今シーズンからのセ・パ交流試合は日本生命が冠スポンサーとなり、「日本生命セ・パ交流戦」という名称で行われるのだそうです。ニッカンの記事によればこうです。
このように独立した名称がつき、しかも勝率1位チームへの表彰が行われることで、交流試合は(公式戦の一部とはいえ)ある種の「カップ戦」と化したと言えるでしょう。このようなシリーズがこれほど大々的に行われたことはこれまでないはずですし、その意味でも非常に面白い試みではあると思います。
ただ、交流試合を盛り上げてその価値を上げる方法としては、これだけでは不十分と言わざるを得ません。確かに賞金を出して表彰するのはいいのですが、交流試合はあくまでもペナントレースの一部という位置づけでしかない以上、5000万の賞金だけのために各チームがどれだけ頑張か分からないからです。
むしろ、故障者が続出しているチームなど、交流試合の期間には無理に勝ちに行こうとしないチームが出てきてもおかしくありません。公式戦の1シーンでの1位とリーグ優勝とでは、リーグ優勝を優先するのが当然でしょう。となると、せっかくの試みも不発に終わる恐れがあります。
まして、ファンにとっては仮に応援したチームに賞金が贈られたところで、何をどう喜べばいいのか分からないのではないかとも思います。5000万円がチームに入るだけなのと、リーグ優勝や日本一という大きな栄誉とは比較になりません。
ではどうすべきか?この際日本シリーズを制覇したチームと、交流試合の勝率1位チームとで、一発勝負、あるいは3戦勝負ぐらいの新たなカップ戦を設けてみてはどうかというのが私の考えです。
これなら、交流試合で「優勝」すれば日本一チームと戦えて、あわよくば倒せるかも知れないわけですから、各チームにとって交流試合の重みも増すでしょうし、ファンからの注目度も一気に高まると考えられます。
こうすると日本シリーズの価値が薄れるのではないかという懸念もあるでしょうが、おそらくさほど大きな問題になることはないのではというのが私の予想です。
例えばJリーグの場合はリーグ戦優勝チームと天皇杯優勝チームが戦う「スーパーカップ」などがありますが、仮にここでリーグ戦を制覇したチームが負けたとしても、それで日本一になったという事実は消えないわけですし、実際にリーグ優勝チームは様々な場面で日本一チームとして扱われています。
もちろんJリーグとプロ野球を同一視することはできませんが、様々なカップ戦があるJリーグにおいてリーグ戦の覇者の価値が低いようにみられないということには、十分注意しておくべきでしょう。
交流試合の「カップ戦」化は非常に面白い試みです。ですが、さらに正真正銘のカップ戦が加われば、チームへの動機付けとなると同時にファンの関心もより大きく引くでしょうし、交流試合の面白さがはるかに大きくなるのではないでしょうか。
交流戦勝率1位チームに賞金5000万円
「日本プロ野球組織(NPB)は18日、今季から実施するセ、パ両リーグによる交流試合の冠協賛社に日本生命が決まり、「日本生命セ・パ交流戦」の名称になると発表した。期間中の勝率1位チームには賞金5000万円、1位チームの中から選ぶMVPに賞金200万円が同社から贈られる。
交流試合は5月6日~6月16日まで、各カード6試合の1球団36試合(計216試合)を戦う。東京都内で開かれた記者会見に出席したソフトバンクの王監督は「やる以上は1位になれるよう頑張ります」と話した。」(nikkansports.com・2005年3月18日18:24配信)
このように独立した名称がつき、しかも勝率1位チームへの表彰が行われることで、交流試合は(公式戦の一部とはいえ)ある種の「カップ戦」と化したと言えるでしょう。このようなシリーズがこれほど大々的に行われたことはこれまでないはずですし、その意味でも非常に面白い試みではあると思います。
ただ、交流試合を盛り上げてその価値を上げる方法としては、これだけでは不十分と言わざるを得ません。確かに賞金を出して表彰するのはいいのですが、交流試合はあくまでもペナントレースの一部という位置づけでしかない以上、5000万の賞金だけのために各チームがどれだけ頑張か分からないからです。
むしろ、故障者が続出しているチームなど、交流試合の期間には無理に勝ちに行こうとしないチームが出てきてもおかしくありません。公式戦の1シーンでの1位とリーグ優勝とでは、リーグ優勝を優先するのが当然でしょう。となると、せっかくの試みも不発に終わる恐れがあります。
まして、ファンにとっては仮に応援したチームに賞金が贈られたところで、何をどう喜べばいいのか分からないのではないかとも思います。5000万円がチームに入るだけなのと、リーグ優勝や日本一という大きな栄誉とは比較になりません。
ではどうすべきか?この際日本シリーズを制覇したチームと、交流試合の勝率1位チームとで、一発勝負、あるいは3戦勝負ぐらいの新たなカップ戦を設けてみてはどうかというのが私の考えです。
これなら、交流試合で「優勝」すれば日本一チームと戦えて、あわよくば倒せるかも知れないわけですから、各チームにとって交流試合の重みも増すでしょうし、ファンからの注目度も一気に高まると考えられます。
こうすると日本シリーズの価値が薄れるのではないかという懸念もあるでしょうが、おそらくさほど大きな問題になることはないのではというのが私の予想です。
例えばJリーグの場合はリーグ戦優勝チームと天皇杯優勝チームが戦う「スーパーカップ」などがありますが、仮にここでリーグ戦を制覇したチームが負けたとしても、それで日本一になったという事実は消えないわけですし、実際にリーグ優勝チームは様々な場面で日本一チームとして扱われています。
もちろんJリーグとプロ野球を同一視することはできませんが、様々なカップ戦があるJリーグにおいてリーグ戦の覇者の価値が低いようにみられないということには、十分注意しておくべきでしょう。
交流試合の「カップ戦」化は非常に面白い試みです。ですが、さらに正真正銘のカップ戦が加われば、チームへの動機付けとなると同時にファンの関心もより大きく引くでしょうし、交流試合の面白さがはるかに大きくなるのではないでしょうか。
5000万の賞金を目指すのか目指さないのか、(個人賞はまあ別なのですが)長丁場の公式戦に組み込まれているので、取り扱いも難しそうです。
(ここの保険に入ってるので、入場券がもらえないかなと思ったりもする)
個人的にカップ戦といえば、アテネオリンピックの間にカップ戦をやって欲しかったですね。各チーム2人という中途半端でなく、全力メンバーで行ってほしかった。
その勝ち負けも一つとして数えられ、勝率ベースで各リーグの順位が決定すると思ってました…
ペナントレース的には、一時中断みたいな感じになるのでしょうか?
パ・リーグはプレーオフがありますが、セにはそういうものがないわけですし、交流試合がそれだけで真剣勝負の場として成り立つような試みをさらに期待したいと思います。
>アテネオリンピックの間
個人的には各球団が選手を出し惜しみするのにいい気がしなかった反面、ペナントを中断して何もしないというのも寂しかっただろうなと思っていただけに、カップ戦開催はいいアイディアだと思います。
これから3年後には北京五輪があるわけですし、そこで一度開催してみると面白そうですね。
それだけに、どういうことなのかイマイチピンと来ないファンの方々も多いのだろうと思います。
私自身、独立したシリーズでもなんでもないのに勝率1位を表彰して何になるのかという気がしないでもありませんからね。
やっぱりちゃんとペナントレースの一部なんですね。
で、それにプラスしてなんか賞金があるという。
うーん、わかりにくーぃ…
冠をつけて、スポンサーからお金を集めて、それを球団に還元するのは良いんですが、まぁファンには関係ないというか… ^^;
つまり、ファンにとって「応援するチームにチームに賞金5000万円が入かも知れない」ということの意味がほとんどないので、どう盛り上がればいいかが分からないところが難点だと思うのです。
なので、やはり勝率1位チームが何がしかの大きな試合に出場できるなど、ファンにとってももっと楽しめる要素がほしいですね。
交流戦という事は、自リーグと戦わないわけですよね。
意味がある(客観的な強弱の判定として)賞である気もしますが、意味のない賞である気もします。
面白い試みである事は間違いないと思いますが。。。
(グローブ持参でタダ見)
3塁内野席は、家族連れのファイターズファンがかなり来てましたね。
10年ぶりくらいのハマスタでしたが、内野席のフェンスが低くなって、非常に見やすいです。
選手との距離感が無いような、そんな臨場感がありました。
スカスタもそんな感じなんでしょうね。
※トーマスは牽制が旨いです。
ただ、それがどの程度の重みを持つのかということには、やはり疑問が沸くのが正直なところです。
もっとも、こればかりはやってみないと分からないという気もしますが……
スカスタもスタンドとグランドの距離をほとんど感じない球場ですし、ハマスタもそんな感じになるのでしょうね。
それはそうと、トーマス投手の情報ありがとうございます。私としては期待したい新戦力なので楽しみです。