らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1868.ディスカッションの出来栄え

2010-12-17 | 61.Business
 本日、某研修に参画しディスカッションする機会を得ました。ディ
スカッションは、6~7名の参画者をファシリテータがリードする形
で進行しました。

 しかし、ディスカッションがうまく進行していないと参画者が感じ
てしまう雰囲気になってしまいました。途中の休憩時間に、参画者が
ファシリテータのいないところでファシリテータの進め方に対し疑問
をもつ意見を交わします。

 あれはファシリテートではないな
 進め方の全体が見えないね
 ひとつひとつの検討が浅いよ
 
 ディスカションがうまく進まない原因を、ファシリテータの進め方
に特定していますが、本当にそうなのでしょうか。そもそも、ディス
カッションするテーマ設定に無理はなかったのでしょうか。参画者に
与える事前課題の提供のしかたなど、準備段階に問題はなかったので
しょうか。また、参画者自身の主体性に問題はなかったのでしょうか。
ディスカッションの成功は、検討後に感じる参加者の満足度(検討の
結果が腑に落ちたものになる)で決定されますが、ファシリテータと
参加者とが検討するプロセスを一貫して観察する第三者(ディスカッ
ションのアドバイザ)の目線も必要です。

 ファシリテータとは話し合いの促進役とでもいいましょうか。ある
いは、グループで問題を解決していくシーンでの支援者とでもいいま
しょうか。必要なのは、参加者一人一人の想っていることを引き出し
表現できるようにお手伝いをすることです。そして、いろいろと出て
きた意見を、参加者間の合意形成を図りながらグループ全員で整理し
たり、そこから新たなアイデアを生み出せるように支援することです。
どのようなシーンでも、その場の「参画者(=当事者)の主体性」を
尊重しながらディスカッションに関与するスタンスを忘れてはいけま
せん。



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