■ プロ野球 来季公式戦中に収益増を目的の特別試合検討(スポニチ・2011年6月17日)
■ 来季交流戦開幕前に「特別試合」開催へ(サンスポ・2011年6月17日)
NPBが来季の公式戦期間中、収益拡大のための特別試合を開催するを検討しているそうです。来月のオーナー会議での承認という具体的目標も出ていますし、実現性はかなり高そうです。
NPBは近年赤字経営を強いられていますし、独自の収益源の拡大は至上命題です。となれば、自前で興行を打とうとすることは理解できます。
とはいえ、試合を増やしたからと言って、そう簡単に収益が増えるのか、という素朴な疑問はあります。
まず、当たり前のことですが、試合を行う以上、観客動員と、テレビ放映権料の2つを得られるようにしなければなりません。どちらも得られず、赤字がかえって増えたら笑うに笑えませんからね。
そのためには、ファンを含め一般の人々が見たいと思うような、斬新で魅力的な企画が必要です。理想を言えば、野球に関心が薄い人たちをも惹きつける企画が望ましいところです。
ただ、そのアイデアはあるのか?単なる東西対抗や出身地別東西対抗だと、確かに固定的なファンの関心は得られるでしょうが、そうでない人々がどうかというと、確証が持てません。
また、時期を考えるとアマとの交流戦も現実的とは言い難い。交流戦前の開催が有力だそうですが、5月の中頃となるとまさにシーズン真っ只中ですし、協力を得るのは難しいでしょう。
実際問題、ファンの勝手な思いつきや妄想レベルのものではなく、現実として可能性があり、かつ必ず儲かる試合企画を考えるのは非常に難しいところです。
NPBにいい知恵があればいいのですが、そうでなければ、いきなり企画をひねり出すのではなく、まずは一般の人々の潜在ニーズを探ることから初めた方がいいのではないでしょうか。
つまり、綿密な市場調査などを行い、ファンに限らず一般の人々が求めているであろう特別試合の姿を探り出し、その姿にできるだけ沿った試合を企画することが有益ではないかと考えられます。
他方、気になるのが来季のオールスターの位置づけです。
すでに交流戦の開催によって、オールスターの価値がかなり低下しているのではないかという指摘がしばしばなされています。この状況で特別試合が加わると、オールスターがさらに霞んでしまうことも懸念されます。
特別試合が成功したとして、オールスターが興行的にうまくいかなければ元も子もありません。したがって、特別試合の企画は、オールスターのテコ入れとセットで行わなければならないのです。
ともあれ、特別試合自体の開催は、方向性こそ決まったものの、具体的な内容はまだ何も決まったとは言えない状況です。まずは今後の報道を見守る必要がありそうです。
■ 来季交流戦開幕前に「特別試合」開催へ(サンスポ・2011年6月17日)
NPBが来季の公式戦期間中、収益拡大のための特別試合を開催するを検討しているそうです。来月のオーナー会議での承認という具体的目標も出ていますし、実現性はかなり高そうです。
NPBは近年赤字経営を強いられていますし、独自の収益源の拡大は至上命題です。となれば、自前で興行を打とうとすることは理解できます。
とはいえ、試合を増やしたからと言って、そう簡単に収益が増えるのか、という素朴な疑問はあります。
まず、当たり前のことですが、試合を行う以上、観客動員と、テレビ放映権料の2つを得られるようにしなければなりません。どちらも得られず、赤字がかえって増えたら笑うに笑えませんからね。
そのためには、ファンを含め一般の人々が見たいと思うような、斬新で魅力的な企画が必要です。理想を言えば、野球に関心が薄い人たちをも惹きつける企画が望ましいところです。
ただ、そのアイデアはあるのか?単なる東西対抗や出身地別東西対抗だと、確かに固定的なファンの関心は得られるでしょうが、そうでない人々がどうかというと、確証が持てません。
また、時期を考えるとアマとの交流戦も現実的とは言い難い。交流戦前の開催が有力だそうですが、5月の中頃となるとまさにシーズン真っ只中ですし、協力を得るのは難しいでしょう。
実際問題、ファンの勝手な思いつきや妄想レベルのものではなく、現実として可能性があり、かつ必ず儲かる試合企画を考えるのは非常に難しいところです。
NPBにいい知恵があればいいのですが、そうでなければ、いきなり企画をひねり出すのではなく、まずは一般の人々の潜在ニーズを探ることから初めた方がいいのではないでしょうか。
つまり、綿密な市場調査などを行い、ファンに限らず一般の人々が求めているであろう特別試合の姿を探り出し、その姿にできるだけ沿った試合を企画することが有益ではないかと考えられます。
他方、気になるのが来季のオールスターの位置づけです。
すでに交流戦の開催によって、オールスターの価値がかなり低下しているのではないかという指摘がしばしばなされています。この状況で特別試合が加わると、オールスターがさらに霞んでしまうことも懸念されます。
特別試合が成功したとして、オールスターが興行的にうまくいかなければ元も子もありません。したがって、特別試合の企画は、オールスターのテコ入れとセットで行わなければならないのです。
ともあれ、特別試合自体の開催は、方向性こそ決まったものの、具体的な内容はまだ何も決まったとは言えない状況です。まずは今後の報道を見守る必要がありそうです。
今でもファームが試合を行っていますが、
1軍の選手たちとガチンコ勝負になれば、
独立リーグの宣伝にもなるかもしれません。
私自身はぜひ見てみたいともちろん思うんですが。
例えば神戸のプレイングマネージャーのマック鈴木が鷹の強力打線相手に(強制終了