らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1493.用品の進化にプロも戸惑う

2009-12-07 | 21.Sports
 プロ・ゴルファーの丸山茂樹選手が、「ゴルフ日本シリーズJT杯」
で優勝しました。国内ツアーで10年ぶりの優勝とのことです。優勝
スピーチでは苦悩の日々を思い出したのか、目頭を押さえるシーンが
見られました。

 ゴルフの現代病

 丸山選手は1999年10月のブリヂストン・オープン以降、国内ツアー
でなかなか優勝できず、低迷が続きました。2004年終盤に、ようやく
スランプから脱出し自信を取り戻しました。スランプの原因は何だっ
たのでしょうか。本人曰く「ゴルフの現代病」とのことです。ゴルフ
クラブの王様「ドライバー」のヘッドの大きさは一定のものではなく
「流行」があるそうです。丸山選手は比較的小さなヘッドでゴルフを
覚えた世代です。しかし、昨今ドライバーのヘッドは大型化しました。
ゴルフ界では、これを「進化」と呼んでいます。ヘッドが大型化する
進化に丸山選手はついていけませんでした。ダウンスイングに違和感
を付きまとい苦しみました。

 丸山選手はどのように「ゴルフの現代病」を克服したのでしょうか。
彼は2つの対処をしました。一つめは、ヘッドの小さなドライバーに
戻したこと、二つめはショット方法を変更したことです。この対処に
より好調時の感触を取り戻せたとコメントしています。フルショット
からパンチショット風にすることで、フォローを低く取ることができ
トップから一気に振り下ろせるようになったとのことです。いわゆる
「気持ちがよいスイング」ができるようになったのですね。

 競技スポーツと用具の進化。他のスポーツでもその進化(変化)と
戦うアスリートは多いのではないでしょうか。丸山選手のエピソード
を知り、ふとそんなことを考えてみました。



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