本日は、プロ野球セパ交流戦の「阪神vs埼玉西武」に注目しました。
試合は5回まで阪神メッセンジャー、西武帆足の投げ合いで0-0。
6回表西武がフェルナンデスのソロホームランで先制すると、その裏
阪神が頭脳プレイで西武の守備を翻弄し、「1点」をもぎとり同点と
しました。それまで連続37イニング無得点の阪神は、38イニング目で
ようやく得点をあげました。
試合はその後阪神ペース。しかし9回裏1死満塁という絶好のサヨ
ナラのチャンスを逸したのが大きく響きます。延長戦に入り、西武は
帆足からグラマンへ、阪神も小林宏がマウンドに立ちはだかります。
そして、1-1のまま試合は11回表に。
1死後、西武中島がレフト前ヒットで出塁。続く中村の時、阪神に
バッテリー・エラーがあり1死三塁になりました。中村凡退、フェル
ナンデス敬遠で場面は2死一塁・三塁に。ここで西武は代打に平尾を
送ります。さあ、小林宏対平尾の対決。
投球数 球種 コース 球速 結果 カウント
1 ストレート 内角低目 140km ボール 1-0
2 ストレート 外角低目 140km ボール 2-0
3 ストレート 外角中 ? ボール 3-0
4 ストレート 外角中 136km 見送り 3-1
5 ストレート 内角中 ? ファウル 3-2
6 ストレート 外角低目 141km ファウル 3-2
7 ストレート 外角高目 138km ファウル 3-2
8 スライダー 外角中 126km ファウル 3-2
9 ストレート 真ん中 136km ヒット
3-1からのファウル4球は実に見ごたえがありましたね。配球が
外角ストレート中心でした。リードは城島でした。小林宏はフォーク
を投げられますが、さすがにこの場面(三塁に走者がいる)では要求
しづらかったのでしょうか。1球目の内角低目のストレートは見せ球
ですが、平尾がファウルで粘ったことにより、その効果が次第に薄れ
ていったかと思います。5球目に内角へ投じたストレートを、平尾が
凡打しなかったところに勝負の綾があったように思います。
それにしても、この対決はいろいろな駆け引きが推測できて、実に
面白い勝負でした。名付けて「コバヒロ・チャラ尾の9球」でしょう
か。埼玉西武ライオンズは若い選手が多く、とかく「リーダー不在」
とこの数年言われ続けています。そのベンチの中で平尾選手のような
ベテランの存在はやはり大きいことをあらためて認識しました。
平尾博嗣選手、低迷するライオンズに気合を注入してください。
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試合は5回まで阪神メッセンジャー、西武帆足の投げ合いで0-0。
6回表西武がフェルナンデスのソロホームランで先制すると、その裏
阪神が頭脳プレイで西武の守備を翻弄し、「1点」をもぎとり同点と
しました。それまで連続37イニング無得点の阪神は、38イニング目で
ようやく得点をあげました。
試合はその後阪神ペース。しかし9回裏1死満塁という絶好のサヨ
ナラのチャンスを逸したのが大きく響きます。延長戦に入り、西武は
帆足からグラマンへ、阪神も小林宏がマウンドに立ちはだかります。
そして、1-1のまま試合は11回表に。
1死後、西武中島がレフト前ヒットで出塁。続く中村の時、阪神に
バッテリー・エラーがあり1死三塁になりました。中村凡退、フェル
ナンデス敬遠で場面は2死一塁・三塁に。ここで西武は代打に平尾を
送ります。さあ、小林宏対平尾の対決。
投球数 球種 コース 球速 結果 カウント
1 ストレート 内角低目 140km ボール 1-0
2 ストレート 外角低目 140km ボール 2-0
3 ストレート 外角中 ? ボール 3-0
4 ストレート 外角中 136km 見送り 3-1
5 ストレート 内角中 ? ファウル 3-2
6 ストレート 外角低目 141km ファウル 3-2
7 ストレート 外角高目 138km ファウル 3-2
8 スライダー 外角中 126km ファウル 3-2
9 ストレート 真ん中 136km ヒット
3-1からのファウル4球は実に見ごたえがありましたね。配球が
外角ストレート中心でした。リードは城島でした。小林宏はフォーク
を投げられますが、さすがにこの場面(三塁に走者がいる)では要求
しづらかったのでしょうか。1球目の内角低目のストレートは見せ球
ですが、平尾がファウルで粘ったことにより、その効果が次第に薄れ
ていったかと思います。5球目に内角へ投じたストレートを、平尾が
凡打しなかったところに勝負の綾があったように思います。
それにしても、この対決はいろいろな駆け引きが推測できて、実に
面白い勝負でした。名付けて「コバヒロ・チャラ尾の9球」でしょう
か。埼玉西武ライオンズは若い選手が多く、とかく「リーダー不在」
とこの数年言われ続けています。そのベンチの中で平尾選手のような
ベテランの存在はやはり大きいことをあらためて認識しました。
平尾博嗣選手、低迷するライオンズに気合を注入してください。
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それ以来、大事な場面でのフォークは使えなくなりました。
要求していないのか、首を振っているのかはわかりませんが。
9回ウラにサヨナラ負けしてもおかしくない内容でした。
しかし勝利と言う点では昨日の本塁打5本の大勝よりも、
今日のような試合を「取る」ことの方が選手が成長する
ような気がします。まぁベテラン平尾が成長することは
それほど無いにしても、ベンチで観ていた若手選手には
今日の平尾を範としてしてもらいたいです。
要求か拒否か。
このあたりは現場でないとわかりませんね。
それにしても、なぜあれだけ
ストレートが多かったんだろう。
「ストレートが来ている」と城島が判断したのでしょうか。
平尾、立派です。
上にあがり即このような仕事ができるのは
普段の努力(気持ちの持ち方も含め)の賜物でしょう。
ライオンズは個人としてはレベルの高い選手がいると思うのですが
チームとして戦う場合はまだまだです。
やはり、当面このような貴重なベテランに頼らざるをえないのが実情でしょう。