らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2300.TWIST AND SHOUT

2012-02-22 | 12.THE BEATLES
 ‘Twist And Shout ’。バート・バーンズが「メドレー=ラッセル」
という別名を使って書き上げた曲です。1962年 5月に、アイズレー・
ブラザースが発表したのがオリジナルですが、カヴァーしたビートル
ズの出来栄えが秀逸で、あたかもビートルズのオリジナルのような感
があります。

 デビュー・アルバム“PLEASE PLEASE ME”にこの曲は収録されまし
たが、1963年 2月11日の「伝説のワン・デイ・レコーディング」での
ジョンの武勇伝は有名です。当初この曲はレコーディング・リストに
ありませんでした。予めレコーディングすべき曲数が彼らに告げられ
ていたのかは不明ですが(告げられていれば、あと1曲は何をレコー
ディングする予定だったのか興味があります。)、最後に1曲足りず
4人で話し合い‘Twist And Shout ’が選曲されました。

 ジョンはこの日風邪気味のところに「ハード・ヴォーカル」を炸裂
させたため、テイク1終了時点で彼のノドは限界に達していました。
ジョンは上半身裸になり、レコーディングに挑みました。これが語り
継がれている「ジョンの武勇伝」です。

 LPやCDの最後に「コホッ!」という音声が収録されていますが
これはジョンの咳払いの音でしょう。「ノドがいかれちまったぜ!」
というジョンの挑発的な叫びです。果敢にもテイク2を収録しようと
しましたが、彼のノドから音声を発することがもはやできなくなって
しまったのです。

 この出来のよいカヴァー曲は、デビュー当時から1965年あたりまで
ライヴのオープニングやエンディング・ナンバーとして演奏されてい
ました。但し、1964年あたりからは“TWIST AND SHOUT HALF”と呼ば
れる短縮テイクが採用されました。いきなり間奏から始める構成です。

 それにしても、ものすごいパワーですね・・・。あのパワーを再現
できるのは、やはりビートルズだけでしょう。






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4 Comments

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なんと! (タケチャン)
2012-02-25 23:56:29
もう35年以上、この曲のこのバージョンを愛してきて、少年のときにパワフルな曲を体全体で聞く衝撃と快感を与えてくれた歌声なのですが。
それこそずっとあのコホッがなにかは分かりませんでした。
らば~そうるさんは、何度も、私の長年のなぞをナチュラルに解明してくださいます。
返信する
ジョンの武勇伝 (らば~そうる)
2012-02-26 22:17:41
to:タケチャンさん

ありがとうございます。
TWIST AND SHOUTレコーディングの詳細を
2月26日の記事でご紹介しますね。
返信する
ちょうど今から50年前! (mensurazoirri)
2013-02-11 21:45:25
これから数年間は私たちB4ファンにとって
「~~50周年記念!」を楽しめますね(笑)。

ハイ、本日は歴史的な10曲レコーディングの日です。
これってやっぱり凄いですよ、若き力に敬服です。

ちなみに今21時43分です。
50年前、彼らは9曲までレコーディング完了。
さてあと1曲足りないけど、どうしようか…?

よし、この曲だっ!!
返信する
大トリ (らば~そうる)
2013-02-11 23:03:46
to:mensurazoirri さん

50周年、そして還暦・・・と楽しみは尽きません。

‘T&S’(こんな表記は熟されていませんね)は来るべきして
「そう来たか」ってな感じです。
あたかも最初からココでコレってな感じで。

そんな意味でも伝説的な雰囲気満載ですね。
返信する

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