以前から書きかけては消し、新たに書き始めては頓挫を繰り返しているテーマの1つとして、米大リーグ行きを志望する選手の問題があります。
特に今オフの場合、元ホークスの井口選手が不可解な自由契約化からメジャー移籍に動いたことに始まり、阪神井川投手や讀賣上原投手のように球団や周囲との軋轢を生むケースも出ていますし、当ブログとしてもこの問題を無視するわけにはいかないとは考えていました。
個々の選手の問題については、自分が思っていることを他のブロガーの方が代弁してくださっていることも多く、何より今から書いても二番煎じにしかなりませんので(^^;)、ここではあえて議論はしないことにします。
(ただし井川投手の問題に関しては、彼に立場の違う相手を説得する姿勢が見られなかった点を指摘させていただきたい。
現行協約では彼はあくまでも球団にポスティングをお願いする立場です。球団に希望を出して認めてもらう方法は様々でしょうが、どれを採るにせよ、井川投手には自らの希望を球団に説明し、理解を得るための努力が不可欠なはずです。
ところが、彼が行ったのは公式サイトという安全地帯で「取り巻き」に囲まれながら己の感情を吐露するだけでした。つまり、自分の願望をただ投げつけ、それを認めるよう球団に迫っただけなのです。これでは理解など得られようはずがありません。)
ただ、この問題について考えていく中でどうしても消えない疑問があります。
それは、「メジャー志向はいつまでも続くのか?」ということです。選手が我も我もとメジャーを目指すという状態が今後もずっと続くのか、図りかねるのです。
日本にプロ野球選手が登場して以来、長い間米大リーグは「雲の上の世界」だったといっても過言ではないはずです。大リーグへの憧れはあっても、そこへ入ろうとする人はほとんどおらず、むしろ挑戦するということすら思いもよらなかった選手が大多数ではなかったでしょうか。
ところが野茂投手のドジャーズ入団を機に状況は一変します。伊良部、長谷川両投手をはじめ何人もの投手がメジャー進出を果たすと、今度はイチロー、新庄両選手を皮切りに松井秀、田口、松井稼の各選手など、野手でも日本人メジャーリーガーが続々と誕生しました。
これらの選手の存在に加え、MLB側の日本での開幕戦開催などといった積極的な極東戦略も手伝い、これまで遠い憧れの世界だったメジャーが一気に身近になったのです。「自分も挑戦してみたい」、そう思う選手が次々と現れるのは自然な話です。
ですが、このような流れがいつまでも続くのでしょうか。確たる証拠はありませんが、そう遠くない将来に反動が来るのではないか、どうもそういう気がしてならないのです。
「雲の上の世界」は夢の世界ではありません。それどころか、私が言うまでもなくシビアな世界です。憧れの世界に入る代償として大幅に年俸が下がったり、下手をするとマイナー契約しか認められないケースは今後増えるのではないかと考えられます。
特に日本人選手の供給が増えていること、また鳴り物入りで入団した松井稼選手が不振であったことを考えると、日本人選手(特に野手)の評価が今後も一本調子で上がるとは考えられません。
もちろん、低い評価を呑んででもメジャーに行きたいという選手がいないはずはありません。
ですが、日本でそれなりの実績を積み、高額な年俸を得てきた選手にしてみれば、夢を追いたい一方で今の地位を捨てたくないという思いも当然出てくるはずです。特に妻子持ちの選手ならなおさら生活を考えなければなりません。
となると、低評価を甘んじて受けるよりはメジャーへの憧れをキレイサッパリと諦め、日本での活躍を志す選手が今後は増えそうに思われるのです。誰もが新庄選手のように12億を蹴って2000万に賭けるとは到底思えないのです。
確かに今はメジャー志望を口にする選手が目に付きます。だからといって、この先ずっとメジャーを志す選手が多いままとは決められないのではないでしょうか。
といろいろ書いてきましたが、私個人としては、選手がメジャーを目指すことについては日本プロ野球のルールを破らないという条件において反対する気はありませんし、あくまでも選手の自由だと思っています。
それに、今オフにメジャー移籍が決まった選手、あるいはメジャー入りを目指している選手の中には心から応援したいと思う人がいるのも事実です。
中でも、暗黒時代の阪神で投げ抜いた藪さんにはこれから思う存分活躍してほしいですし、メジャーで投げることで生き別れた父親を探し出したいというデニー投手の話を聞くと、彼の夢が叶ってほしいという思いで一杯になります。
さらに言えば、メジャーを志望しているという話は聞かないものの、この人にはぜひメジャーに進出してもらいたいという選手が1人います。
いや、メジャー進出というのは正確ではありません。厳密に言えば、世界の野球ファンにあまねくこの人の存在を知ってもらい、驚きと感動を味わってほしい、そういう選手です。
別にメジャーに行かなくともいい、むしろ日本プロ野球に在籍したままの方が私にとってはありがたいのですが、ただ彼がほとんど日本だけでしか知られていないのが残念で仕方ない、そういう選手なのです。
それは、この選手です。
特に今オフの場合、元ホークスの井口選手が不可解な自由契約化からメジャー移籍に動いたことに始まり、阪神井川投手や讀賣上原投手のように球団や周囲との軋轢を生むケースも出ていますし、当ブログとしてもこの問題を無視するわけにはいかないとは考えていました。
個々の選手の問題については、自分が思っていることを他のブロガーの方が代弁してくださっていることも多く、何より今から書いても二番煎じにしかなりませんので(^^;)、ここではあえて議論はしないことにします。
(ただし井川投手の問題に関しては、彼に立場の違う相手を説得する姿勢が見られなかった点を指摘させていただきたい。
現行協約では彼はあくまでも球団にポスティングをお願いする立場です。球団に希望を出して認めてもらう方法は様々でしょうが、どれを採るにせよ、井川投手には自らの希望を球団に説明し、理解を得るための努力が不可欠なはずです。
ところが、彼が行ったのは公式サイトという安全地帯で「取り巻き」に囲まれながら己の感情を吐露するだけでした。つまり、自分の願望をただ投げつけ、それを認めるよう球団に迫っただけなのです。これでは理解など得られようはずがありません。)
ただ、この問題について考えていく中でどうしても消えない疑問があります。
それは、「メジャー志向はいつまでも続くのか?」ということです。選手が我も我もとメジャーを目指すという状態が今後もずっと続くのか、図りかねるのです。
日本にプロ野球選手が登場して以来、長い間米大リーグは「雲の上の世界」だったといっても過言ではないはずです。大リーグへの憧れはあっても、そこへ入ろうとする人はほとんどおらず、むしろ挑戦するということすら思いもよらなかった選手が大多数ではなかったでしょうか。
ところが野茂投手のドジャーズ入団を機に状況は一変します。伊良部、長谷川両投手をはじめ何人もの投手がメジャー進出を果たすと、今度はイチロー、新庄両選手を皮切りに松井秀、田口、松井稼の各選手など、野手でも日本人メジャーリーガーが続々と誕生しました。
これらの選手の存在に加え、MLB側の日本での開幕戦開催などといった積極的な極東戦略も手伝い、これまで遠い憧れの世界だったメジャーが一気に身近になったのです。「自分も挑戦してみたい」、そう思う選手が次々と現れるのは自然な話です。
ですが、このような流れがいつまでも続くのでしょうか。確たる証拠はありませんが、そう遠くない将来に反動が来るのではないか、どうもそういう気がしてならないのです。
「雲の上の世界」は夢の世界ではありません。それどころか、私が言うまでもなくシビアな世界です。憧れの世界に入る代償として大幅に年俸が下がったり、下手をするとマイナー契約しか認められないケースは今後増えるのではないかと考えられます。
特に日本人選手の供給が増えていること、また鳴り物入りで入団した松井稼選手が不振であったことを考えると、日本人選手(特に野手)の評価が今後も一本調子で上がるとは考えられません。
もちろん、低い評価を呑んででもメジャーに行きたいという選手がいないはずはありません。
ですが、日本でそれなりの実績を積み、高額な年俸を得てきた選手にしてみれば、夢を追いたい一方で今の地位を捨てたくないという思いも当然出てくるはずです。特に妻子持ちの選手ならなおさら生活を考えなければなりません。
となると、低評価を甘んじて受けるよりはメジャーへの憧れをキレイサッパリと諦め、日本での活躍を志す選手が今後は増えそうに思われるのです。誰もが新庄選手のように12億を蹴って2000万に賭けるとは到底思えないのです。
確かに今はメジャー志望を口にする選手が目に付きます。だからといって、この先ずっとメジャーを志す選手が多いままとは決められないのではないでしょうか。
といろいろ書いてきましたが、私個人としては、選手がメジャーを目指すことについては日本プロ野球のルールを破らないという条件において反対する気はありませんし、あくまでも選手の自由だと思っています。
それに、今オフにメジャー移籍が決まった選手、あるいはメジャー入りを目指している選手の中には心から応援したいと思う人がいるのも事実です。
中でも、暗黒時代の阪神で投げ抜いた藪さんにはこれから思う存分活躍してほしいですし、メジャーで投げることで生き別れた父親を探し出したいというデニー投手の話を聞くと、彼の夢が叶ってほしいという思いで一杯になります。
さらに言えば、メジャーを志望しているという話は聞かないものの、この人にはぜひメジャーに進出してもらいたいという選手が1人います。
いや、メジャー進出というのは正確ではありません。厳密に言えば、世界の野球ファンにあまねくこの人の存在を知ってもらい、驚きと感動を味わってほしい、そういう選手です。
別にメジャーに行かなくともいい、むしろ日本プロ野球に在籍したままの方が私にとってはありがたいのですが、ただ彼がほとんど日本だけでしか知られていないのが残念で仕方ない、そういう選手なのです。
それは、この選手です。
賛成反対もそうですし、選手一人一人にも様々な条件の違いがあり、じゃあ誰が良くて誰があかんねん、と言われるとそこまで纏まりきれません。
ただ今のままでは良くないことは、間違いなさそうです。
書いてみて判りますが、結論を導く難しさはあります。
ただハッキリいえることがアリアス。
「オチの優秀さ」について私、るぱあとさんに敗北を認めます。
「彼」をアメリカ人にも見せてやりたい・・・。
何より、「誰が良くて誰があかんねん」という点で球界のコンセンサスがありませんし、それを作ろうというNPBと選手会側の動きが感じられない点にも大いに疑問を感じます。
で、例の選手なのですが、メジャー云々というより、露出度の高いところに出てもらって、多くの人々に見てほしいんですよね。見た人の反応も気になりますし(笑)
直前に書いてある、デニー選手の理由は知りませんでした。ますます彼を応援したくなりました。
選手と球団がぶつかると、どうしても選手に味方したくなるのですが、この問題については難しいですね。
何年かかることやら…
作戦成功(笑)実際のところ、本文があまりうまく書けなかったのでオチで勝負したという側面はあります(^^;)
ただ、その選手について書いたこと自体は正直な気持ちです。
デニー投手については情報源となった記事が見つからないのですが、メジャーに挑戦した理由の1つには、幼くして母と離婚して帰国したアメリカ人の父親との再会を願う気持ちがあったようです。
こういう話には私は弱いので(T_T)本当に頑張ってほしいと思います。
さて、本題のメジャー志望の話です。
>選手と球団がぶつかると、どうしても選手に味方したくなる
これは私もそうなんです。この問題以外ならば。
ですが、この問題に関してはそうも言えませんね……
特に井川・上原両投手に関してだけは球団の言い分を是とするよりほかないような気がします。
書いていて、自分がすごく混乱してるのを感じます。
考えれば考えるだけ自分が何を望んでいるのか分からなくなってきます。
ただプロ野球を楽しみたい、それだけなんですけどね。
それにしてもこんなオチとは(笑)
思わずケータイの壁紙にしちゃいました(苦笑)
オサレなニューヨーカーが一斉にあのダンスをするとこ見てみたい気がします。
私自身も混乱しています。自分の言うことが矛盾しているような気はしています。
ただふと思ったのですが、変に極端な意見に走るよりは、今はまだ迷うべき時なのかも知れません。
これは本当に難しい問題です。どのような状態をもって「解決」とするのか、私自身も見当がつきません。
そうである以上、今はまだ結論を急いではならないとも思っています。
で、例の選手ですが、
>オサレなニューヨーカー
案外嬉々として踊ってそうな気もしませんか?(^^;)
そういえばなぜか彼と秘密キャンプを張った荒木、まさか赤星に勝てないからといって???
>彼と秘密キャンプを張った荒木
まさかとは思いますが……ねぇ……ただ、走塁技術を上げるにはあまり向かないスタイルのような気もするのですが(^^;)