【ALBUM “B-EACH TIME L-ONG”から】
大瀧詠一さんのアルバムを聴きました。CDを引っ張り出したら、
冒頭の画像のイラストがまず目に飛び込んできました。夏のリゾート
地の、紫外線がいかにも強そうなヴィヴィッドな風景・・・。「ああ
この画像こそ、大瀧さんの世界だな」と思わずしみじみ。
「恋するカレン」。イントロが始まりアコースティック・ギターの
16ビートのカッティングとともに、きれいなピアノの音が聴こえて
きました。そして、大瀧さんの「けだるそうな」ヴォイス。
君が彼の背中に
手をまわし踊るのを壁で見ていたよ
Eメジャーの爽やかなサウンドとは対照的に、あまりにも衝撃的な
出だしです。
振られるとわかるまで
何秒かかっただろう
切ない、あまりにも切ない・・・。好きな人に気持ちをうちあけた
のですが、期待通りにならなかったひとりの男性のもどかしさがここ
にあります。ひじょうにナイーブな男性の姿がそこにあります。
かたちのない優しさ
それよりも見せかけの魅力を選んだ
振られたぼくより哀しい
そうさ哀しい女だね君は・・・
このあたりへの見解は微妙なところです。「かたちのない優しさ」
「優しさ」とは何かというハナシになりそうですね。当時、男性像の
ひとつのイメージとして「優しさ」を前面に出す歌がけっこう多かっ
たように記憶しています。どの時代でも「優しさ」の根本は不変だと
思います。しかし今、この歌をあらためて聴いてみて、歌の中に登場
する「ぼく」が主張する「優しさ」と、「君」が感じる「優しさ」が
はたして同一のものなのか、非常に興味深いところですね。
・・・なんだか現代国語の授業のようになってしまいました・・・。
ともあれ、少し強めのリヴァーブ処理、残響の深いスネアの3連打
そして、流れるようなサウンド・・・。「恋するカレン」を聴いて、
25年前の夏の情景を思い出した次第です。はい。
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私このアルバム大好きなんです。
LPを何度も何度も聞きました。
なかでも、この「恋するカレン」が一番すき。
イントロが好き。ワクワクする。
で、歌の中身はというと、失恋ソング。
このギャップがまた…
カレンのお相手の彼はイケメンなのでしょうかね。
それとも、お金持ち?
女は色男と金持ちには弱いからねえ…
ちょうど、なんとなくクリスタルとか、そんな時代でしたから。
そして、ぼく。
ぼくは、お金もないし、イケメンじゃないし…
男気はあるんだぞっっ!って。
そして、カレン。
若いときはいろんな恋を楽しみたいの。
女王様の様に、極上の気分にさせてくれる人がいいわ…
って、ちょっと妄想してみました←おばさん。
やはりお持ちでしたか~。
うん、よかった、よかった♪(なにがっ!?)
で、やはりギャップを感じられたのですね。
わたしが持つ「カレンのお相手の彼のイメージ」は
「器用」「コミュニケーション上手」「敏感」・・・
そんな感じです。
よく仕事で“FIRST IMPRESSION”の話題が出ます。
恋愛と仕事を一緒にしてはいけないのかもしれませんが
重要な要素だとは思います。
そりゃ、悪いより良いほうがいいわけで・・・。
妄想、幻想、暴走・・・
この場でどんどんしちゃってくださいね♪