【写真:国道 231号線 歩古丹にある「旧道」の分岐点 2009年10月10日12時32分撮影】
北海道を旅する際、必ず通行するルートがある。国道 231号線だ。
石狩市から日本海に沿って北上すると、道路は次第に日本海と険しい
山々に押し狭められるようになる。
断崖を抜ける国道231号線
このように豪快な国道 231号線を幾度も走行してきた中で、ずっと
前から気になっている道路がある。浜益方面から雄冬の断崖を抜け、
岩尾温泉をやり過ごすと、増毛市街に入る手前に、「歩古丹」という
場所がある。かつてはこの地点から山越えで増毛に向っていたのだが
難所であり、冬期の積雪によりこの区間が通行不能になることから、
新たにトンネルが建設されるに至ったのである。これが現在の「大別
苅トンネル」だ。このトンネルが建設された経緯は、この記事を参照
されたい。
さて、大別苅トンネルの開通とともに「旧道」は本来の使命を終え
廃道に近い状況になっている。2007年に通行を試みようとしたのだが
ゲートが閉鎖されていた。もう通行することはできないのだろうか。
2009年10月。この地を走行する。そして、例の歩古丹にさしかかる
と・・・。
開いている
思わず、旧道に車を進めたのは言うまでもない。そして10分ほどの
山越えで、増毛側(別苅)のポイントに到着した。6年ぶりの走行に
なるのだが、道路の状況は依然として良好であったのには驚いた。
国道 231号線 別苅にある「旧道」の分岐点
さて、この山越えの道(国道 231号線の「旧道」)には名前がつけ
られているのだろうか。車から降り、付近を探索してみた。ほどなく
ひとつの看板を発見することになる。
「増毛山道」の通行に関する看板
この旧道は「増毛山道線」と呼ばれていることを今回の調査で確認
できたのである。
【北海道】増毛山道線
■走行日 :2009年10月10日
12時30分~12時45分
■天候 :曇り
■気温 :14℃
■ひとこと:それほど荒れていないのは通行量が皆無だからか
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