【写真:サロベツの「いつもの場所」 2011年08月28日17時30分撮影】
帰ってきた。
そんな表現が似合う場所。サロベツ。
今年も早朝の苫小牧から北上すること8時間。陽がやや西に傾く頃
この地に到着する。天塩川大橋を過ぎると、目の前が大きく広がる。
なんて雄大なロケーションなんだろう。
音標の風力発電のプロペラ群を過ぎ、稚咲内に入る。唯一の信号機
で停車。青シグナルととともに前進すると、人工物はさらに減少する。
ほどなく「いつもの場所」が見えてくる。あたかも「歓迎のゲート」
のような標識が「お帰り。よう来たなや」と言っているようだ。
「稚内39Km 抜海23Km」
車から降り簡単に挨拶をすます。言葉はいらない。その周辺はあい
変わらずの風景が広がる。悠久なるかなサロベツ。
転じて反対の視点で観てみよう。今来た道を。
サロベツ「いつもの場所」で逆方向を望む
近づいてみよう。
「天塩29Km 稚咲内 4Km」
プロセスを振り返るのは大事なことだ。
そして・・・。利尻富士。今年は少しだけ機嫌が悪いようだ。最初
雲に隠れて姿を見せてくれなかったが、次第に顔を出してくれた。
やっと会えたね「利尻富士子ちゃん」
ありがとう、利尻富士。ありがとう、サロベツ。
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小生は列車党なので「抜海~南稚内~稚内」のイメージが
大きいのですが、北海道の駅間は実に長い。
利尻富士、車窓からの撮影も何度となくチャレンジしたものです。
地図で確認してみると
抜海~南稚内間で宗谷本線が道道 106号線と並走し
利尻水道に近接する区間があるのですね。
昔、6月下旬に急行利尻に乗車し午前6時前にこの付近の風景を車窓から眺め
とても感動したことがあります。
そのときのシルエットは今でも脳裏に焼き付いています。
ん?道内でおなじみの路肩を示す“↓”標識が無くスッキリとしていますね。
若い頃の渡道時にはその道路標識の意味がわからなかったものでした。
今ごろ・・・
このあたりは西からの強風が吹きつけ
やがて降雪が・・・。
道路標識も「潮」がずいぶんと付着していました。