【写真:さらに骨董品!? D-3(B-6Bの写真が無いので・・・)】
私の小学校時代の音楽は「エレクトーン」とともにあった。初めて
の機種が1970年の暮れに出会った「B-6B」だった。教室に通い始
めると面白くなった。グレードも上がると上位機種が欲しくなった。
楽譜に指定されているレジストレーションが設定できなかったり、譜
面に書いてある通りに、鍵盤を押さえることができなかったのである。
しかし、家庭の事情もあり、おいそれとウン十万円する高価なしろ
ものを購入してもらうわけにもいかない。仕方が無く教室で居残って
その機種で練習させてもらったりしていた。
「エレクトーン」の頃
横浜で出会ったのはY講師。周りからは厳しいと評判の女性の方で
あった。「鍵盤を押さえる時、卵を包みこむような形にしなさい。」
と教えられた。形が悪く矯正するために、ピアノでウォーミングアッ
プをした。両手で「♪CEFGAGFE-DFGABAGF-EGA
BCBAG-F・・・」てな感じで弾いた。しかし、これからという
時、演奏グレードを受験する直前になって東京へ引越すため、Y先生
とは泣く泣くお別れとなってしまった。
東京に転校してから出会ったのはO講師。大柄な体格で縞々のブレ
ザーがよく似合った男性の方であった。「楽譜に書いてある通りだけ
じゃダメ。実際その曲をレコードで聴き、自分なりのフィーリングを
掴みなさい。」と教えられた。M.Polnareffの'Holydays '(道志郎編
曲・『新・魅惑のエレクトーンVOL.10 メロディの魅力4<ロックの
フレーズ>』)やA.C.Jobim の'The Girl From Ipanema '(『エレク
トーン・メイト ステップ9』)など、自宅に呼んで聴かせていただ
いた。1973年のM公会堂でのコンサートでは、ビートルズG.Harrison
の'Something '(島田義夫編曲・『エレクトーン・コンサート・シリ
ーズ<BEATLES >』)に合わせ、ドラムを叩いていただいた。コンビ
ネーション・プレーやアンサンブルの「楽しさ」を知ったのは、この
瞬間である。
これら「恩師の教え」があって、現在がある・・・
つづく
◆主な活動履歴
【コンサート】(※・・・っていわゆる教室の発表会です)
■1971.夏 'Chim Chim Cherry '(横浜市T会館)
■1973.夏 'Something ' (武蔵野市M公会堂)
【グレード検定】
・1973.03.25 演奏8級グレード検定
自由曲A 'The Earth Goes Around '
東海林修作曲・岸田哲編曲
『エレクトーン・8級レパートリー1』
自由曲B 'Blue Sky '
rubber_soul_jp(私)作曲・編曲
■1973.11.23 演奏5級グレード検定
課題曲 'El Cumbanchero '
R.Hernandez 作曲 増沢徹編曲
自由曲 'Day Tripper'
J.Lennon & P.McCartney作曲 島田義夫編曲
『エレクトーン・コンサート・シリーズ<BEATLES >』
【アルバイト】
■1973年秋 同級生の女の子のお姉さん(その頃高校生だったの
かな・・・)が学園祭でエレクトーンを使用すると
いうので、簡単に指導をした。(無償ですよ)
「エクステンションペダル」(でよかった?足のボリュームペダル)のところに、サンダーバード2号とか、ミニカー置いて「発射!」とかやったこともあったような....。
あのピアノにはない、ずらりと並んだレバー式のスイッチがなんとも子供心をくすぐりました。「Violin」「Brass」なんて音色もあるんですが、到底程遠い音色でしたね。
しかし、どうも足が一緒に動かないんだよね。
ピアノで弾き語りができないのと一緒。
とりあえず定番の「川は呼んでいる」「知床岬」くらいは足もつけて弾けます。無理やり「子犬のワルツ」とか弾いてみたことありますが、そのあと、体が左に傾いたままなったような錯覚が。「星影のワルツ」ならエレクトーン向けではありますが。
ところで、これでよかったでしたっけ?>詞
懐かしいエレクトーンのおハナシありがとうございました。
現在のエレクトーンは、音質も実際の楽器に近くなりました。
機能が豊かになった分、ラクな面もあります。
しかし、「表現力」については、「いかに自分で機能を理解し構成するか」だと思います。
この点、シンプルな時代とは違った難しさがあるのでしょうね。
>ところで、これでよかったでしたっけ?>詞
すみません。これ、意味がわかりませんでした。
また、お立ち寄りください♪
♪君も肩組んで行かないか♪
・・・と続いたはずですが、お忘れになってしまいましたかね?
かなり内輪ネタになってしまいましたが、話を戻すと、レジストレーションの設定しやすさでは、エレクトーンはとてもいいですね。シンセサイザーにはあの手軽さがないもんで、(はや)10年前のライブのときは結構苦労しました。
>(はや)10年前のライブのときは結構苦労しました。
あなた様はひょっとすると・・・
「あの時のお方」ですか??(笑)
そんな熱心な講師もおられるのですね。
上級になってくると力の入れ方も
変わってくるのかも~とびっくりしました。
我が家の子たちは、
まだまだタマゴから出てきたばかりって感じですが
気長に見守ろうかなと思います。
わざと当て字でBESTにしたんですよ。
これで10年間の謎が解けたっつ~もんです♪