らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

812.石野真子 「春 ラ!ラ!ラ!」

2008-01-26 | 11.Music
【SINGLE 「春 ラ!ラ!ラ! c/w 恋のジョギング」】

 共通一次試験を受験していた頃、1980年元旦にアイドル・石野真子
さんがリリースしました。タイトルは「春 ラ!ラ!ラ!」。

 石野さんのセリフで、曲は始まります。バックにはメロウなエレピ。
E♭メジャーです。

 
 あなたっ、恋してますか?
 石野真子です。
 わたしのおしゃべりと、そして、あたしの歌を
 あなただけにそっとお届けします。

 恋っていえば、初恋。
 いつまでたっても消えない、心を染めた人。
 空からすべり降りる、コバルトブルーの風の色。
 桜貝を耳にあて、遠くに聞こえる波の色。
 わたしの髪に触れてどこかへ逃げた・・・
 そう、春の陽だまりの色。
 

 そして、いかにもアイドルに相応しいアレンジのイントロに続き、

 
 春という字は 三人の日と書きます
 あなたと私と そして誰の日?
 

 意味深な歌詞であるにもかかわらず、この後カウベルをあしらった
「明るい」アレンジ。なんとも倒錯したサウンドです。アレンジは、
いかにも「ビクター音楽産業」らしい軽快さが出ています。

 この曲の詞の内容は「ものすごいシチュエーションだ」と言われて
います。巷のブログでは、その点について取り上げているものを多く
見かけます。「絶頂期の女性アイドル歌手にその内容を歌わせるのか」
と。しかし、ご紹介したセリフの部分を聴いてください。そのような
おどろおどろしい状況には縁遠い世界です。そう思っていながらも、
実現できるはずもない「仮想」なのです。いかにも無邪気な女の子の
姿じゃないですか。確かに思わせぶりですけれども・・・ね。

 思えば、石野さんの曲のタイトルには、刺激的なものが多かったと
思います。「狼なんか怖くない」「ジュリーがライバル」「失恋記念
日」。「春 ラ!ラ!ラ!」は、詩の内容に一瞬ドキッとしながらも
初恋の彼を思い続ける一人の女の子の姿がそこにあるのです。

 ちなみに、この曲のリズム・ギターの音を聴いてからというもの、
わたしは「コーラス」のエフェクターがむしょうに欲しくなりました。



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2 Comments

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Unknown (タケチャン)
2008-01-27 19:09:49
そんな台詞があったことは記憶に残ってませんでした。不思議に・・・

純潔さとHさの境界線ぎりぎりのところをつくところ
がアイドルの常套手段の一つでしたね。
ほんと思わせぶりですね。それに悩まされる高校生
も今から思えば純真なものです。
返信する
豊富な人材 (らば~そうる)
2008-01-28 23:32:08
to:タケチャンさん

アイドル。
1980年前後はまさにキラ星のごとく・・・でした。
1980年前は・・・
岩崎宏美、岡田奈々、榊原郁恵、大場久美子、
石川ひとみ、倉田まり子
(もちろんキャンディースにピンクレディも)

そして1980年を過ぎると・・・
岩崎良美、松田聖子、河合奈保子、柏原よしえ、
松本伊代、小泉今日子、堀ちえみ、三田寛子、
石川秀美、早見優、中森明菜・・・

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