【SINGLE 「恋人達のペイヴメント c/w ロールオーバー・イエスタデイ」】
“ALFIE ”“Alfee ”“ALFEE ”そして・・・、“THE ALFEE ”。
グループ名を変えてきた「アルフィー」(と敢えて表記させていただ
きます)ですが、彼らを知ったのは、研ナオコさんのバックバンドを
務めていた時代でした。日本テレビの歌謡番組で彼らを偶然見かけた
のがきっかけです。
その後、“ALFEE ”の時代の1983年 6月。彼らは「メリーアン」で
大ブレイクしました。わたしが彼らの曲をよく聴いたのは、「メリー
アン」から1985年 2月の「シンデレラは眠れない」だったかと記憶し
ています。「恋人達のペイヴメント」は、中でもわたしにとってイン
パクトのある曲です。「メリーアン」「星空のディスタンス」そして
「STARSHIP-光を求めて」とは異なった趣を感じさせる曲です。彼ら
からは全体的に「ビートルズ・テイスト」(「恋人達のペイヴメント
のカップリングの曲名が「ロールオーバー・イエスタデイ」!!)を
感じますが、この曲からは、「クィーン」の雰囲気もまた感じます。
そして、「歌曲」的な要素も・・・。
彼らの魅力である「3パート・コーラス」は「恋人達のペイヴメン
ト」においても、縦横無尽に展開されています。高見沢俊彦氏のハイ
トーンも当時びっくりしたものです。ザ・タイガースの加橋かつみ氏
クリスタルキングの田中昌之氏のハイトーンとはまた異なったオリジ
ナリティを持ち合わせていますね。
晩秋から初冬にかけて・・・。聴きたい一曲です。
◇◆◇
THE ALFEE の坂崎幸之助氏は、熱烈なビートルズ・フリークですが
とりわけ、氏のジョン・レノン好きは有名です。坂崎氏が以前、ビー
トルズとの出会い、ジョンの魅力についてこのように語っていました。
僕は小学校4年生だったんですけど、兄貴と一緒にガンガン聴いて
いました。だから小学校3年間はビートルズ漬け。6年生で初来日
ですよ。でもライヴは行けなかった。その時はビートルズは不良の
音楽でしたからね。
ライヴをやらなくなったのが '67年くらいでしょ。その辺からアル
バムが聴けなくなった。リアルタイムだと『ラバー・ソウル』まで
なんですよね。それ以降は理解できなかったんです。
ビートルズはジョン・レノン。だからビートルズが解散してジョン
が平和運動とかやってるのに関して僕は全然興味がなかった。僕は
ジョンのすごい歯切れのいいサイドギターと、かすれた感じの声が
大好きだった。でも、ポールの声がないとダメなんです。だから、
ソロは、あんまり興味がなかった。でも、久々に出した『ダブル・
ファンタジー』を聴いてね。あれは平和運動というよりはラヴソン
グや優しい曲が多かったから。それで、「ウーマン」とか「ビュー
ティフル・ボーイ」とかいいなあって思って改めて聴こうと思った
矢先に、撃たれちゃったんだよね。
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