【映画"HELP!"で'YOU'RE GOING TO LOSE THAT GIRL'をレコーディングするシーン】
「恋のアドバイス」か・・・なるほど
"HELP! "の収録曲。ビートルズの2作めの主演映画"HELP! "の中で
の「レコーディング・シーン」が印象的だった。
このシーンは、実際にはトゥイッケナム・フィルム・スタジオの中
に作られた「架空のレコーディング・スタジオ」で撮影されたもので
ある。実際は、1965年 2月18日にレコーディングされた。同日には、
ボツになった'THAT MEANS A LOT'も収録された。またオーバーダブで
ポールが"STEINWAY"のグランド・ピアノを、リンゴがボンゴをそれぞ
れ演奏した。
サウンド的には「ポップ・バラード」である。「E」のキーで淡々
と曲が進むが、サビでは「G」に転調する。ここらへんの展開がビー
トルズの「すごさ」だ。サビの最後の部分'What else can I do'で、
コード「C」→コード「F」と進行させ、何気なくまた「E」に戻る。
これは、もう神業だ。
そして、怒涛のごとくジョージのソロに突入。ストラトでPUポジ
ションは、センターだろうか。「チョーキング」と「タイム奏法」を
駆使している。'A HARD DAY'S NIGHT'でもタイム奏法を駆使したが、
その時は16分音符であり、最初は余裕がなかったようだ。今回は、
8分音符であるためか、安定しているように感じる。
ジョンのギターは"J-160E"であるが、珍しくアンプにつないでいる。
ジョンがアコギでリズムを刻むときは、アームの肘から指先の部分を
使いながら勢いよくストロークすることが多い。しかし、この曲では
リストを使いながら、軽くストロークしている。
リンゴのドラムは「オート・リズム」のようにフィル・インが少な
いプレイだ。彼の「ドラムに対するコンセプト」を忠実に守りながら
リズム・キープに徹する。まるで「メトロノーム」のような正確さだ。
「天然色(こういう表現はもう使わない)の映像」の中、立ち上る
紫煙の中でドラムを叩くリンゴ、1本のマイク("NEUMANN U-47")に
向き合いながらコーラスをするポールとジョージ、上部からのライト
ニングで顔に陰影をつくりながら歌うジョン・・・。レコーディング
シーンという設定の中の「映像」は、とても新鮮で格好よく感じた。
さらに、「スモーキー」なスタジオが「業界」を感じさせてくれて、
なかなかよい雰囲気だ。
この映画はカラーでしたし、演奏シーンもたくさんありましたからとても楽しめました。
だけど、この曲はどちらかというと好きな方ではない曲です。何故と聞かれても困るんですけど、そうるさんご指摘の転調のせいなのか、コード進行にあるのか、聴いていてすっきりしないんですよね。
いつもいつも温かいコメント
ありがとうございます。
それにしても
「テニス」
「八軒中央納涼祭り」
「大通ビアガーデン」
「青切符」
・・・
と縦横無尽のご活躍
恐れ入りまする♪
どうも。
どんなご意見でも大歓迎ですよ♪
そうですか~。
私はビートルズの楽曲に関して
「好き」とか「好きでない」と考えたことは
ありませんでした♪
貴重なご意見、ありがとうございました。(^^)
私もHelp!でのこのシーンはとても印象的で、
ビートルズが楽しそうで可愛く、また不思議な感じのする雰囲気が凄く好きなんです!!
この後でふりかかるリンゴの災難もまた面白いですよね(笑)
曲としても、掛け合いやハーモニーがキレイで大好きです(´∀`*)
記事にも書かれていらっしゃいましたが、本当にこの曲の転調の仕方はビートルズらしいですよね♪(o’u’o)
3度調に転調する辺りがビートルズ(笑)
調もE→G→C→Eと、無理もなく、本当に素晴らしいと思います!
こんにちは♪
"HELP!"ではいろいろと興味深いシーンが出てきますよね。
「カーリング」なんか、時代を先取りしているようですごい!
好きなシーンといえば
アルプスでの「スキー」のシーンです♪
4人が松明みたいのを手にして薄明かりの中を
滑降するシーンもよいと思っています。
実はスキーをするときって
なぜか'TICKET TO RIDE'が頭に流れてくるんですよ♪
「いや~、やはり映画っていいですね~。」