【写真:勝利のハイタッチ!@明治神宮球場 2005年05月25日21時20分撮影】
★この写真と記事内容は直接関係がありません。
2011年ペナントレース。今年は開幕が遅れたために、カードが
2巡しないうちに交流戦に突入した。交流戦無敗の福岡ソフトバンク
が首位、鉄壁な投手力を誇る北海道日本ハムがこれに続き、さらに、
「脆弱」と言われた中継ぎ陣を整備しつつある埼玉西武がスタートの
遅れを挽回している。
例によって、私の順位予想を振り返ってみよう。(→№1982の記事参照)
■予想順位
1.北海道日本ハムファイターズ
2.福岡ソフトバンクホークス
3.東北楽天ゴールデンイーグルス
4.千葉ロッテマリーンズ
5.オリックスバファローズ
6.埼玉西武ライオンズ
4月30日終了時点の順位は以下の通りである。
■順位(2011.04.30時点)
勝差 5月
1.北海道日本ハムファイターズ 10勝 5敗 0分 - →
2.東北楽天ゴールデンイーグルス 9勝 6敗 0分 1.0 ↓
3.福岡ソフトバンクホークス 8勝 6敗 1分 1.5 ↑
4.千葉ロッテマリーンズ 9勝 7敗 0分 1.5 →
5.オリックスバファローズ 5勝11敗 1分 5.5 →
6.埼玉西武ライオンズ 4勝10敗 0分 5.5 →
5月31日終了時点の順位はどのように変化しただろうか。
■順位(2011.05.31時点)
勝差 6月
1.福岡ソフトバンクホークス 26勝10敗 3分 - →
2.北海道日本ハムファイターズ 23勝13敗 1分 3.0 →
3.埼玉西武ライオンズ 17勝17敗 1分 8.0 →
4.千葉ロッテマリーンズ 15勝18敗 3分 9.5 ↓
5.東北楽天ゴールデンイーグルス 16勝20敗 2分 10.0 ↓
6.オリックスバファローズ 15勝23敗 1分 12.0 ↑
【筆者のひとりごと】
ホークス独走か???
いや、そうさせてはいけない。確かにホークスの戦力はすごい。
松中、カブレラ、(ケガで抹消中の)オーティスが代打で登場
するくらいだから。他の5球団はどのような戦略をとるのか。
「まず3位」ではなく、「1位になる」という志の高さでホー
クスを束にかかって引きずりおろしてもらたい。そうすれば、
ペナントは面白くなる。
■解説
2強4弱。
ホークスは何をやっても勝てる状態だ。攻撃陣の充実ぶりに目が行
きがちだが、バッテリー戦術も注目すべきだ。杉内、和田を山崎と、
その他の先発投手を細川とマッチングさせたところが成功要因の一つ
になりつつある。本多、内川、松田の状態のよさが川、カブレラの
不振を打ち消している。
ファイターズはチーム力で勝っている印象だ。主力の小谷野が戦線
を離脱したが、田中、糸井、稲葉の活躍が「4番の代理」中田を盛り
上げている。やはりスキがないチームだ。控えや代理の選手が登場し
活躍できるチームは強い。大野と鶴岡、金子誠と飯山の関係である。
投手陣は・・・。コメント不要。
低迷したライオンズは、投手陣にテコを入れ、驚異的な盛り返しを
みせている。競った試合をモノにしているのが要因の一つではないか。
個人では涌井、片岡の復調が大きい。また銀仁朗が文字通り「攻守の
要」になる気配がある。課題の中継ぎではミンチェが安定している。
統一球の採用で蘇った投手の代表格だろう。
マリーンズは奇しくも昨年と同様の展開だ。疾風怒濤の活躍をみせ
てきた荻野貴が離脱すると同時に、チームも下降線を辿る。しかし、
今年はそれだけではない。ペン、マーフィー、サブロー、金・・・。
お祓いが必要なのだろうか。西村監督も頭が痛い
イーグルスもジリ貧だ。岩隈の離脱が大きい。その精神的負担が、
他の先発投手と中継ぎ陣にかかっている。攻撃陣も期待の岩村や鉄平
が大不振。得点力が低下した。シーズン中では異例の「首脳陣再編成」
を敢行したが、これが選手にどのように映ったのであろうか。「戦う
理由」を今こそ再確認する時期になっている。
攻撃陣の不振が大きく改善されていないバファローズ。盤石のセッ
ト・アッパー、クローザーの平野、岸田を登場させる機会が来ない。
T-岡田の不振も大きな要因であるが、彼の周辺を打つ選手の調子が
上向いてくれば、T-岡田の調子とともにチームも浮上するだろう。
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