しばらくイヤな話について書くのをサボっていたら結構たまってしまいましたので、この際一気にまとめて処分してしまいたいと思います。
1. 二段モーション狂騒曲:何が目的なのかを問い直せ
とどまるところを知らない二段モーション問題。私も当初は数人が引っかかるぐらいだと思っていたのですが、フタを開けてみれば二段モーションにならない人を見つける方が難しいといった有様です。
そのため投手からも監督・コーチからも総スカンの声が上がっているばかりか、中日落合監督からは投手陣に「暴動を起こせ」という物騒な言葉が出たほか、中にはモーションを変えないとまで言い出す選手も出る始末で、当分騒動が収まる気配はなさそうです。
単にルールブックを厳格に適用すればいいのであれば、審判団が「二段モーション」と判断した投球動作はすべて違反、ということにもなるでしょう。しかし、果たしてそう簡単に切って捨てられる話なのでしょうか?
私の記憶が確かならば(って昔のバラエティであったなぁ)、今までうるさく言われなかった二段モーションが急に厳しくとがめられるようになったのは、国際ルールと日本プロ野球のルールとの違いをなくすことが目的なはずです。
であれば、直されるべきは国際大会で通用しないようなフォームです。にもかかわらず、ルールブックを杓子定規に適用することの意味はどこにあるのか、疑問に感じずにはいられません。
もちろんルールブックを一字一句正しく適用するのが目的なら、それに少しでも外れたフォームを注意することが間違いとはいえません。ですが、もしそうでないのなら、そうでないなりに現実のルール解釈を考える必要があります。
大事なのは、何のための改革なのか、何が目的なのかを考え、その目的のための対策を採ることなのです。そこを見失ってしまえば、泥沼の騒動が続くだけです。
ところで、審判のモーションには規定はないのでしょうか。もしあったとして、厳格に適用しようものならコデライクが見られなりそうで寂しいのですが。
2. 球団株上場問題:メリット・デメリットを球団ごとに考える必要がある
この問題については以前「阪神タイガースに株式上場のメリットはあるのか?」というエントリを書いた時と基本的スタンスは変わっていません。
要は、株式上場を完全否定するつもりはなく、上場禁止の規定を作ることにも賛成できないものの、実際に上場するかどうかはそれぞれ事情に合わせて各球団が決定すべし、というのが私の考えです(そしてタイガースに関しては公開の必要はないと考えています)。
ただし、その際に絶対に必要なのが、球団株を公開することによるメリット・デメリットを可能な限り洗い出し、それぞれの球団にとってどちらが大きいかを判断することです。
この点で非常に参考になるのが、『エコノミスト』紙の「プロ野球経営の損得」という特集の中にある、宮本勝浩大阪府大教授の議論です。宮本教授はタイガースを例として、球団株上場のメリット・デメリットをまとめておられます。
詳しくは記事をぜひ読んでいただきたいのですが(大きめの図書館なら置いてあるはずです)、ここで引っかかったのが、デメリットとして書いてあった第三者による買収の可能性、特に「最悪のケースは、すべての資産を売り払って球団を廃止すること」という一文です。
こう言うと、「そんなバカなことあるわけないじゃないか」とおっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、球団株の総額より球団の持つ資産の総額の方が高ければ、これは金儲けとして十分あり得る行為です。例えば球団の資産が30億円だったとして、株を30億円未満で買い占められれば、今すぐその球団を潰して資産を売り払うと差額が儲けになるからです。
あるいは金儲けでなかったとしても、ある球団に敵意を持つ人がこういう行為に出る可能性も否定できません。そういう人が株を買い占めるだけの財産をもっていなかったとしても、資金を調達して敵対的買収を行う方法は存在します。
もっとも、敵対的買収を恐れるあまり現在のような親会社頼みの構造を温存すれば、今度は親会社がおかしくなった時にどうするのかというのが問題となります。去年の球団合併はそのような問題が最も悲劇的な形で表れたものです。
こうなると、株式を公開しようが非公開にしろうが、100%安全と言い切ることができる方法はない、ということになりそうです。
では、どちらならまだマシなのか?まだ危険が少ないのか?それは球団ごとの事情に基づいて考えていくしかないのでしょうね。
3. オーナー会議議長問題:前門のナベツネ、後門のミャーウチ
で、その球団株問題については先日(11/4)のオーナー会議でも問題になったようです。ここでは楽天とオリックスの野球協約問題(楽天の問題については次の項目で書きます)も議論されたようですが、この2球団対残る10球団との対立が明らかになったようです。
そのオーナー会議後に会見を行った根g(一部削除)コミッショナーの口から出てきたのが、現在宮内氏が務めているオーナー会議の議長について「利害関係のない第3者が議長を務めるべき」とする意見でした
(参考:***「オーナー会議の宮内議長代える」・ニッカンスポーツ2005年11月6日7時25分更新記事。なお***にはお子様の教育上不適切な言葉が含まれているため、当ブログの判断により伏字としました)
この件については「ナベツネが××を使って宮内を牽制、発言力の低下を画策している」というKIDさんの分析で間違いないと私も思います。なお××には(ry
ただ厄介なのは、渡邊・宮内両氏が衝突したとして、どちらが勝ってもまずロクなことにはならないという点です。
渡邊氏の「独裁」がこれまでどれだけの害をもたらしてきたかは改めて述べるまでもないでしょう。ですが、氏がいなくなったら誰が宮内氏を止めるのか?
ただでさえ宮内氏は多くの経営者から信奉され、政府首脳に顔の利く人物です。一介のオーナーで太刀打ちできるとは到底思えません。
ナベツネか、ミャーウチか。まさに究極の選択。うまく相打ちしてくれるのが理想なのですが……
ってか、「利害関係のない第3者」ってどこから引っ張ってくるんですか?また法曹界から子分を引っ張ってくるんですか?それだったら私がうわくぁwせdなにをするrftやめろgyふじこlpたすけて;@:「」
4. 楽天対TBS:ベイスターズの存続はもちろん大事。だが……
先月後半から楽天の株価は下がり続けています。さすがに最近に来て下げ止まるかのような動きも出てきましたが、それでも昨日(11/8)の終値は70600円と、株価が大幅に下がり始める前日(10/14)の87800円と比べて2割も安くなっています。
楽天はTBS株を買うために金融機関から借金をしています。その際、これまでは楽天の株価が高かったことが返済の保証になっていました。
ですが、株価が下がると楽天株の保証としての価値も下がるため、今までのようにお金を借りるのは難しくなります。すでに楽天は資金を借り入れる際にTBS株を担保に差し出すようになったとの報道もあります。
資金調達が難しくなれば当然TBS株を買い増しにくくなりますし、その分TBSに対する立場も弱くなります。資金は他の方法でも調達できますが、それでも株価が下がり続ける限り楽天の立場は苦しいままでしょうし、最終的に白旗を上げる可能性も強まります。
TBSとの経営統合ができなくなれば、今言われているような野球協約上の問題は当然出てこなくなります。ベイスターズ存続という点から言えば、このこと自体は非常に歓迎されるべきことです。
ですが、これは手放しで喜べることとは限りません。事と次第によっては楽天が多額の借金だけを抱えることになる恐れもあるのです。そうなると心配なのがイーグルスです。
今年こそイーグルスは黒字ですが、来年からは球場の改修などで当分赤字は避けられません。また補強費などを考えれば、今楽天の経営にガタが来るのは、イーグルスの将来を考える意味ではどうしても避けたいところです。
ベイスターズは存続すべき球団です。これは私も以前から書いていることです。しかし、それと同時に、イーグルスが親会社のとばっちりを受けることもあってはならないのです。
それだけに、楽天・TBS両社が痛手を負わず、またベイスターズとイーグルスの双方が影響を受けないような「大人の解決」が図られることを強く希望しています。楽天の持つTBS株をTBSが高値で買い取るなど、方法はあるはずです。
※ タイトル画像が思いつかないので、適当に選んでみました。本当に古狸には困ったものですね。
1. 二段モーション狂騒曲:何が目的なのかを問い直せ
とどまるところを知らない二段モーション問題。私も当初は数人が引っかかるぐらいだと思っていたのですが、フタを開けてみれば二段モーションにならない人を見つける方が難しいといった有様です。
そのため投手からも監督・コーチからも総スカンの声が上がっているばかりか、中日落合監督からは投手陣に「暴動を起こせ」という物騒な言葉が出たほか、中にはモーションを変えないとまで言い出す選手も出る始末で、当分騒動が収まる気配はなさそうです。
単にルールブックを厳格に適用すればいいのであれば、審判団が「二段モーション」と判断した投球動作はすべて違反、ということにもなるでしょう。しかし、果たしてそう簡単に切って捨てられる話なのでしょうか?
私の記憶が確かならば(って昔のバラエティであったなぁ)、今までうるさく言われなかった二段モーションが急に厳しくとがめられるようになったのは、国際ルールと日本プロ野球のルールとの違いをなくすことが目的なはずです。
であれば、直されるべきは国際大会で通用しないようなフォームです。にもかかわらず、ルールブックを杓子定規に適用することの意味はどこにあるのか、疑問に感じずにはいられません。
もちろんルールブックを一字一句正しく適用するのが目的なら、それに少しでも外れたフォームを注意することが間違いとはいえません。ですが、もしそうでないのなら、そうでないなりに現実のルール解釈を考える必要があります。
大事なのは、何のための改革なのか、何が目的なのかを考え、その目的のための対策を採ることなのです。そこを見失ってしまえば、泥沼の騒動が続くだけです。
ところで、審判のモーションには規定はないのでしょうか。もしあったとして、厳格に適用しようものならコデライクが見られなりそうで寂しいのですが。
2. 球団株上場問題:メリット・デメリットを球団ごとに考える必要がある
この問題については以前「阪神タイガースに株式上場のメリットはあるのか?」というエントリを書いた時と基本的スタンスは変わっていません。
要は、株式上場を完全否定するつもりはなく、上場禁止の規定を作ることにも賛成できないものの、実際に上場するかどうかはそれぞれ事情に合わせて各球団が決定すべし、というのが私の考えです(そしてタイガースに関しては公開の必要はないと考えています)。
ただし、その際に絶対に必要なのが、球団株を公開することによるメリット・デメリットを可能な限り洗い出し、それぞれの球団にとってどちらが大きいかを判断することです。
この点で非常に参考になるのが、『エコノミスト』紙の「プロ野球経営の損得」という特集の中にある、宮本勝浩大阪府大教授の議論です。宮本教授はタイガースを例として、球団株上場のメリット・デメリットをまとめておられます。
詳しくは記事をぜひ読んでいただきたいのですが(大きめの図書館なら置いてあるはずです)、ここで引っかかったのが、デメリットとして書いてあった第三者による買収の可能性、特に「最悪のケースは、すべての資産を売り払って球団を廃止すること」という一文です。
こう言うと、「そんなバカなことあるわけないじゃないか」とおっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、球団株の総額より球団の持つ資産の総額の方が高ければ、これは金儲けとして十分あり得る行為です。例えば球団の資産が30億円だったとして、株を30億円未満で買い占められれば、今すぐその球団を潰して資産を売り払うと差額が儲けになるからです。
あるいは金儲けでなかったとしても、ある球団に敵意を持つ人がこういう行為に出る可能性も否定できません。そういう人が株を買い占めるだけの財産をもっていなかったとしても、資金を調達して敵対的買収を行う方法は存在します。
もっとも、敵対的買収を恐れるあまり現在のような親会社頼みの構造を温存すれば、今度は親会社がおかしくなった時にどうするのかというのが問題となります。去年の球団合併はそのような問題が最も悲劇的な形で表れたものです。
こうなると、株式を公開しようが非公開にしろうが、100%安全と言い切ることができる方法はない、ということになりそうです。
では、どちらならまだマシなのか?まだ危険が少ないのか?それは球団ごとの事情に基づいて考えていくしかないのでしょうね。
3. オーナー会議議長問題:前門のナベツネ、後門のミャーウチ
で、その球団株問題については先日(11/4)のオーナー会議でも問題になったようです。ここでは楽天とオリックスの野球協約問題(楽天の問題については次の項目で書きます)も議論されたようですが、この2球団対残る10球団との対立が明らかになったようです。
そのオーナー会議後に会見を行った根g(一部削除)コミッショナーの口から出てきたのが、現在宮内氏が務めているオーナー会議の議長について「利害関係のない第3者が議長を務めるべき」とする意見でした
(参考:***「オーナー会議の宮内議長代える」・ニッカンスポーツ2005年11月6日7時25分更新記事。なお***にはお子様の教育上不適切な言葉が含まれているため、当ブログの判断により伏字としました)
この件については「ナベツネが××を使って宮内を牽制、発言力の低下を画策している」というKIDさんの分析で間違いないと私も思います。なお××には(ry
ただ厄介なのは、渡邊・宮内両氏が衝突したとして、どちらが勝ってもまずロクなことにはならないという点です。
渡邊氏の「独裁」がこれまでどれだけの害をもたらしてきたかは改めて述べるまでもないでしょう。ですが、氏がいなくなったら誰が宮内氏を止めるのか?
ただでさえ宮内氏は多くの経営者から信奉され、政府首脳に顔の利く人物です。一介のオーナーで太刀打ちできるとは到底思えません。
ナベツネか、ミャーウチか。まさに究極の選択。うまく相打ちしてくれるのが理想なのですが……
ってか、「利害関係のない第3者」ってどこから引っ張ってくるんですか?また法曹界から子分を引っ張ってくるんですか?それだったら私がうわくぁwせdなにをするrftやめろgyふじこlpたすけて;@:「」
4. 楽天対TBS:ベイスターズの存続はもちろん大事。だが……
先月後半から楽天の株価は下がり続けています。さすがに最近に来て下げ止まるかのような動きも出てきましたが、それでも昨日(11/8)の終値は70600円と、株価が大幅に下がり始める前日(10/14)の87800円と比べて2割も安くなっています。
楽天はTBS株を買うために金融機関から借金をしています。その際、これまでは楽天の株価が高かったことが返済の保証になっていました。
ですが、株価が下がると楽天株の保証としての価値も下がるため、今までのようにお金を借りるのは難しくなります。すでに楽天は資金を借り入れる際にTBS株を担保に差し出すようになったとの報道もあります。
資金調達が難しくなれば当然TBS株を買い増しにくくなりますし、その分TBSに対する立場も弱くなります。資金は他の方法でも調達できますが、それでも株価が下がり続ける限り楽天の立場は苦しいままでしょうし、最終的に白旗を上げる可能性も強まります。
TBSとの経営統合ができなくなれば、今言われているような野球協約上の問題は当然出てこなくなります。ベイスターズ存続という点から言えば、このこと自体は非常に歓迎されるべきことです。
ですが、これは手放しで喜べることとは限りません。事と次第によっては楽天が多額の借金だけを抱えることになる恐れもあるのです。そうなると心配なのがイーグルスです。
今年こそイーグルスは黒字ですが、来年からは球場の改修などで当分赤字は避けられません。また補強費などを考えれば、今楽天の経営にガタが来るのは、イーグルスの将来を考える意味ではどうしても避けたいところです。
ベイスターズは存続すべき球団です。これは私も以前から書いていることです。しかし、それと同時に、イーグルスが親会社のとばっちりを受けることもあってはならないのです。
それだけに、楽天・TBS両社が痛手を負わず、またベイスターズとイーグルスの双方が影響を受けないような「大人の解決」が図られることを強く希望しています。楽天の持つTBS株をTBSが高値で買い取るなど、方法はあるはずです。
※ タイトル画像が思いつかないので、適当に選んでみました。本当に古狸には困ったものですね。
一理あるとは思いますが、ほとんど子どものケンカみたいになってきました(--;)
岩隈投手はアウトかな・・というのは女・子供でも
うっすら分かります。
何か丹頂鶴みたくいったん止まりますもんね。
でも・・・。
今までそのスタイルでそこそこ結果を残して来て
それでゴハン食べて来た人達に急に一から変えろというのは本当に酷な気がします。
本番で手と足が合わなくてすっ転ぶ投手が出るかも
しれませんね。大変だなぁ・・。
札幌はついに雪降りました。
そして。このたびルバートさんのサイト勝手にリンク貼らせてもらいました(笑)
あと上原ですが、去年のメジャー騒動のあたりから発言に抑えが利かなくなっているように感じますね。
リンクありがとうございました。こちらからも貼らせていただきますね。
確かに、どこに線引きするかってのを
事前にもうちょっと話し合っておくべきだった
とかは、色々ありますけども
でも「今しかない」んですよね、この是正の機会って。
というのは
来年にはワールドグランプリだっけ?
そういう世界大会を行う訳で、
それまでには是正はしないとイケナイ訳で。
(でも、その事をちゃんと指摘してるメディアは少ない・・・)
だけども
>国際ルールと日本プロ野球のルールとの違いをなくすことが目的なはず
それはその通りですよね。
あと、上原ですが
彼の中では
「メジャーの方がピッチャー有利になったら
ピッチャーはメジャーに行く方を選ぶだろう」
って主張ですよね。
なんで、彼の中では筋は通ってるんだと思います。
ただ
そういう主張の裏には
「ホントはメジャーに行きたいのに我慢してる」
って気持ちを感じさせちゃうんですよね。
その辺がねぇ、もうちょっと、考えてくれよって
ファンとしては思うんですけども。
絶対ありえないとは言い切れないにしても、かなり難しいと思います。
球団売却などのときに出てくる金額はフランチャイズ権や選手保有権などを含んでいると考えていいでしょう。球団を買いたい会社にとってはそれらがメインで、他の資産はおまけみたいなもんですから。
いくら帳簿の上での資産価値より株式の時価総額が安くなっても、それがチームを解散すると無価値になる資産ばかりだと意味がない。
そして球団株の時価総額が「現金化可能な」保有資産と同等になるということは、プロ野球チームを持ちたい会社にとってはタダ同然の金額+保証金だけで参入できるということです。だったら解散するより欲しいところに売り飛ばした方が絶対に得。
そんなわけで経営的には赤字でも買収して即解散するよりもそのままチームを存続させた方が金勘定の面でも有利であるという状況はそう簡単にひっくり返ることはないと思います。
書いていて気がつきましたが、上場によって持ち主が流動化したら保証金制度も意味がなくなっちゃいますね。
それに、もともとルールブックに書いていたことがお座なりになっていたわけで、それを是正することは本来当然のことです。
ただ、ルールには何のためのルールなのか?何のために運用するのか?という目的があるはずですよね。
特に二段モーション規制の場合は国際ルールとのずれをなくすのが目下の課題なはずで、その点から考えると、うるさく言うだけなのってどうよ?と思ってしまいます。
>上原
弁が立つ人は得てして論理だけで自分の主張を押し通そうとする傾向がありますよね。
ただ、聞く側は論理だけではなくて、言った人の人となりも含めて考えるんですよね。
それで「言ってることは合ってるけど、結局は己のの利益が大事なんじゃないか?」となったら聴く耳を持つ人はいなくなるわけです。
そこを計算しておかないと、言っていることの筋が通っていても受け入れてもらえないことが多いんですよね。
上原の場合はそのいい例のように思います。村上ファンドの村上氏もそれに近いでしょうか。
>球団売却などのときに出てくる金額
今のように株式が非公開であれば、株の市場価格がないわけですから、フランチャイズ権や選手保有権を含めた価格で取引されることになっているのだと思います。
ただ公開した場合は当然市場価格で株を買うことになりますし、その際株価はそういう権利を織り込んだ価格にはならないように想像されます。
少なくとも、ホークスの時価総額が150億円というような状況は考えにくいですね。
>球団を買いたい会社にとってはそれらがメインで、他の資産はおまけみたいなもん
これは買い手が球団経営をしたいのか、単に球団の現金化できる財産目当てなのかによって変わると思います。
後者の場合だったら、はじめからフランチャイズ権や選手保有権は考慮に入れない可能性もあると思います。
あと書いていて思ったのですが、こういう権利は会計上どう処理するんでしょうね?これによっても話が結構変わりそうな気がします。
>解散するより欲しいところに売り飛ばした方が絶対に得
>経営的には赤字でも買収して即解散するよりもそのままチームを存続させた方が金勘定の面でも有利
現実的にはそういうケースが多いのでしょうが、そこで売り飛ばす相手が他球団だったら?という危険が出てくるんですよね。まさに去年の近鉄が最たる例で……
>保証金制度
言われてみればそうですね(笑)ひょっとしたらナベツネ氏辺りはすでに気づいていたのかもしれませんが……
今はむしろイーグルスの行く末の方が心配です。
ベイスターズの存続を願うが余り、
楽天叩きに走っているサイトも見られますが
ベイファンとしては悲しいですね。
例えベイが生き残っても、
他球団を犠牲にしてしまえば負けなのに…。
ただ、イーグルスには何の罪もないわけですし、イーグルス叩きが見られるというのであれば私も残念に思います。
>例えベイが生き残っても、
>他球団を犠牲にしてしまえば負けなのに…。
まったく同感です。
どの球団も、そしてその球団へのファンの愛情も潰されてはならない、これが基本でなければならないと強く思います。