【SINGLE 「幻の乙女 c/w 雨のバラード」】
東京地方は今日も雨。金曜日です。新入社員の時代の上司と再会し
有楽町界隈で会食をしました。週末ということもあり、街は賑わって
いました。傘をさしながら慌しくもゆったりと行き交う人々・・・。
季節柄、新入社員の姿も多いような気がします。
1軒めのお店を出た後、柄にも無く銀座6丁目へ足を運びました。
とあるクラブに入り、元上司が
雨のバラード、歌えるか?
「雨のバラード」(湯原昌幸)
「雨のバラード」。1971年に湯原昌幸さんがリリースし 120万枚の
大ヒットを記録した曲です。しかし、これはいわゆる「セルフ・リメ
イク」というやつで、オリジナルは湯原さんがヴォーカルとして在籍
していたグループ、ザ・スウィング・ウエストが1968年 5月にリリー
スしたものです。なんとB面でリリースされていたのですね。これは
オドロキです。
湯原さんのソロ・ヴァージョンと比較すると、やはり「グループ」
としてのノリが心地よいですね。やや荒削りな演奏(失礼)もとても
魅力的です。しかし、曲のアレンジはよく考えられていて聴きどころ
満載な曲だと思います。気づいた点をあげてみます。
1.ヴァースAのコーラス
「ふりしきる雨の舗道」のEmの「B」音、「傘もささず歩いて
いた」のAmの「E」音といった高音を持続させたダブル・トラ
ック・コーラスがこの曲のイメージを決定づけています。
2.ヴァースAのクレッシェンド
ヴァース最後の「ああ あの女の後姿が寂しそうで」の「ああ」
の部分でディミニュントし、その後クレッシェンドするグループ
全体の演奏に、繊細な表現力を感じます。
3.効果的なリフレイン
「名も知らぬあなたに」のリフレインにインパクトを感じます。
実に秀逸な展開です。ヴォーカルもステキです。
4.ブレイク
効果的なリフレイン部分の後半「雨が消して仕舞った」で一気に
気分を盛り上げた後の「遠い過去の思い出」で、リタルダントを
しながら高揚した気持ちを静め、ブレイクです。
5.“WITH FEELING”的なタンバリン
Lチャネルから聞こえてくるタンバリンは、8ビートをベースに
していますが、ところどころで16ビートも交え、多彩な表情を
魅せてくれています。
ところで、カラオケ。キーは「Em」で、わたしがカラオケで歌う
には高すぎました。最高音が「雨が消して仕舞った」の箇所の「A」
ですから。「Dm」、調子が悪い時は「C#m」まで落としてくれる
と幸いです。
・・・って誰にお願いしているんだ?
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へぇ~と驚く例はいくつかありますが、湯原さん
もそうだったのですね。
確かにいい声してますね。
最近流行りのオムニバスCD集で確認しました。
湯原さん、この曲に思い入れがあったのでしょうね。
素晴らしいパフォーマンスです。
“YOU TUBE”を検索していませんが
音源があるのかもしれませんね。