【SINGLE 「KOBE」】
1980年代の前半、「ダンシング・オールナイト」のビッグ・ヒット
で一世を風靡した『もんた&ブラザーズ』。リーダーのもんたよしの
りさんは漢字で「門田頼命」と書きます。
もんたよしのりさんは、1971年に「この足の鎖ひきちぎりたい」で
ソロ・デビューを果たしました。その後、1980年にもんた&ブラザー
ズを結成し、あの「ダンシング・オールナイト」を発表します。その
後も「赤いアンブレラ」「DESIRE」と数多くのヒット曲を生み
出しました。1983年には、大橋純子さんとのユニットで「夏女ソニア」
をリリースし、話題になりました。なんといっても、もんたさんの、
あの「歌いこんだヘヴィーなトーン」に強いインパクトを感じたもの
です。
もんたさんは神戸市の出身です。それを知ったのはこの曲を聴いた
後です。今でも、伊丹空港から離陸するときに見える街と港を見ると
思い出します。この曲とは・・・
「KOBE」。
恋に傷つき異国へ旅立つきみ。それを港で見送るオレ。人ごみの中
でオレはきみの名を叫ぶけれど、その声はきみには届かない・・・。
やっとデッキに佇むきみを見つける。きみはオレの存在に気が付かな
い。夜明けの霧の中をきみを乗せた白い船が出て行く・・・。
「KOBE」は、1982年 3月10日にリリースされました。E♭マイ
ナーのボサ・ノヴァのリズムにのせて、オレがきみに対する悔やみき
れない気持ちを切々と歌います。ガット・ギターのカッティングと、
もんたさんの「トーン」がこの曲には絶対に欠かせません。
この曲は「夜明け」の情景ですが、KOBEのイメージとして港の
夜景をどうぞ。
神戸港の夜景
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