らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

311.北の旅から~1998年・試練

2006-09-12 | 01.Journey
【写真:西の河原の祠 1998年 9月 6日撮影】

 1998年も前年と同様、「力を溜める」年となった。自分の置かれる
環境を変えるべきか、このまま継続すべきか。その判断と行動を移す
タイミングを図っていた。今思えば、そんな時期であった。 

【訪問した温泉・施設(所在地)の一覧】

・ニセコ五色温泉五色温泉旅館(ニセコ町)
・稚内温泉童夢(稚内市)
・豊富温泉ふれあいセンター(豊富町)
・和琴の湯(弟子屈町)
・屈足温泉トムラ登山学校レイクイン(新得町)
・オソウシ温泉鹿乃湯荘(新得町)
・蟠渓温泉健康センター(壮瞥町)
・美利河温泉クアプラザピリカ(今金町)

 この年9月の行程を振り返ってみた。

 5日(土)横浜→八戸→苫小牧
 6日(日)苫小牧→西の河原→小樽→札幌
 7日(月)札幌→サロベツ原野→稚内
 8日(火)宗谷岬→兜沼→豊富→北見→美幌峠
 9日(水)美幌峠→和琴半島→中標津→納沙布岬
10日(木)納沙布岬→初田牛→昆布刈石→十勝太→然別湖
11日(金)然別湖→三国峠→狩勝峠→美瑛→虻田
12日(土)虻田→八雲→北檜山→函館→青森
13日(日)青森→浦和(★車両故障でJAF行き)

 この年もニセコ経由で日本海側へ向う。まず第一の目的地は、西の
河原だ。国道 229号線の開通のおかげで8時間コースが4分の1以下
になった。山道、桟道を伝い「下」に降りる。そこは何か漂っている
雰囲気だ。なんとも言えぬ「気」を感じる。

西の河原の祠にて(1998年 9月 6日)

 よく見ると、地面に石を積んだ小さな「塔」が何箇所にも見られる。

西の河原から海を望む(1998年 9月 6日)

 翌日、定番の「オロロンライン」による北上。日没後、こうほねの
家に立ち寄る。

こうほねの家にて(1998年 9月 7日)

 「宗谷岬詣で」の後、サロベツ界隈を探索し道東へ移動。JR花咲
線のローカル駅のホームにて、ひと休み。

JR初田牛駅にて(1998年 9月10日)

 昆布刈石のダートを意識し出したのは、この頃である。やがて舗装
されるとの噂を聞きつけ、その「レトロ的な雰囲気」を十分堪能する。
自分がまだ生まれていない昭和20年代の雰囲気って、もしかすると
こんな感じなのかも・・・。

昆布刈石のダートの坂(1998年 9月10日)

 然別湖の朝は早い。「くちびる山」の左方から、太陽が顔を出す。
すると湖面に「生気」が蘇った。夜はあんなに静寂だったのに。

然別湖の朝(1998年 9月11日)

 あの1984年にダートの埃の中を進んだ国道 273号線の三国峠越え。
すっかり変わってしまった。こんなにも深い樹海の中に、このような
人工物を建築するなんて、人智とは恐ろしい・・・。

三国峠から南方を望む(1998年 9月11日)

 新得を経由し、狩勝峠を越える。そして富良野・美瑛だ。この季節
になると人も少ないようだ。例の「セブンスターの木」の付近をゆっ
くりと探索する。同じ景色を異なった角度から見るのも面白い。

セブンスターの木を遠方より望む(1998年 9月11日)


 そして、少し「レトロ感覚」で・・・。しかし、農道は舗装されて
しまっている。時は、確実に流れている。

セブンスターの木<定点観測>(1998年 9月11日)

◇◆◇

 旅の終わりに、事件発生。青森から東北道を南下し、浦和の料金所
を出た。「さあ、現実に戻るぞ」と思った瞬間、アクセルを踏んでも
車が前へ進まず、警告ランプがすべて点灯してしまった。

 車を路肩へ誘導しJAFを呼ぶ。「燃料ポンプ」がご臨終となった。
大荷物を抱え、JR東川口駅からの帰路となった。何かの警告だろう。

 愛車よ、お疲れ様・・・。

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2 Comments

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三国峠! (まこにゃん)
2006-09-12 06:44:04
車の免許を取得してから、三国峠→層雲峡のコースを、毎年行きました。

ダートな道も年々舗装され、橋脚むき出しの橋も完成しました。

当時、橋の設計もしてましたので、構造もよく分かり、兄に「絶対設計したくない橋」と言った記憶があります。



子供の頃、見る景色がすべて「木」である樹海に圧倒された記憶は、忘れることはできません。

が、同じ感動を味わうことはなくなりました。
返信する
嗚呼、三国峠! (さらぽわ)
2006-09-13 01:16:36
to:まこにゃんさん



おおっ♪

国道 273号線走っていましたか~。

その昔。暑い夏の盛り。

十勝三股から三国峠方面へ延々と続くダートの

登り坂。

走破するのに確かに時間はかかりましたが

そこには言葉では表現できない「感動」がありました。

・・・

今は道もきれいになってあっという間に

通ることができます。

しかし・・・

何か違うのですよ。何かが・・・
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