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■ ロッテ一部ファン…西岡に「偽善者」横断幕(スポニチ・2009年9月28日)
■ 【ロッテ】西岡にブーイングと剛コール(スポニチ・2009年9月28日)
ファイターズファンである以上、他球団の、それもファイターズに直接関係のないいざこざに口を出すのは本来は控えるべきだとは思っています。
ですが、ことこの件に関しては、どうしても黙っていることができません。
パ・リーグを見るようになって以来、私はマリーンズのファンの方々とも交流を持てるようになりました。
そうして交流ができたマリーンズファンは、私にとって、「この人と知り合うことができて良かった」と、心から思える人たちばかりです。
そんな彼らが、ほかならぬマリーンズのことで心を痛めたり、傷ついたりするのを見るのは辛いのです。
まして、その原因を作っているのがマリーンズファンを称する(当人たちは「自分たちこそが正真正銘のファン」と思っているのでしょう)連中だと思うと、どうしても怒りを禁じ得ません。
応援する球団が違うとはいえ、マリーンズが好きなだけで苦しい思いをしている人たちを、黙って見過ごすことはできない。
それで、まげてエントリを立てることにしました。
事情をご存じない方のために簡単に説明しますと、9月26日に千葉マリンで行われた鴎檻戦で、ライトスタンドからロッテフロントへの憎悪をあらわにしたゲーフラや横断幕が多数掲げられました。
その中には、「死刑」という過激な文言も書かれていました。
これを見かねた西岡が、試合後のヒーローインタビューで、声を震わせながらゲーフラや横断幕を下げるよう訴えたのです。
■ 批判の横断幕…西岡「子供たちの夢を崩さないで」(スポニチ・2009年9月27日)
西岡の訴えの全文です。私には、非常に真摯かつ冷静な呼びかけとしか読めません。
ですが、そんな西岡に対して千葉マリンのライトスタンドが行った仕打ちは、西岡を誹謗中傷するゲーフラや横断幕、はては応援のボイコットやブーイング。
これに対抗して、他のマリーンズファンの中からは、自主的な西岡の応援の声が沸き上がりました。しかし、彼らはあろうことか、そんな応援まで妨害したのです。
西岡の発言に反論があるなら、真正面から反論すればいいでしょう。フロント批判のゲーフラや横断幕を掲げ続ける大義名分があるなら、その理由もついでに示せばいいのです。
ですが、ライトスタンドからかえってきたのは、そんな反論ではなく、西岡の訴えとは全く関係ない揶揄や妨害行動の数々。
言いたいことは山ほどあります。本当は、このエントリでそれらを書き連ねるつもりでした。
ですが、一番の当事者の西岡が書いた文章を読んで、それは止めにした方がいいことに気づきました。
■ 生涯忘れられない感謝すべき日(西岡剛オフィシャルブログ「Speed Star」)
正直なところ、私はいまだに怒りを抑えきれません。私の友人たちの心を踏みにじった連中を、許したくはありません。
ですが、最も酷い攻撃を受けたはずの西岡が、その相手に手を差し伸べようとしているのです。一番怒っていいはずの人間が、それでもマリーンズを愛する気持ちに賭けているのです。
なら、マリーンズファンでもない私に、西岡の気持ちを差し置いて、好き勝手を言う権利はないと思いました。
今の事態を引き起こした連中を非難することは、あるいは必要なのかも知れません。
ですが、それよりも、マリンスタジアムの応援席が、私がこれまで見たときの姿を取り戻してくれることを望みたいのです。
このエントリのトップ画像に掲げたのは、2006年9月24日、モロさんの引退試合での千葉マリンライトスタンドです。
試合後のセレモニーで感じた感動を、私は嘘だとは思ってません。金村のアレはウソであってほしいけど
チャンスはまだ残っている。せっかく西岡が和解を呼びかけたのですから、あとは、相手方が前非を悔い改めれば、それでほとんどの問題は片付くはずです。
正直なところ、どれだけ可能性があるかは分かりません。私は悲観的ですらあります。
ですが、西岡の訴えが、マリーンズを愛する人たちの思いが、今度こそ実を結ぶことを祈りたいのです。
■ 【ロッテ】西岡にブーイングと剛コール(スポニチ・2009年9月28日)
ファイターズファンである以上、他球団の、それもファイターズに直接関係のないいざこざに口を出すのは本来は控えるべきだとは思っています。
ですが、ことこの件に関しては、どうしても黙っていることができません。
パ・リーグを見るようになって以来、私はマリーンズのファンの方々とも交流を持てるようになりました。
そうして交流ができたマリーンズファンは、私にとって、「この人と知り合うことができて良かった」と、心から思える人たちばかりです。
そんな彼らが、ほかならぬマリーンズのことで心を痛めたり、傷ついたりするのを見るのは辛いのです。
まして、その原因を作っているのがマリーンズファンを称する(当人たちは「自分たちこそが正真正銘のファン」と思っているのでしょう)連中だと思うと、どうしても怒りを禁じ得ません。
応援する球団が違うとはいえ、マリーンズが好きなだけで苦しい思いをしている人たちを、黙って見過ごすことはできない。
それで、まげてエントリを立てることにしました。
事情をご存じない方のために簡単に説明しますと、9月26日に千葉マリンで行われた鴎檻戦で、ライトスタンドからロッテフロントへの憎悪をあらわにしたゲーフラや横断幕が多数掲げられました。
その中には、「死刑」という過激な文言も書かれていました。
これを見かねた西岡が、試合後のヒーローインタビューで、声を震わせながらゲーフラや横断幕を下げるよう訴えたのです。
■ 批判の横断幕…西岡「子供たちの夢を崩さないで」(スポニチ・2009年9月27日)
西岡の訴えの全文です。私には、非常に真摯かつ冷静な呼びかけとしか読めません。
ですが、そんな西岡に対して千葉マリンのライトスタンドが行った仕打ちは、西岡を誹謗中傷するゲーフラや横断幕、はては応援のボイコットやブーイング。
これに対抗して、他のマリーンズファンの中からは、自主的な西岡の応援の声が沸き上がりました。しかし、彼らはあろうことか、そんな応援まで妨害したのです。
西岡の発言に反論があるなら、真正面から反論すればいいでしょう。フロント批判のゲーフラや横断幕を掲げ続ける大義名分があるなら、その理由もついでに示せばいいのです。
ですが、ライトスタンドからかえってきたのは、そんな反論ではなく、西岡の訴えとは全く関係ない揶揄や妨害行動の数々。
言いたいことは山ほどあります。本当は、このエントリでそれらを書き連ねるつもりでした。
ですが、一番の当事者の西岡が書いた文章を読んで、それは止めにした方がいいことに気づきました。
■ 生涯忘れられない感謝すべき日(西岡剛オフィシャルブログ「Speed Star」)
正直なところ、私はいまだに怒りを抑えきれません。私の友人たちの心を踏みにじった連中を、許したくはありません。
ですが、最も酷い攻撃を受けたはずの西岡が、その相手に手を差し伸べようとしているのです。一番怒っていいはずの人間が、それでもマリーンズを愛する気持ちに賭けているのです。
なら、マリーンズファンでもない私に、西岡の気持ちを差し置いて、好き勝手を言う権利はないと思いました。
今の事態を引き起こした連中を非難することは、あるいは必要なのかも知れません。
ですが、それよりも、マリンスタジアムの応援席が、私がこれまで見たときの姿を取り戻してくれることを望みたいのです。
このエントリのトップ画像に掲げたのは、2006年9月24日、モロさんの引退試合での千葉マリンライトスタンドです。
試合後のセレモニーで感じた感動を、私は嘘だとは思ってません。
チャンスはまだ残っている。せっかく西岡が和解を呼びかけたのですから、あとは、相手方が前非を悔い改めれば、それでほとんどの問題は片付くはずです。
正直なところ、どれだけ可能性があるかは分かりません。私は悲観的ですらあります。
ですが、西岡の訴えが、マリーンズを愛する人たちの思いが、今度こそ実を結ぶことを祈りたいのです。
マリーンズファンもロッテが好きだからこそ、野球が好きだからこそ怒るのは自然だと思います。怒りを通り越して虚しさと悲しさが湧いてきますよね。プロ野球選手としてロッテの選手として西岡は球場のファンに最高のパフォーマンスを見せようと頑張る姿に心を打たれました。パリーグにこのような選手がいること、そしてそんなスタンドで起こっていることも気にせずに試合に集中しているオリックスとロッテの選手たちを誇りに思いました。
最近とみに思うのですが、怒る時にこそその人の本性が見えるなぁと。
あくまでも冷静に相手の非を説くか、単に感情の赴くまま悪罵を並べるか、
同じ怒るにしても、周囲への印象は全く違いますし。
だからこそ、怒るときには言葉を選ばないといけないですし、
やっていいことと悪いことの区別が、普段以上に大事になるのでしょう。
ただ、残念ながら、それが分からなかった人が少なからず、
しかも非常に重大なポジションにいてしまったがために、
こんな事態になってしまったというのが、問題の本質だと思います。
ともあれ、西岡にはプロとしての誇りを見た気がしましたよ。
今回の問題に対して、自分も西岡選手と同様の意見を持っています。
難しいかもしれないし、偽善と思われるかもしれないけど、
フロント・現場・ファン(ファン歴・肩書きなど関係なく)が一体となって優勝を目指す、そんなチームになってほしいです。
これはマリーンズファンの贔屓目になってしまうかもしれませんが、
西岡は、将来的には古田敦也氏や宮本慎也選手に匹敵するほどの球界のリーダーになれる素質を持っていると思います。
前日のこともあり、スタメンで「1番西岡」がコールされたとき、ライトスタンドの一部からブーイングが起きたときに、一抹の不安は感じていました。「これで試合が始まったら応援はどうなっちゃうんだろうか」と。
実際、最初の攻撃で西岡がバッターボックスに立つとき、応援が全くありませんでした。そのとき「やっぱり応援ボイコットか」と思いました。
しかし、マリンスタジアムでマリーンズを心から応援していていた人たちは心から剛コールを送りました。誰に対する応援よりも大きい声援が球場全体から湧き上がっていました。ライトスタンドの一部が暴走していたような気もしますがそれ以上の声援がありました。
その日の西岡選手は攻守ともに冴えていました。試合に勝つことも負けることもなかったけど、「西岡がいなかったらどうなっていただろうな」「西岡が頑張れてよかったな」と思いました。
余談ですが、ほとんどの最終カードで応援のエール交換があると思うのですが、今回無かったんですよね……
西岡にはその権利もあったとは思うんです。
ただ、そうではなくて、相手に寛容になるのは本当に難しい。
だからこそ、あえてその道を選んだ西岡を尊敬しますし、
彼の思いが届いてほしいと、私も願わずにはいられません。
西岡にはうちの中田も(本来の意味で)かわいがってもらってますし、
人の先頭に立つ能力は、結構あるのかも知れませんね。
私は後で現地のレポート等で、当日の様子を知ったのですが、
制度化され、いろんな思惑が絡んだ「応援」という名の作業じゃなくて、
心から選手を支えようとする大きな声が上がったことに、
安堵や心強さを感じたのでした。
>エール交換
オリックスの応援団も迷惑したでしょうに、つくづく残念です。
残り試合、どうなるやら。うちも週末にあるんですよね……
下は問題となった当事者たちの言い分が書かれたブログです。いろいろあるようですが全ては西岡も言うように「愛すればこそ」でしょうか?ただその表現の方法を知らなかったようですが・・・
負けが込むと悪いところばかりが出てくるんですね。
http://ameblo.jp/mvp-ishida/entry-10353033863.html#cbox
涙が出てきました。
正直今まで「プロ野球選手・西岡剛」を誤解していた気がします。
それにしても、ひどい話ですね。
もはや、「ファン(マリーンズだからサポーター?)」とは呼べないと思います、そんな連中は。
で、MVP側の言い分ですが、読んでいて悲しくなりました。
自分たちと合わないものはすべて敵視してしまうのでは、
もはや話し合いもなにもできたものではありませんね。
あの文章の書き手は、本当なら非常に頭脳明晰な方なのでしょうが、
そういう人が歯止めを失って暴走した結末がどうなるか。
大げさですが、最近の歴史上にそういう悲劇がままあるので、
このままだと同じ道をたどるのだろうと思っています。