らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1358.THANK YOU GIRL

2009-07-25 | 12.THE BEATLES
【SINGLE“THANK YOU GIRL c/w ALL MY LOVING”(in ITALY)】

 ‘Thank You Girl’は初期のビートルズのナンバーによく見られる
「快活なロック・ナンバー」です。UKでは第3弾のシングルとして
1963年 4月にリリースされました。この曲はB面で、A面は‘From Me
To You’。当初は、‘Thank You Girl’がA面でリリースされる予定
でした。この曲もよいのですが、やはり‘From Me To You’の「Gm」
の展開に一歩譲る形になるでしょうか。

 ‘Thank You Girl’を最初に聴いたのは意外なことにUS編集盤の
“THE BEATLES' SECOND ALBUM ”でした。中学生になりたての頃だっ
たかと思います。そこからは、エンディングなどで「エコーの効いた
ハーモニカの音」が聞こえてきました。その頃は、ビートルズの曲に
「いろいろなヴァージョンの存在」「モノラル・ステレオ編集の違い」
「シングル・アルバムの編集の違い」等、何も知らなかったものです
から、ただ漠然と聴いていました。‘Let It Be ’と同様に「異なる
ヴァージョン」を知り、そして聴いた時、ビートルズに対する関心が
さらに深まっていったのだと思います。

 ‘Thank You Girl’の制作過程をブートレッグなどで確認できます
ね。改めて気づいたのですが、この曲に関しては、最初のテイクから
曲の基本的な構成が固まっていたようです。しかし、歌詞については
徐々に修正されました。例えば

 最終:all I gotta do is thank you girl
 当初:all I wanna do is thank you girl

また

 最終:love that is too good to be true
 当初:love that seems too good to be true

 エンディングのリンゴの「ドラムソロ」(までいかないが)も当初
かなりバタバタしていました。バックのギターも、リズム・キープが
不安定でしたね。しかしそこはビートルズ。最後はカッチリと決めて
くれました。

◇◆◇

 冒頭の画像は、イタリア盤のシングルです。1964年にリリースされ
カップリングは‘All My Loving ’です。‘Thank You Girl’がA面
です。(Parlophon QMSP 16364)



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