【写真:「競技会」でいただいた「個人シリーズ 第一位」の目録】
競技ボウリングのハナシをします。
出身大学とライバル校との間の「競技ボウリング対抗戦」に参加し
ました。場所は東京都港区芝浦の「東京ポート・ボウル」です。準備
に尽力されましたK大学関係の皆様、本当にありがとうございました。
そして、現役諸君もお疲れ様でした。
国体を目指していた頃には、1ヶ月に 120ゲーム以上「競技会」で
投げ倒していたのですが、昨今では1ヶ月にやっと3ゲーム投げるか
投げないかという状態になってしまいました。「競技ボウラーとして
投げる」ことよりも、「一ボウラーとして、競技ボウリングの面白さ
をいろいろな人にいかに伝えるか。業界の発展に寄与できるか」。今
ではこのことが、わたしの主たる取り組みテーマとなっています。
早起きして参議院選挙の投票に出かけたのがよかったのでしょうか。
わたしの20数年の「競技ボウリング・キャリア」の中で、今までこの
手の競技会で「目立つ」ことはいっさい無かったのでしたが、今日は
・・・。
両校の現役ボウラー、OBボウラー合わせて50名ほどの参加でした。
3ゲーム・トータルで「覇権」を争いました。朝一番に行われたので
コンディションは「速め」。今日はリアクティヴとプロアクティヴの
2種類の素材のボールを持参しましたが、練習ボールでリアクティヴ
を使用しながらスピードを重視し投球すると、フッキングが安定しな
かったため、プロアクティブで「しっかり転がす」戦術を取りました。
1ゲームめ。右側10番レーンでストライク・スタート。第2フレー
ムに左側で6・10番を残し「左右差」を「実感」しました。その後、
ターキーで迎えた第6フレーム。左側でやはり6・10番を残しました。
第2フレームでやや内側に「落として」しまったのでそれを意識して
リカバリにいったところ、「抜けて」しまい6番を残してしまいまし
た。しかし、ここで切替えオール・ウェイで246。
2ゲームめ。フォース・スタートで迎えた第5フレーム。やはり左
側で3・6・10番を残しました。カヴァー・ボールを利用し真っ直ぐ
投げたのですが、少しふくらんでしまい3番を残してしまいました。
しかし、ここでも切替えが信じられないくらいに成功し、以降オール
ウェイで265。
場が騒然としてきました。2ゲームめを終了して511。「ここま
で来たのだから、3ゲームめで300出して800シリーズ出しちゃ
いなさいよ」と「変な激励」をされました。
「冗談を」と思い「ノー・プレッシャー」状態で3ゲームめに臨み
ました。すると・・・。第9フレームまであれよあれよとストライク。
途中で内側へ失投し4・6番が残るもピン・アクションで倒れてしま
う始末。これはひょっとすると・・・。
第10フレーム1投め。計算は頭の中でできていました。このゲーム
で289を出せば「800シリーズ」。もしも1投めがストライクで
2投め・3投めを9本カヴァーでいけば289なのです。・・・そう
頭の中に過ぎったのが身体に影響を与えたのですね。迎えるは、やや
不安定気味な左側のレーン。「3-3」でボックスに入っていたため
その時点で、10枚め付近のラインはオイルがかなり削れていました。
「さらに1枚中に入ろう・・・」。意を決しアプローチに立ちました。
後悔をしないように「大きく腕を振り切ろう」と投げたことが悪い方
に作用してしまいました。それまでせっかく「丁寧に転がしていた」
のに、肝心な場面でスピードがのってしまい、回転が不足してしまっ
たのです。結果は・・・。フッキングが奥になってしまい、無常にも
2・4・5番が。「あ~あ・・・」。ギャラリーは去っていきました。
ボウラーは他人の投球をよく観察しています。この時ほど「何を期待
されているのか」を感じながら投球したことはありません。だから、
期待に応えられない結果を出してしまった自分に対し、悔しい気持が
芽生えました。「よいパフォーマンスを魅せたい・・・」。結局この
ゲームは275で終了しました。
246・265・275で、3ゲーム・トータル「786」でした。
終わってみれば、800に2マーク届かず。その2マークとは・・・。
そうです。イージ・ミスの数なのです。ボウリングのスコア・メイク
の上で「スペア」がいかに大事なのか、あらためて認識した瞬間です。
やはり「スペア・ボウリング」。
ボウラーにとって、「300点」や「800シリーズ」はひとつの
目標です。その目標に到達できるための「機会」は、そう数多く訪れ
るものではありません。「本当に惜しかった・・・」。しかし、その
瞬間「一心不乱」に集中できた「ある種の達成感」が、わたしの競技
ボウリング・キャリアの中の1ページとして残ったのです。
また、頑張ろう。
振り抜くか、転がすか。
オイルが削れて曲がりやすくなった終盤ならではの葛藤だったのですね。
回転力が弱い&勝手にスピードが出てしまう球質を持つ約一名は、「きちんと腕を振り抜きつつ、しっかり転がす」という二律背反とも受け取れる課題に取り組みました。
我々のチームはチーム2位。ご存知の通り、チームでイージーミスを5つ減らせばチーム1位になるところでした。
私が犯したイージーミスは…確実に6つ以上有ります
左ピンの曲がり幅計算を誤った(対角線のライン取りのイメージが掴めなかった)のが2回、左ピンの失投が2回。右ピンの失投が1回。ノーヘッドのカバーミスも1~2回。
ハイスコアなときほど「スペア・ボウリング」が大事だということが、本日の共通見解ということで。
やはり、「集中力」ですかね‥
次元が違いますね。
「800シリーズ」と言う言葉を初めて知りました。
次回、達成して下さい。
とにかく、おめでとうございます。
(投球数が少ないから肉体的にはあまり疲れてないかも…)
それにしても御見事でした。
転がさなくちゃいけないと分かっていながら、ブンブン投げて失敗していた自分が情けない感じです。
話はガラっと変わりますが、今回の参院選の結果キーワードは「世代交代」ではなかったかと思います。
我らの業界も、投げる方はともかく、プロデュースする側の人間の世代交代が必要です。
その意味でも、2日の懇談会を意義深いものにしたいものです。
あまり飲み過ぎないようにしますので(ホント?)、よろしくお願いします。
>オイルが削れて曲がりやすくなった終盤ならではの葛藤だったのですね。
3ゲームめの10フレの第1投。
転がす場合、ある程度幅をとる必要があったのです。
そうすると10ピンが・・・怖くて。
だからタテ回転を強くして直線的なラインをとる
選択したのですが、すっぽ抜けてかつ
スピードがのってしまいました。
しかし、3人チーム戦のインターバルの中で
このような結果を出せたことに満足しています。
>左ピンの曲がり幅計算を誤った
これは一時期、ハウスコンディションで多く見られた
ライト&ショートに慣れていると
最初は戸惑いますね。
ちょっと中のオイルが厚かったり長かったりすると
抜けてしまうことが・・・
わたしは今でも苦しんでいます。
追伸:
この2連戦。川とブキャナンにやられました。
やはり「心技体」とはうまく言ったものだと思います。
うまくいくときは
ある程度の引き出し(技)を
うまく引き出せる余裕(心)が生まれ
その指示命令に(体)が柔軟に反応できる
のですから。
次回、頑張ります。激励、ありがとうございました!
お疲れ様でした。
とにかくD先輩が元気にお投げになっているので
それだけで大感激でした。
>(投球数が少ないから肉体的にはあまり疲れてないかも…)
それでも中1日ではきついかもしれません。
8年前のように
朝、新杉田で4ゲーム
昼、ポートで8ゲーム
夜、新杉田で4ゲームという離れ業(!?)は
さすがに・・・。
>我らの業界も、投げる方はともかく、プロデュースする側の人間の世代交代が必要です。
ボウラーが活躍できる「場」、観てくださる人が
いらっしゃるから、自分を磨いていく。
こんな流れを起こせたらなぁと思っています。
2日、楽しみにしております。
よろしくお願い申し上げます。