【写真:函岳山頂のレーダー 2011年08月29日17時30分撮影】
表題の「美深歌登大規模林道」は、通称「道北スーパー林道」とも
呼ばれている、ライダーたちが走破を目指す林道の一つである。この
林道は、「町道加須美峠函岳線」とのセットで走破することにより、
その魅力が倍増する。
今回の通行は何度目になるだろうか。最初に走破したのが2004年の
ことであるが、林道そのものを詳細に紹介するのは、今回が初めてに
なる。それでは本題に。
過去の走破はいずれも歌登側からの進入であった。今回も同様だ。
道道 120号線旧道の分岐点を直進する。林道のスタートだ。しばらく
舗装路が続いたのちにダートに。フラットな土ダートである。
美深歌登大規模林道・歌登側1
最初の通行の際にひどいめにあった。某ツーリング情報誌に「約7
Kmで三叉路となりもっともすんなりと走れる左側の林道へ進む」と
あったのだが、ここだと思った三叉路をそのように進んだら、やがて
道なき道となり、最後には沢に突入するありさま。「これはいくら何
でも違うよな」と引き返すのも一苦労な経験を味わった。この年は、
このロスタイムのため、函岳へ向かうことができなかった。
美深歌登大規模林道・歌登側2
それはさておき、徳志別川に沿って林道は進む。対向車とは滅多に
遭遇しないが、そう思った途端・・・「出会い」。幸いなことに離合
可能なポイントが直前にあったのでバックして交換する。最初の頃は
ドキドキしたものだが、ずいぶんと慣れたものだ。
美深歌登大規模林道・加須美峠直前
やがて、S字のブラインド・コーナーが増え、高度も増していく。
そして、展望が開け加須美峠に到着した。
加須美峠・函岳レーダー道路入口
「函岳レーダー道路」が通り抜けできないために、このまま直進し
てしまうライダーも多いと聞く。しかし、ここはひとつ、函岳へ足を
運ぶことをお勧めする。函岳の絶景はもちろんのことであるが、その
途中の林道も景観の変化を楽しむことができ、いろいろと奥が深い道
なのであるのだから。
景観の変化。そうである。はじめは針葉樹林帯を道は進むのだが、
やがてクマザサやハイマツの群生地の中を進むようになる。ちょっと
車を停めてみよう。
町道加須美峠函岳線から函岳山頂を望む
遠くに函岳のレーダーが聳えているのが見える。今回は生憎曇天で
あったが、夏の日の晴天の中の風景を想像していただきたい。
函岳山頂は意外と遠い。さきほどの地点でレーダーを見たのだから
ほどなく到着すると思いきや、これがなかなか辿りつかない。これが
面白い。とか何とか言っているうちにフュッテがある広場に到着した。
函岳山頂の広場
函岳からの眺望については別途ご紹介することにしよう。
また、加須美峠から美深側の道は比較的広く走りやすいことを付記
しておく。
【北海道】美深歌登大規模林道+町道加須美函岳線
■走行日 :2011年08月29日
15:30~19:00
■天候 :くもり
■気温 :16℃
■通行回数:3回目か4回目
■ひとこと:50Kmを超えるロング・ランは魅力的!
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小生は(まぁご存知でしょうが)それらを列車の車窓から眺めますが、
クマザサ・フキ・白樺は北海道らしい植生だなぁといつも感じています。
車窓を流れる緑景色は、ある意味で贅沢な時間を演出してくれます。
列車からの風景(植生を鑑賞とまではいきませんが)も大好きです。
ハンドルを握っていると
ときたま列車と並走することがあり
車窓越しに手を振っている方が見えたりして
ほのぼのとした気分になれます。
白樺はよいですね。
しかし、夏の北海道では「エゾニュウ」とよく出会います。
これがちょっと不気味でして・・・。