【写真:バファローズvsライオンズの試合から 2007年05月20日15時38分撮影】
交流戦前の同一リーグチームとの最終戦。快晴の東京ドームで出か
けました。東京ドームといえば、讀賣ジャイアンツのフランチャイズ
球場ですが、本日はオリックス・バファローズの主催試合で、対西武
ライオンズ戦が開催されたのです。
日本ハム・ファイターズが札幌市へフランチャイズを移して以来、
東京ドームでライオンズがゲームを行うのは、交流戦以外では2003年
以来4年ぶりになります。かつてはこの球場で三塁側から左翼外野席
からライオンズ・ファンが埋まり、「AKD砲」の豪快な花火に歓声
をあげ、真っ青なビジター・ユニホームを身に着けた戦士達がフィー
ルド狭しと元気よく動き回る・・・。そんな姿がそこにありました。
東京ドーム・22番ゲート前
時代は移り、プロ野球、そしてライオンズを取り巻く環境が劇的に
変化しました。本日久しぶりに東京ドームの「22番ゲート」の前に
立ったわたしの心象風景は、そんな感じです。
左翼席に陣取ったライオンズ・ファン
当日券を購入します。内野席はなんと、「指定席S」(5,000 円)
のみの販売でした。恐るべし、オリックス球団。「動員軍団」で既に
圧倒していましたか。ちなみに、その日2階席は開放されていません
でした。ちょっと残念。わたくしは今回、ライオンズ・ベンチの後方
に陣取ったのですが、この「動員軍団」は「無料券をもらったんで、
なんとなくプロ野球を観に来た」という「中立層」がほとんどでした。
それでも、三塁側から左翼席にかけては熱心なライオンズ・ファンが
詰めかけ、「熱い応援」を繰り広げていました。そんなファンの姿を
観て、往年の東京ドームの「盛況ぶり」を思い出し感動しました。
今こそ力を結集しよう! ライオンズ・ファン!!
本日の先発メンバー
ライオンズは打線を変えてきました。固定しない1番・2番。他の
チームと比較して攻撃力に勢いが出ないのは「得点圏打率の低さ」の
問題もありますが、やはり「1番・2番の出塁率の低さ」でしょう。
ホークスの大村・本多(川)選手、ファイターズの森本・田中賢介
選手のように、固定し結果が出ているチームと比較すると「機能不全」
であることは明白です。チーム打率第1位、3番から6番打者が3割
以上の打率を残しているにもかかわらず、このような状況にあるのは
攻撃における以上の2つの要因が大きいと分析します。
今日の1番・2番はこれからライオンズを牽引していくだろう栗山
大島選手が務めました。しかし、頑張っている両選手には失礼ですが
この形は、わたしが望む「ライオンズ本来のカラー」とは程遠い組み
合わせなのです。やはりもう少し「粘り」を出せる選手がこの位置に
いて欲しいなと思うわけです。赤田・片岡選手の早期回復を祈ります。
「粘投」空しく敗れたライオンズ・ギッセル投手
ゲームのほうは・・・。バファローズ・ユウキ投手が、今シーズン
初先発。ライオンズは、ゴールデン・ウィーク明けの仙台で東北楽天
ゴールデン・イーグルス戦で喫した「痛い敗戦」以来、チーム状態が
低迷しています。特に打線は、一足お先に梅雨入り。7回2死まで、
ユウキ投手の緩急を織り交ぜた「巧投」に翻弄され、無安打無得点の
観るも無残な状態。ライオンズ先発のギッセル投手が、8回途中まで
2失点に抑えていただけに・・・。チーム状態の悪いときは「投打の
バランスが悪い」ですからね。2週間前の強いチームの姿はそこには
ありませんでした。これほどまでに変化してしまうとは・・・。
必死の立て直し・ライオンズ「円陣」も空回り・・・か
考えてみれば、ゴールデン・ウィーク明けの日程は選手達にとって
過酷であったと同情してしまいます。「プロなんだから。メジャーは
もっと過酷だぞ」というご意見は、ごもっとものことで・・・。5月
3日所沢でのゲームを終えた後、移動日無しで福岡でホークス3連戦
1日明けて仙台でイーグルス3連戦、1日明けて長野(主催試合)で
ファイターズ2連戦、1日明けて千葉でマリーンズと3連戦、そして
1日明けて東京でバファローズと2連戦。主催試合の2ゲームはある
ものの、地方球場開催のため、実質的にロードの生活が5カード13
試合で17日。5月上旬のバファローズ3連戦で3タテした際、この
日程に対する不安が少しだけ頭を過ぎりました。そして・・・的中。
さあ、気持ちを切り替えよう! 最終結果
【スコアテーブル】
2007.05.20(日) 東京ドーム 対オリックス10回戦
L 000 000 011 | 2
Bs 100 010 03X | 5
Lions 1 2 3 4 5 6 7 8 9
(8) 栗山 四球 三振 遊ゴ 四球
(7) 大島 右飛 三振 三振 遊ゴ
(6) 中島 三振 三振 右安 三振
(3) カブレラ 三ゴ 三ゴ 右飛 右安
(DH)和田 右飛 三ゴ 中安三振
(9) GG佐藤 三振 三振 右安
(5) 平尾 三振 遊ゴ
H4 高木 三ゴ
(2) 細川 三ゴ 右飛
H 貝塚
H2 野田 三ゴ
(4) 石井義 三振 左邪
H5 後藤 三振
Buffaloes1 2 3 4 5 6 7 8 9
(8) 大西 右本 二ゴ 中安 三振
(7) 村松 ニゴ 一ゴ 投ゴ 左安
R7 由田
(5) ラロッカ 右飛 三振遊ゴ 四球
(DH)ローズ 三振 四球 一ゴ 三振
(3) 北川 三ゴ 遊飛 中飛 左本
(9) 下山 三ゴ 右飛 三飛 投ゴ
(4) 後藤 右2 左飛 中飛
(6) 大引 ニ直 左安 三振
(2) 日高 中飛 右安 一ゴ
勝利投手:Bs ユウキ(1勝0敗)
敗戦投手:L ギッセル(1勝4敗)
本塁打 :Bs 大西4号
Bs 北川4号
盗塁 :L 栗山(9回)
盗塁死 :L 栗山(1回)
審判 : 山路(球),中村・津川・永見(塁)
試合時間: 2時間41分
観衆 : 24,280人
ライオンズ・ファンが集まる某掲示板では、最近のチームの戦いを
見て檄が飛びかっています。しかし、わたしの個人的な見解は「ここ
までよく頑張っているじゃないの。ライオンズ。」なんです。今シー
ズンのライオンズに対するわたしの評価は低く、順位予想もこの通り。
「お前、本当にライオンズ・ファンなのか?」と怒られそうですが、
仕方がありません。今年はガマンの年なのですから。皮肉にも、予想
した順位に近づきつつありますが、ここはひとつ底力を見せてほしい
ところです。
ただ、そのような今年の位置づけであっても、ライオンズに対する
期待はあります。首脳陣はチームを成長させるために、最低限の策を
考え選手に浸透させて欲しいし、選手達は自らやれることを能動的に
実行して欲しいと切に願っています。
さあ。交流戦が始まりますヨ。
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オリさんからきっちりといただいてしまいました。
宮内オーナー、ごきげんの2連戦でしたね。
大西、ローズ、北川が気持ちよさそうに
打っていましたよ。(やはり元近鉄勢か・・・)
ユウキの投球は見事でした。
みんな、三振か三ゴロですもん。
始球式のようなボールも2,3球投げていました。
以前は東京ドームによい思い出があったのですが
昨年といい今年といい・・・ぶつぶつ。
6月24日のリハーサルとしては酷でした。
西口が「回避」した時点で・・・
うう、まさかとは思いますが・・・
西口よ、そう思いたくない(^^)
小生はかつての対日ハム戦は41ゲートを愛用していましたが、
rubber_soul_jp様のルポによれば2階席は封鎖とのこと…
おそらく試合後の清掃にかける人件費削減の意味合いでは?
それでも24,280人の観衆とは、さすが“東京”でした。
(所用があり行けなかったのが残念)
さて交流戦です。
死に馬オリックスに蹴られたのはイタイですが、初戦のYB(ここも只今不調)はホームゲームということも
あり、ぜひ連勝したいところです。