にわか日ハムファンのブログ記念館

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フィンランド・エストニアの旅(33) スオメンリンナ上陸記(下)

2011-03-23 06:33:01 | さすらいブロガー旅情編
 スオメンリンナの南の方まで来ました。ここからさらに先へと進みます(ここまでの道のりはこちらから)。



 昔使われていた大砲が残されていました。西の方に向けられています。



 この辺は盛り上がった草地が多いのですが、これは自然の地形ではなく、よくみるとシェルター状の構造物になっています。



 いよいよスオメンリンナの南端です。この辺りにも18世紀の要塞跡が残っているのですが、こちらはレストランやバーとして使われています。
 要塞が作られた時には思いもよらなかった変化でしょうが、この旅を通じてフィンランド・エストニアの戦争や異民族支配の痕跡をたびたび見てきただけに、これでいいのだと心底思います。



 「王の門」(King's Gate)に到着しました。
 18世紀半ば、スウェーデン支配時代に建てられたこの門は、その後儀式に使われるようになり、現在ではスオメンリンナを象徴するものとなっています。



 スウェーデン時代の銘板。字が薄れた上にスウェーデン語なので、何を書いているかは分かりませんが……



 「王の門」近くには船着き場があります。夏場のこの時期はフェリーが発着していますが、私たちが訪れた時は静かなものでした。



 遠くに見える赤レンガの建物。造りから考えるに、軍事施設ではなさそうですね。



 フェリーがのんびりと島をめぐっていきます。
 私たちも、そろそろ引き返しましょうか。



 帰り道、スオメンリンナを築いたエーレンスヴァルドが眠る中庭に立ち寄りました。ここは18世紀にエーレンスヴァルドが設計し、後に彼の墓が設けられています。



 当時の大砲でしょうか。砲身がすごく短いですね。



 エーレンスヴァルドの墓。今では観光スポットの1つです。



 幾多の変遷を経て、今やフィンランドが誇る世界遺産となったスオメンリンナ。エーレンスヴァルドはどう思っているものでしょうか。

 ここからメインポートに引き返し、フェリーでヘルシンキ市街に戻ります。

※ スオメンリンナの各スポットについては、公式サイト(英語版)を参考にしました。


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