500．連載５００回にあたり

【写真：天王洲アイル付近の「信号機」2007年03月17日18時46分撮影】

　記事の公開が５００件になりました。「これはひとつの通過点です」
とコメントするケースが多いのですが、今回わたしは、「通過点」と
いう語ではなく「交差点」という語を選択することにしました。

　毎日記事を書いているときに、ふと考えることがあります。信号機
で言えば「赤」もあり「青」もあります。では、なぜ「黄」や「全赤」
があるのでしょうか。この場でズバリ答えを出すことはしませんが、
皆様もお考えになってみてください。

　自分自身の中でも「浮き沈み」があります。「成功」もあれば「失
敗」もあります。いや、わたしの場合、そのほとんどが「失敗」です。
「失敗」体験をただ自省しただけでは「成功」につなげることはでき
ません。他者の意見を謙虚に聞き「なぜ失敗したのか」を考えた上で
「次回はこうするぞ」とポジティブに未来を見据える姿勢が必要だと
わたしは考えます。

　また、自分を取り巻く他者の環境があります。相手あっての自分、
客体あっての主体です。自分の状況がある状態のとき、他者の状態は
どうなのでしょうか。このことを常に考えられることは、簡単なこと
ではありませんが、重要なことだと思います。

　失敗だけでも成功だけでもない。ネガティブだけでもポジティブだ
けでもない。「人は常に不定な状態にある」のですね。

　「相手の話を聴くところからコミュニケーションは始まる。」
　「失敗体験を活かす感性があって人に価値を与えることができる。」
　「プライドを打ち砕かれるほどの挫折感を味わうから自信がつく。」
　「自分を省みるから明日を見据えることができる。」
　「事実にたどり着けても真理にたどり着けるとは限らない。」

　こんなことを天王洲アイル付近の「信号機」を見ながら思いました。
皆様、この場にお越しいただき、心から感謝いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　らば～そうる

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