らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

948.競泳の水着問題に思う

2008-06-10 | 21.Sports
 競泳の「水着」が話題になっている。スピード社の「レーザーレー
サー」を着用した選手が続々と好記録を出しているからだ。研究開発
が進み、水着も進化している。「速ければ速いほどよい」のが競泳の
世界だ。こうなると、選手そのものの能力ももちろん大事なのだが、
それよりも、「用品の選択」如何で勝敗が決するのではないかという
懸念が先行してしまう。

 競技に参加する前に、選手は「公平な競技環境」を確認することに
より、競技そのものに集中できるのだと思う。今回の問題は競技環境
そのものを揺るがす点が懸念されているのだ。記録短縮に寄与すると
思われる用品を、日本の選手が北京オリンピックで着用できるのか、
できなのか、この時期にはっきりしていなかったのである。

 スポーツ競技における「公平性」とは何であろうか。一定のルール
均一の環境の下で競技は行われる。競技者は日頃鍛えてきた体と技を
駆使し、心をコントロールしながら相手に挑むのである。そのような
中で、競技の特性による差異こそあれ、各競技における「用品」の選
択の問題はパフォーマンスに大きな影響を与えている。ゴルフの「ド
ライバー」、陸上競技の「軽量シューズ」、ボウリングの「ボール」
・・・。しかし、これらは定められた「規格・基準」の中で認可され
た用具(製品)を選手が自分の意志で選択し競技に臨んでいるのだ。

 そして、6月8日。日本水泳連盟は、北京五輪代表選手が使用する
水着について、契約するミズノ、デサント、アシックスの国内3社以
外の水着着用を認める方針を、3社側からも同意を得たことを明らか
にしたのである。

 しかし、優れた用品を活かすのは、その人の能力あってのことだ。
現在のルールの下、公平性という名の下、用品の不安が解消されたの
だとすれば、競技力そのものにさらなる磨きをかけることに集中して
欲しい。



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