にわか日ハムファンのブログ記念館

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〔青森・鉄道残日録〕(3)十和田観光電鉄三沢駅にて

2012-02-04 10:40:35 | さすらいブロガー旅情編
 青い森鉄道(JRと書いて、後で気づいて慌てて直した)の三沢駅を出て、すぐ隣にある十和田観光電鉄の三沢駅へ。ここで1時間ちょっと電車を待つことになる。
 たいていのローカル線は、列車同士がうまく接続するようにダイヤを組む。
 1日の列車本数が少ないだけに、接続を考えないと、路線によっては乗り換えで数時間かかることもあり得るし、そもそも本数が少なければダイヤの自由も利くからだ。
 ところが、こと土日に限って言えば、十和田観光電鉄は青い森鉄道との乗り換えなどまるで考えた節がない。1日12本、昼間はきっかり1時間20分おきに電車が出る。待たせることなどお構いなしである。
 こんなことだから廃止になる……と考えるのは簡単だが、あるいはどうせ廃止になるのだからと、乗客にとっての利便性を考えるのを放棄してしまったのかも知れない。この辺はよく分からない。



 ともあれ、時間が空くのは事前に分かっていたので、三沢駅で昼食とする。これが昼食か、と言われると黙るしかないが……



 ただ、呑み鉄を決め込んでいるのは私だけ。妻は普通に駅弁である。とはいえ、、温めるタイプの汁物の弁当だから、駅弁としては「普通」ではないかも知れない。



 せんべい汁は八戸の名物料理。このせんべいを割って温かい汁に入れるのだそうだ。



 汁はこの通り。加熱式なのでどうしても底が浅くなってしまうのだが、具は結構入っている気がする。



 ご飯も入れてしまえばよい。温まりそうだ。



 昼食を取りながら……いや、私に関しては呑みながら駅を見渡す。20世紀のどこかで歩みを止めてしまったような駅である。公衆電話は新しい部類に入るが、そもそも公衆電話自体、最近では少なくなったのだ。
 これが九州の駅なら、焼酎のCMに登場できたかも知れない。青森に全国区の酒造会社があれば良かったのだが。
 と、ここまでなら普通の「レトロなローカル線の駅」である。ところが、この駅はそれでは済まなかった。
 かつてこの駅は2回が食堂だったらしく、当時のショーケースが今も残っていた。ここには地元の土産物がいくつか並んでいたのだが、



……家出の……するめ?すすめではなく?



 見ると、「三沢市寺山修司記念館謹製」ときた。普通この手のパロディ作品は関係者以外が作るものだが、公認、どころか自ら手を出している。寺山修司が見たら激怒するか、さらに悪乗りするか、どちらかだろう。



 そしてトマソン物件。いわゆる「無用階段」である。かつては2階に続いていたのだろうが、いまや完全にふさがれている。



 階段をふさぐ仕切りにはこのような貼り紙。立ち入れる方法があるなら教えてほしい。
 それにしても、電車が廃止になれば、用済みになるこの駅の扱いはどうなるのだろう。こういう面白い……もとい、風情のある駅が消えるのは惜しい。と、きれいにまとめてみる。


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2 コメント

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M・Kさん (ルパート・ジョーンズ)
2012-02-04 18:23:29
それが、市内で東北のお酒が結構ある量販店を見つけたんですよ。
南東北のお酒が中心ですが、高清水も見かけました。4合瓶か5合瓶か、記憶があやふやですが。

あとは、以前に当ブログでも紹介したアンテナショップですかね。
http://www.jengo.jp/blog/
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Unknown (M・K)
2012-02-04 15:45:55
>全国区の酒造会社
東北地方のものは、流れてきてもどうしても関東圏内留まりという印象を受けます。

関西ではまったく見られない高清水を千葉県のイオンで見つけたときは、
何か救われた気持ちにさえなりました。(苦笑)
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