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これは何の花でしょう? ピラカンサス?
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日本の三大随筆のひとつ、今度は「徒然草」を読んでみました。といっても、古典の原文を読むのは辛そうだったので、今回も意訳本。全文ではなく、訳者のお気に入りの部分だけだったようです。(泣き)
木村耕一 作 『こころ彩る 徒然草 兼好さんとお茶をいっぷく』 万年堂出版
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さて話の中身は・・・。人生訓のようですね・・・。この歳になって、人生訓を読んでも、もう手遅れだわい(トホホ)
この本では、徒然草244段の内から、鎌倉・室町時代でなければ必要のないものを除き、66選が載せられていました。困るなぁ。歴史的背景も知りたかったのに・・。
徒然草は、ネットでもいろいろ掲載されていて、そちらを見ていると面白しろい。人生訓をたれるばかりの人では無さそうです。
11段 神無月の比(ころ)、来栖野(くるすの)といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道をふみわけて、心ぼそく住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるる懸樋(かけい)のしづくならでは、つゆおとなふものなし。 閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに住む人のあはれなるべし。かくてもあられけるよと、あはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子(こうじ)の木の、枝もたわわになりたるがまはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。 |
これは、この本に記載がなかった段ですが、多分教科書にでも載っていた?
おいしい蜜柑なら、盗られたくないでしょう。(笑) 好きです
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この本のお気に入り度:★★☆☆☆