ニューミュージック
かつて、日本のミュージックシーンでそのように分類された楽曲の
ジャンルがあった。1975年、いや「昭和50年」といったほうがピンと
くるかもしれない。その頃、キラ星のごとく「ニューミュージック」
を演じたアーティスト(当の本人たちは、そのように分類されたこと
をどう思っていたのだろうか?)がいた。
今手元に一枚のCDがある。“SUPER STARS NEW MUSIC THE BEST”。
タイトルにはそう書いてある。そのCDを手にして、アリスの「今は
もうだれも」を聴いた。なつかしい。この曲がリリースされた翌年の
中学校の文化祭のバンドで、演じた曲でもある。
アリスのことをあらためて調べてみた。「今はもうだれも」という
曲についても。…で、とても驚いた。今の今までこの曲の作詞作曲は
てっきり、この歌を歌っていた谷村新司さんだと思っていた。しかし
そうではなかったことを今知った。
ウッディ・ウー
というグループが1969年に「今はもうだれも」をリリース。作詞・
作曲は佐竹俊郎さんである。アリスのはカヴァーだったのだ。だから
なんだというのだ。何も変わらない。「今はもうだれも」はいい曲で
あることに変わりはない。ウッディ・ウーの演じる「今はもうだれも」
…とても素晴らしい。佐竹さんの歌声に感動した。そして、この曲を
契機にアリスがステップアップしたことも、事実であるのだから。
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