【RINGO STARR (1966.08)】
7月7日。七夕です。そして本日は元ビートルズのリンゴ・スター
氏の69回目のバースデイです。
1962年 8月18日。リンゴは、人生のひとつの分岐点を迎えました。
バーケン・ヘッドのホーティカルチュラル・ソサエティのパーティに
集まった 500人ほどの観衆の前で、リンゴはビートルズの正式なメン
バーとしてデビューしました。今から思えば、それは確かに輝かしい
瞬間でした。しかし、それはまた「嵐の前の静けさ」でもありました。
翌日の 8月19日のこと。ビートルズはキャヴァーンで演奏しました。
リンゴと3人がキャヴァーンに現れると、たちまち暴動に近い騒ぎが
起こりました。「ビートルズをクビになったこと」を知ったピート・
ベストのファンが怒り狂い、ビートルズに対して一斉に罵声を浴びせ
たのです。リンゴはこの「攻撃」を努めて無視しましたが、彼のビー
トルズ入りを強く推薦したジョージは、この時にピートのファンから
顔面に強烈なパンチをくらってしまいました。そのアザは 9月 4日の
レコーディング時に撮影された写真で確認できますね。
さらに3日後、ITVの番組『ノウ・ザ・ノース』のクルーがキャ
ヴァーンに重く大きなテレビの機材を搬入しビートルズの演奏する姿
をフィルムに収めました。この時に演奏された‘Some Other Guy’の
オープニングの終わりのあたりで「ピートを出せ!」という叫び声が
記録されています。リンゴは嘆きました。
みんなピートが好きなんだ
なぜハンサムなメンバーの代わりに
不細工なヤツを入れる必要があるんだ?
リンゴは、この時にまばらなアゴヒゲを剃り、10年間続けたヘアー・
スタイルをモデルチェンジし、前髪をたらしました。
顔にアザを作ったジョージはこのようにコメントしました。
初めの2~3週間は難しいだろうけれど・・・
みんなすぐにリンゴを認めるようになると思うよ
ビートルズそのものを見放すのならともかく、ファンとしてはこの
状況を受け入れるほかありませんでした。そして・・・。ジョージの
「予言」どおり、1962年11月頃にはリンゴの歌をリクエストする声が
イギリス中に響きわたったのです。
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少々大げさな表現ではありますが、
B4ファンにとって“星”になったメンバーは「神」。
現世で人生を永らえているメンバーは「現人神」です。
たとえ菜食主義者でも狭心症になり得る、それが現実です。
P&Rの両氏には今更ながらですが、ファンとしては
表題のとおり祈念するするものであります。
星はスター☆!
スターはリンゴ♪
疾風のごとく駆け抜けた時代の出来事を
地の民に語り継いでいただきたいですね。
P&Rのリズム隊