【ヒゲダンス】
「オゥイ~ッス! 声がちぃさぁい!!」
「エヘッ、カトォちゃんでごじゃいますよぉ~」
「なんだ、バカヤロ」※
※荒井注のセリフを、志村けんが引き継ぐ。荒井は「バカヤロ!」
と強面風。ヒットを飛ばした「ディス・イズ・ア・ペン」に通じ
るものがある。いっぽう、志村は「バカヤロ~」となよなよ風。
後期は「なんだ」というよりも「あんだ」という感じであった。
かつてお化け番組があった。ドリフの『8時だヨ! 全員集合』で
ある。毎週土曜日、あれだけのバラエティ番組を「公開生放送」して
いたのである。当時はあまり意識しなかったのだが、企画からリハー
サルへと、準備にかかるエネルギーは尋常でなかったであろう。もち
ろん、本番は言わずもがなである。
記憶に残っているコーナーを少し。
1.ちょっとだけヨ
舞台が突然暗転し加藤茶にピンク色のスポットが。バックにピアノ
で「タブー」のイントロが流れる。「チョッ・・・トだけヨ」「あん
たも好きね」というあれである。ハゲヅラ・牛乳瓶のような丸眼鏡の
時はいっそう強烈であった。毎週「その瞬間」を待ったのは、私だけ
ではないはずだ。当時小学生の移動教室で、クラスごとに出し物を演
じるカリキュラムがあったのだが、その場でこれを堂々と「やった」
やつがいた。そいつは後に東京都で野球の強いN高校に進学し、あの
甲子園に出場した。
2.カラスの勝手でしょ
舞台下から「カラス」が差し上げられる。「カァ~」とカラスの泣
き声。志村けんが「さんハイッ!」と会場の子供達に向って指揮をし
ながらみんなで歌う。「カ~ラ~ス~なぜなくの~」「カラスの勝手
でしょ~」・・・。今、冷静に考えるとベタであるが、当時は大受け
であった。F高校の演奏会で「七つの子」を舞台で演奏した。その時
指揮をしながら不謹慎にもこのコントを思い出してしまった。熱心に
感情をこめて歌うみんなをみて余計「吹き出し」そうになった。顔に
出ていたと思う。
3.ヒゲダンス
志村けんと加藤茶が、ダブダブのタキシードに口ヒゲの姿で登場。
このいでたちは、「チャップリン」を彷彿させる。「片方がリンゴを
空中へ放り投げて、もう片方がそれを剣の先に刺して受け取る場面」
をよく披露していた。成功すると両手の振りが大きくなり、失敗する
と、しおらしく両手を上下させる。この対比がけっこう面白かった。
後に、BGMを携帯電話の着メロに採用した。電車の中で不注意にも
マナーモードを解除した状況で着信してしまった。「・・・」。
4.ドリフ少年少女合唱隊
オルガンが鳴り響く舞台。
Ave Maria, gratia plena,
Dominus tecum, ave Maria,
オルガンが終了。ピアノで
「ジャン(Ⅰ)、ジャ~ん(Ⅴ)、ジャンン~(Ⅰ)」。
司祭の長さんを中心に、ゲストがまじめに歌う。と思いきや、中盤
から怪しげな展開に。「早口ことば」をやっていたなぁ。ブルージー
なノリで「生麦生米生卵~イェ~」・・・。意外と演歌歌手が上手か
ったと思う。
家族揃って、毎週欠かさず見てました。
最高のエンターテーメント。老いも若きも、男女問わず、あらゆる世代が一緒に楽しめる娯楽番組でした。
今後この番組を抜くテレビ番組は出てこないでしょう。それ程までの大衆に受け入れられた番組でしたね。
ドリフって本当におもしろかった。
今こんな番組できるのかな…
GW、いかがお過ごしでしたか?
ドリフってそういえば
あの「1966年日本公演」の前座に
出ていたのですね~。
廊下で誰かの楽器にぶつかって
「ゴ~ン」と鳴り響いていたそうです。
たしか
長さん:ベース(フェンダーのジャズベ)
カトチャン:ドラム
仲本:ギター
ブー:ギター
荒井:キーボード
だったと記憶しています。
まいどです。
東北はいかがでしたか?
>アドリブがなくて、全部台詞どおりでやってたってのがすごいよなぁ
あの多忙な中(たぶん)で
いつリハーサルしていたのでしょうね。
>ドリフって本当におもしろかった。
『全員集合』に加え『ドリフの大爆笑』
と来たもんだ♪
キャンディーズがハゲヅラ+丸眼鏡で登場した時は
激しくワロタ。
「ここまでやるのか~」
火事(ボヤ騒ぎ)もありましたね。
はじめまして。コメントありがとうございます。
志村さん、心配です…