今や「ディジタル音源花盛り」といった感がありますね。アナログ
音源で育った私にとっては、その進歩にただただ驚かされることばか
りです。
ビートルズを知った頃は、もっぱらLPで聴いていました。最初は
モノラルのレコード・プレーヤーで。そして、やがて「ステレオ」で
聴くようになりました。そうですね、1970年代後半のあたりでしょう
か。
今では1枚のアルバムがCD1枚で提供されます。これって当たり
前のことですよね。何が言いたいのでしょうか。LPではA面とB面
なるものが存在し、A面の再生が終了するとリスナーはレコード盤を
「よっこらしょ」と裏返し、B面を再生するわけです。1970年代後半
に同じく流通されはじめたカセット・テープの再生も同様でしたね。
もっともこちらのほうは、やがて「オート・リバース機能」の出現で
わざわざA面B面をひっくり返さずとも、コンテンツをひと通り再生
できてしまうという優れ物でした。
前置きが長くなりました。今日、ビートルズの名盤“ABBEY ROAD”
を『ザ・ビートルズ・BOX』編集ヴァージョンで聴いてみました。
さすがによい音ですね。音の分離がさらに素晴らしくなった感があり
ます。しかし・・・。どこか違和感があったのです。「それは何か」
考えました。
間
まさにそれでした。具体的に申し上げましょう。それは、‘I Want
You ’から‘Here Comes The Sun’に移行する際の「間」なのです。
LPの時代では、A面最後の‘I Want You’があの「ショッキングな
突然停止」の形で終了すると、アームが所定の位置に戻り、ターン・
テーブルが停止します。ひと息つきお茶でも一服し、やおらレコード
盤をひっくり返すわけです。やがて・・・。B面冒頭の‘Here Comes
The Sun ’のあの「心癒されるイントロ」が静かに流れてくるのです。
「ああ、なんという至福の時」なのでしょう・・・。
CDでお聴きのみなさまにご提案がございます。この箇所をお聴き
になる場合、その間でポーズを設定しひと息ついた上で、その続きを
お聴きになってみてください。1969年の“ABBEY ROAD”の時代にあた
かもタイム・スリップしたかのような妄想に浸れるかもしれませんよ。
↑If this article is quite good, will you please click?
音源で育った私にとっては、その進歩にただただ驚かされることばか
りです。
ビートルズを知った頃は、もっぱらLPで聴いていました。最初は
モノラルのレコード・プレーヤーで。そして、やがて「ステレオ」で
聴くようになりました。そうですね、1970年代後半のあたりでしょう
か。
今では1枚のアルバムがCD1枚で提供されます。これって当たり
前のことですよね。何が言いたいのでしょうか。LPではA面とB面
なるものが存在し、A面の再生が終了するとリスナーはレコード盤を
「よっこらしょ」と裏返し、B面を再生するわけです。1970年代後半
に同じく流通されはじめたカセット・テープの再生も同様でしたね。
もっともこちらのほうは、やがて「オート・リバース機能」の出現で
わざわざA面B面をひっくり返さずとも、コンテンツをひと通り再生
できてしまうという優れ物でした。
前置きが長くなりました。今日、ビートルズの名盤“ABBEY ROAD”
を『ザ・ビートルズ・BOX』編集ヴァージョンで聴いてみました。
さすがによい音ですね。音の分離がさらに素晴らしくなった感があり
ます。しかし・・・。どこか違和感があったのです。「それは何か」
考えました。
間
まさにそれでした。具体的に申し上げましょう。それは、‘I Want
You ’から‘Here Comes The Sun’に移行する際の「間」なのです。
LPの時代では、A面最後の‘I Want You’があの「ショッキングな
突然停止」の形で終了すると、アームが所定の位置に戻り、ターン・
テーブルが停止します。ひと息つきお茶でも一服し、やおらレコード
盤をひっくり返すわけです。やがて・・・。B面冒頭の‘Here Comes
The Sun ’のあの「心癒されるイントロ」が静かに流れてくるのです。
「ああ、なんという至福の時」なのでしょう・・・。
CDでお聴きのみなさまにご提案がございます。この箇所をお聴き
になる場合、その間でポーズを設定しひと息ついた上で、その続きを
お聴きになってみてください。1969年の“ABBEY ROAD”の時代にあた
かもタイム・スリップしたかのような妄想に浸れるかもしれませんよ。
↑If this article is quite good, will you please click?
B4ファンの少年(または青年)は手にしていた歌詞カードを置いた。
そして立ち上がりプレーヤーのターンテーブルからLPを取り上げ、
両手の掌で盤面の淵を抑えクルリと慣れた手つきでひっくり返した。
再びLPに針が落とされる。
澄んだギターのイントロ「Here Comes The Sun」が始まった。
あの頃、LPをひっくり返す作業は“不可欠の儀式”でした。
そしてご指摘の「間」も不可欠のインターバルだったと思います。
「Abbey Road」の他にも例えば「SGT」などにもこの「間」は
欠かせない、今もこんな風に思っています。
パクらせていただきました♪
B4ファンのヲヂサンは手にしていた黄ばんだ歌詞カードを置いた。
そして「よっこらしょ」と立ち上がりプレーヤーのターンテーブル
からLPを取り上げ、
両手の掌で盤面の淵を抑えおそるおそるぎこちない手つきでようやくひっくり返した。そして
「CDに慣れたもんじゃでなぁ」
ともごもごとつぶやくのであった。
再びLPに針が落とされる。
澄んだギターのイントロ「Here Comes The Sun」が始まった。
この瑞々しさはパチパチというノイズとともに
不変であった・・・。
・パチパチのノイズ
・プチップチッのスクラッチ
・ブブブの針飛び
【当時】
なんだこりゃ、冗談じゃねぇよもう~~
【現在】
おまいらこれは「文化」なんだよ!
もっと昔の「ソノシート」。
これを高級オーディオシステムで再生したら
どんな感じになるのでしょうか?