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珍しく、図書館の書棚を眺めていて見つけました。
いつもは、ネットで検索して予約するので、図書館でウロウロすることは有りません。
高田 郁(かおる) 『八朔の雪 みをつくし料理帖』 角川文庫
以前、NHKのドラマで見たことがあります。黒木華が下がり眉の澪役を好演し、楽しめた記憶が有ります。黒木華は、今テレビドラマ『凪のお暇』で少し色っぽい役を演じていますが、私の好きな女優さんですね。『みをつくし・・』の方が、黒木華らしい。
原作は、テレビドラマとは少し違うようですが、黒木華をイメージして読んでいきます。ピッタリですね! 私の借りて来た本は、長いシリーズ物の一巻目、楽しみですね。
高田郁さんは、寒天で成功する大阪商人の話『銀二貫』も書いていたように思いますが、このシリーズでは、心太を作る話が有りました。
物語は、大阪で水災害にあい、両親を亡くした娘・澪が、料理で生きていく物語の様です。助けてくれた大阪の老舗の料理屋が火災に遭い、その料理屋の御寮さんと江戸で苦労する話。
各章毎に、料理が出てきます。ぴりから鰹田麩、ひんやり心太、とろとろ茶碗蒸し、ほっこり酒粕汁。巻末にレシピも書かれていて面白いですね。
『旭日昇天』の野江に『雲外蒼天』の澪。これからどうなっていくやら?
しまった! またこのシリーズの続きを借りて来ないと・・
この小説のお気に入り度:★★★★☆