【写真:東京ビッグ・サイトを臨む 2010年07月27日17時06分撮影】
7月27日。東京ビッグ・サイトで住宅関連のフェアがあると知り
業界調査を兼ねて有明まで足を運びました。
やはり、ブームということもあり、太陽光発電関連の展示が目立ち
ましたね。まだ立ち上がりの状態なので、いろいろとトラブルもある
ようです。これからでしょう。
さて、新設住宅着工戸数ですが、2009年度は100万戸を下回
るようです。国土交通省が発表した季節変動調整済年率換算値では、
さらに80万戸を下回る(76万2000戸)ようです。これは単に
経済不況の影響のみではなさそうです。「住」に関する志向や考え方
に変化が出ている結果ではないでしょうか。
新築ではなく中古へのシフト。「中古住宅を購入し、リフォームに
よって快適に住める」と考える人が増加しているのかもしれません。
情報システム構築がよく住宅建築にたとえられます。80年代あた
りでは、それまでのオーダーメイドから「パッケージ」という既製服
を適用し「短期に安く安全に」(牛丼の吉野家さんの「早い・安い・
うまいの三拍子!」)情報システムを利用できるようになりました。
90年代の部品の再利用によるユニットの組合せ(テンプレート化)
そして、2000年代のSaaS/ASPの潮流はいわずもがなです。
住宅建築に関しても同様な流れになるのでしょうか。造る人の立場
からいえば、職人技を必要とする在来工法から、熟練していなくとも
熟練した人と同等レベルの品質が得られるユニット工法(住宅生産性
向上)。また、住む人の立場からいえば、新築住宅所有から中古住宅
所有へ。さらには所有ではなく利用へのシフト。自動車も所有から、
共同利用への傾向が窺えるようですね。
展示会場を歩きながら、ふとそんなことを考えました。
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