らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2951.奥行臼駅跡

2013-12-04 | 01.Journey
【写真:奥行臼駅のホーム 2013年09月12日17時44分撮影】

 かつてそこには路線があり、列車が通っていた。

 1985年から1989年にかけて、北海道では相次いで路線が廃止された。
道東を駆け抜けた標津線もその一つである。標津線のある駅の遺構が
あるという。そこを訪れてみたくなった。 

 道東は根室の風連湖。その近くに、国道 244号線と国道 243号線の
分岐点がある。

 奥行臼

 この地に駅逓がある。かつてのJR標津線奥行臼駅があったところ
だ。JR? そうなのである。国鉄民営化に伴い、JRという時代を
そして、平成という時代を少しだけ生き、1989年 4月に静かに消えて
いったのだった。

奥行臼駅の駅舎


 駅舎がそのまま残されており、廃線当時の雰囲気を伝えてくれる。
引退してから、もう四半世紀が過ぎようとしている。そんな長い時の
経過がそこにあった。

 ホームに入ってみた。表示板の白さが夕闇迫るほの暗い中でさらに
際立って見える。

「奥行臼」表示板


 生まれてくるものと、ひっそりと消えゆくもの。その狭間に立ち、
今、そしてこれからという時を大事に過ごそうと思った。





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