【写真:"TOCHIGI OPEN '98"の大会プログラム 2006年10月01日19時18分撮影】
わたしは東京ポートボウルの一会員としてボウリングを「楽しんで」
います。もちろんボウリングを競技としてとらえ、「うまくなりたい」
と常に思っています。また、月に一度田町ハイレーンで開催されてい
る「6大学OBリーグ」にも参加し、ボウラー間の交流を深める活動
もしています。また、神奈川県の新杉田ボウルに会員として籍を置き
JBCにも所属しています。もっともこちらのほうは、とある事情が
あり、今のところ活動を休止しています。
現在は仕事の関係で、月に10ゲーム未満しか(いや、月に10ゲ
ームもと言ったほうがよいですよね。前向きに。)投げていません。
ピーク時は、国体にチャレンジした1999年の頃で、その時は月に
120ゲーム以上投げていました。
その頃は厚かましくも、プロ・ボウリングのトーナメントに出場し
たりしていました。出場したのは、1998年の「栃木オープン」で
す。今回はその時の「印象」を書いてみようと思います。
プロの試合ということで「緊張」しまくっていました。練習ボウル
アプローチに上がるタイミング、レーン移動・・・など。確か予選を
2日に分け16ゲーム投げました。Aシフトであったので初日が平日
8時30スタートでした。二日目は13時30スタートでしたので、
会場の宇都宮第二トーヨーボウルまで、横浜から「通い」で参加しま
した。もちろん会社へは「休暇届け」を提出し承認を受けてです。
さて、スコアは・・・。
【予選前半8ゲーム】1998年10月15日(木)
199・217・190・203 T:809 + 9
199・148・144・185 T:676 -124
【予選後半8ゲーム】1998年10月16日(金)
186・205・158・225 T:774 - 26
231・182・182・149 T:744 - 56
今回、皆様に伝えたかったのは、同じボックスで入ったプロの皆様
「配慮」なのです。もちろん生活がかかっている現場へアマチュアが
ノコノコと参戦していくわけですから、「失礼があってはいけない」
という思いが先行するわけです。ましてやそのボックスに入ったアマ
チュア・ボウラーはわたし一人だけです。それだけで緊張します。
しかし、そんな気持ちは初日の投球前だけでした。同じボックスで
2日間ごいっしょさせていただいたプロ・ボウラーの皆様は、まさに
「プロ」でした。佐々木秀雄プロ、小山雅之プロ、井上浩幸プロ、そ
して長信之プロ。特に16ゲーム投球後に
「いいせんいっていたのにね。140連発がいたかったね。」
「スイングがもっとからだの中心に寄っていくとよくなるよ。」
とアドバイスをいただいた長プロ。ボールを拝見するとドリルやサム
ホールのベベル等、いろいろと工夫されたあとが・・・。
「ああ、道を究めようとすることってこういうことなのだな。」
と感服いたしました。その投球技術はもちろん、体力、集中力、そし
てコミュニケーションを中心とした「人間力」。このような振る舞い
ができるプロ・ボウラーのかたは、きっと指導力も兼ね備えていらっ
しゃるのかなと思うわけです。
最後に「これぞプロ」と感じた瞬間をご紹介いたしましょう。それ
は、予選の投球中、わたしの両隣のボックス間で起こった「出来事」
です。その時点で栃木を4回制していた関西のベテランのSプロが、
同時にアプローチにあがりかけようとした前年の全日本を制した関東
のSプロを睨みつけて牽制した「鋭い視線」に「プロ」を感じました。
やはり、「現場」で戦う姿はすばらしいですね。
◇◆◇
余談ですが、予選落ちしたわたしが車で会場を引き上げようとする
と、先ほど「鋭い視線」を浴びてしまったSプロが
「お~い、○○ちゃん。乗っけてってくれよ~。もう投げなくても
いいっていわれちゃったよ~。」
Sプロとはわたしが学生時代にアルバイトをしていた深川Aボウル
の時からお世話になっていたのですが、この前後を境に翌年から目覚
しい活躍をされました。「JAPAN CUP」にも出場されました。
ほんとうにうれしい限りです。
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