【"THE CAPITOL ALBUMS VOL.2"】
ビートルズがアメリカに上陸(こう書くと何か「大航海時代」のよ
うだ。好ましい表現ではないね。)してから40年が経過した記念に
LP復刻版がCDとして発売された。"THE CAPITOL ALBUMS VOL.1"で
ある。そして1年半がまた経過し、"VOL.2 "がこの春発売となった。
今回復刻されるアルバムは以下の通り。
1."THE EARLY BEATLES" (US1965.03.22発売)
2."BEATLES Ⅵ" (US1965.06.14発売)
3."HELP!" (US1965.08.13発売)
4."RUBBER SOUL" (US1965.12.06発売)
今回も前回の4枚と同様、上記4枚ともすべてが初のCD化である。
厳密に言うと、全46曲92ミックスのうち5曲10ミックスは、"HELP! "
のケン・ソーン・オーケストラによるインストゥルメンタルナンバー
であるため、ビートルズの公式発表曲は、41曲82ミックスである。
US編集盤が発売された頃はまだ、ミックスに関する情報量が現在
に比べるとはるかに少かったため、「US編集盤は曲数が少ないから
UKオリジナル盤を収集したほうがよい」と私は思っていた。実際の
ところ、私は既に日本編集盤の『ステレオ!これがビートルズVOL.1 』
(UKオリジナル盤"PLEASE PLEASE ME"と同じ曲を収録)を保有して
いたので、「"THE EARLY BEATLES "の存在価値なんてあるの」と評価
してしまったのである。なんと愚かであったか。偏った「物の見方」
だ。当時アメリカの人々は、US編集盤によりビートルズと接してい
たのである。ビートルズを小学生で知り、UKのオリジナル盤を少し
ずつ揃えていった私にとって、US編集盤は「既に聴いたことのある
曲が入っているから」興味がなかったのである。単に同じ曲が入って
いない(実際は若干あるが)だけの理由で"MAGICAL MYSTERY TOUR"と
"HEY JUDE"を購入したのである。まだ"PAST MASTERS"がリリースされ
る前の時代である。当時は、同じタイトルであれば「内容」も同じだ
ろうと思っていたのだ。
今、単なる復刻ではなく、貴重なミックスを含め聴くことができる
のだ。そう、「素材」が増えるのである。ほんとうによい意味で、世
の中何が起こるのかわからないものだ。これはファンにとって(ファ
ンでなくても)、なんとありがたいことであろうか。
各CD・楽曲のレビューは、商品の「諸問題(註)」が解決(する
のかな?)してから、購入し聴いた上でご紹介したいと思う。
(註)一部ファンの期待に応えていないミックス方法があった
らしい。
アメリカ盤がCD化されて発売されるんですね。レコードデビューした4人も、CDでもデビューするんですね。時代を超えても生き続ける素晴らしいグループです。
個人的には、アメリカ盤は持っていませんが、
CD化された事だし、これを機にトライしてみましょうか。
いらっしゃいませ~♪
ぜひトライしましょう!
どうやら、初回ロットで
"RUBBER SOUL"のモノラルミックスのINPUTを
誤ってステレオミックスのものを使用して
製造し市場に流通させてしまったそうです。
この「製造ミス」の製品が早くもオークションで
出回っていました。(^^;
なんだか、"YESTERDAY AND TODAY"発売の際の
「ブッチャー・カバー→トランク・カバー」の
事件を思い出しますね。