1624．AFTER ?? YEARS ABSENCE

　本日、高校三年生の学級同窓会に出席しました。時は流れ、あれから
「○十年」の長い時間が経過しているのですね。わたしも当時の恩師と
同じ年齢になろうとしているのです。

　誰が来るのだろう

　会場の入口付近に集まっている方々の容姿が視界に入ってきました。
すると不思議なものです。○十年の歳月が、まるであたかも一瞬にして
逆行したかのように当時の記憶が蘇ってきました。

　ああ・・・おお・・・

　もう声になりません。宴席には「卒業写真」のコピーが持ちこまれ、
それをみんなで見ながら当時を回想しました。コピーはモノクロですが
頭の中には美しい天然色に展開されていたことでしょう。○十年前の夏
に撮影したものです。

　帰宅しあらためて卒業アルバムを見直しながら、素晴らしい仲間とと
もに高校生活という時間を共有できたのが財産だなと思いました。アル
バムの編集後記にこんなことが書いてありました。

　月日のたつのは早いものです。こんな陳腐な文句でしか
　言い表せないほど足ばやに、○○高での三年間が過ぎて
　しまいました。今はまだこの三年間に自分が歩んできた
　軌跡を顧みることが出来る時期ではないかもしれません。
　何年か後にあなたが再びこのアルバムを開くことができ
　るように、そしてこのアルバムに携わった多くの人々の
　ために大切に保存してください。

　まったくその通りです。そして今アルバムを開き、その中の人たちと
逢う機会に今回恵まれたわけです。

　みんな基本的な部分は変わっていませんね。次にお逢いできるまで、
しばし「さよなら」・・・。



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