らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2301.投手の投球フォーム10項目

2012-02-23 | 22.Bowling
 以前からボウリングのボウラーとベース・ボールの投手の「体の使
い方」にいくつか共通点があると思い、この場でも、いくつか私見を
紹介させていただきました。

 このほど、日刊スポーツに掲載されていた小谷正勝氏執筆のコラム
を読みました。読後・・・。やはり。ご紹介しましょう。映像を参照
しながら引用文の内容をご確認ください。また、比較することにより
ボウラーの方の参考になれば幸いです。


■33年ひと筋 名投手コーチ 小谷の指導論⑥
 (2012年 2月17日 日刊スポーツ)

【引用開始】

 1.始動する前、まず目標の確認が大切。的は小さく、点で絞る。
   点で絞る意識を持てば動作を急がない。

 2.目標を確認したら、軸を作っていく。右足かかとを90度内側に
   回転させ、プレートを踏み替える。かかとが着地したのを確認
   してから、左の「フリーフット」をゆっくり押し込みながら上
   げ始める。自然と左腰~上半身にねじりが入り、左肩は捕手の
   方向を向く。右足の膝は伸びている。

 3.右足に全体重を乗せ、右足の裏、膝を利用して左のフリーフッ
   トを上げる。爪先、膝ではなく、足と腰の付け根から上げる。
   体力測定の踏み台昇降の要領で。

 4.左足を上げきった時、両手の位置がヘソ付近か。多少の上下は
   いいが体のセンターラインを外さない。

 5.横から見て右の爪先、膝頭、頭の3か所は、「串」が刺さった
   ように縦1本か。特に右膝で力感を保ち、バランスよく「やじ
   ろべえ」の形に入れているか。やじろべえの軸は真ん中だが、
   投球の場合は「串」のラインが軸となる。プレート板のに着い
   ている軸で、捕手の方向へ力強くジャンプできればOK。

 6.作った軸の平行移動が始まる。移動に合わせ、グラブと球を持
   った両手が、ほんの気持ち遅れて「割れて」いく。その時、両
   手親指の位置関係に注目。上から→下→上へと動き、左右対称
   に割れていく。くす玉がカパッと割れるイメージ。力まず、速
   く割る。

 7.軸が移動する時、右股間節の付け根、右膝は開いていないか。
   左肩はここで開いてもいい。右胸と右肩は、開いてはいけない。

 8.軸が移動する時、ボールを持つ右手首は、右足の膝付近まで下 
   がっている。

 9.軸が移動する終盤、フリーフットの左膝がタイミングよく伸び
   る。着地の瞬間、捕手から左足のスパイクの歯が一瞬見えれば
   ベスト。見えれば、始動から順序よく動作している。

10.ボールを保持している右腕が、体に巻きついてトップに入って
   いるか。その時、肘は肩の高さまで上がっているか。グラブは
   目標の方向へ向いているか。後は振りぬくだけ。ヘッドが走る。

【引用終了】


 いかがでしょうか。ボウラーのアプローチ上の動作と比較させ考察
するのも一考かと思います。アプローチに上がったボウラーが、何を
どのように考えてから投球動作に入るのでしょうか。そしてリリース
ポイントに至るまでの各ポイントの動作が、どのようになっていれば
よいショットが生まれるのでしょうか。

 うまくなるために、研究することは尽きませんね。





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