「cVss編成のダウンロードページへ」にて。
＜資料元＞
ネコ・パブリッシング社
JNR EXPRESS 昭和50年代を駆け抜けた国鉄特急・急行列車たち Ｐ．３４
＜車両テクスチャーについて＞
fox-hobby-gardenより
４５５/４７５系急行形電車
＜車両テクスチャー追加分＞
