【「しらけ鳥音頭」】
1980年代に『THE MANZAI』に代表される漫才ブームが始
まるまでの間、バラエティ番組を牽引していたのは「ドリフ」と「欽
ちゃん」であった。しかしどちらかと言えば、私はそれよりも「伊東
四朗」や「小松政夫」の雰囲気のほうが好きであった。当時よく見て
いたのが中学生の頃の『笑って! 笑って! 60分!!』と高校生
の頃の『みごろ! 食べごろ! 笑いごろ!!』である。
『笑って!~』のほうは、小松の親分さんと子分の伊東がずうとる
び、ハンダース、エバ(ゴールデン・ハーフ)にからんでいた。小松
がツッコミを入れられイジけてしまうと、伊東が「ほ~ら、親分むく
れちゃったぞ~」。その後イジケ小松を立ち直らせるために伊東が、
「ズン×8、こまつぅのおやぶんさん」と盛り上げると、小松が立ち
直り「ニンドスハッカッカ~、ヒギリキホッキョッキョォ~」と叫ぶ。
おまけに両手でメガネレンズ(?)のフレームを作り、「ガッチャァ
マンに負けるな、負けるなガッチャァマン」と一気呵成にたたみこむ。
これが「定番」であった。
『見ごろ!~』のほうは、着物を着たハハ伊東とガキ小松の親子の
コントである。「♪ツンツクツクツクツン」と筝曲「春の海」を伊東
が口ずさみスタート。頭にジャリッパゲズラの小松が、何かをやらか
そうとすると、伊東ハハのきびしい突っ込み。「ヒ~ハ~」と泣きの
ガキ小松。
この頃であろうか、アイドルがバラエティの中で「ボケをかます」
ようになった。そのベースは既に『シャボン玉ホリデー』や『8時だ
ヨ! 全員集合』にあったかと思う(『かくし芸大会』はあったが)
が、『見ごろ!~』ではキャンディーズがレギュラーでボケを連発し
ていたのである。バラドルのルーツはここにあるのだろうか。ただ、
言えることは『見ごろ!~』の時期、キャンディーズの人気が最高潮
に達したことである。
『ヤンヤン歌うスタジオ』のあのねのね・池田まさる(註)、『カ
ックラキン大放送』の堺正章・研ナオコも、アイドルのボケをうまく
引き出していたかと思う。
(註)池田まさる氏に関する的確な情報を収集できませんでした。
・・・・って続くギャグもありましたね。
「みごろたべごろ...」は私は中学生のときでしたが、土曜日に短縮授業が終わって帰ると、真っ先に見ていたのがこれでした。
これと「お笑いスター誕生」は土曜日のお笑いタイムの双璧でしたね。
で、小松・伊東ネタ。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/7287/w/dennsen.html
学校の休み時間によくやってましたね。定番ギャグ。ポカっと殴られて
「いてーな、いてーな、いてーな...」 と。
デンセンマンの中に入っていたのは、後に石原軍団の一員となる秋山武史氏(既に故人らしい)であることは、後になって有名になりました。
電線音頭もドリフの東村山音頭も、最初は発案者(伊東、志村)のアドリブから始まったような感じでした。いきなり即興で歌い始めたものの、立派な伴奏や合いの手の「ちゅちゅんがちゅん!」などは、ウケるとわかるや、番組が会を重ねるごとに脚色されて付けられて行ったのを記憶しています。
最近、デンセンマンはテレ朝の深夜(早朝)番組で復活してましたのを見ました。ちょっと嬉しかったです。(笑)
みごろ・・・で、共演していたキャンディーズは当時小学生~中学生だったこともあり、アイドルというより「コントとギャグのできる歌手」というイメージでしか見ていませんました。
しかしながら最近になって、彼女達の楽曲のクオリティの高さや、ロックもできるミュージシャンとしての評価が高くなってきたようで、私も遅まきながら映像やCDなど入手して見始めましたが、これがまたすばらしい!!
後追いファンといわれる、ONで知らないファンたちが作ったホームページも、ものすごいデキのところがありますので、是非一度ご覧になってみてください。
http://www.dougu.co.jp/candiesshow2.htm
http://www102.sakura.ne.jp/~csr/csr'smenu.html
http://candies.sound.co.jp/
などなど。。。
※話はそれますが、おはよう子どもショーのキャラ「ロバくん」の中に入っていたのは愛川欽也氏です。
まいどど~も♪
>「いてーな、いてーな、いてーな...」 と。
これ読んで
「わり~ね、わり~ね、わり~ね・で~どりっひ」
なんつ~のを思い出しました。
蔵前国技館(当時)でキャンディーズがコンサートを
やったんです。
その時、伊藤蘭がポエムを朗読するコーナーが
あったんですよ。
いい場面になったときシ~ンとした中、二階席から
「たかのはな~ぁ♪」
って声かけたヤツがいて、伊藤蘭が動揺していました。
館内も大爆笑♪
ハナシはそれますが
ロバくんといえばキューピーちゃん(石川進)
とビンちゃん(楠トシエ)。
キューピーちゃんは、ボウリングが達者で
当時、俳優の倉石功とボウリング番組に
レギュラー出演していました。
大橋巨泉のほうはやや怪しいのですが、こちらはものほんです♪