遅筆ですいません。
続きを書いていきます。
妻も産後で退院してすぐで、毎日子供の面会に行っている。
子供が気がかりで仕方ないが、妻の体の負担も気になる所ではある。
それでも、時折しんどさを見せるも、「行こう」という強い意志を感じていた。
普段はおっとりとして何に対しても「なんでもいいよ〜」という雰囲気の妻だが、母は強しを垣間見た瞬間が多々あった。
胸の洗浄をしてもらってからは、ほとんど眠っている我が子に毎日会いに行って、声掛けたり看護師さんやドクターの話を聞く。
そんな毎日を送っていた。
正直、育休もらって家で育児を出来てないというのは、常に不安もあるし、心が休まる時がない。
家で、育児を常にしてる方々からすれば「楽でいいねぇ!?」なんて事を言われそうだが、体は楽ではあるし、ずっと見てないといけないという大変さをまだ感じれていないので、そこはすいません。
でも、元気なのって良いことですよ?
家で我が子を見れる。育児を出来る。
そんな普通を学生の頃から想像していた子供好きな私からすれば、家に愛すべき我が子がいないこの状況は、とてつもないストレスなのである。
心が休まる時を知らない。
そんな感じの毎日を今でも過ごしています。
とまぁそこはさておき。
ICUに入院しているが、ご時世柄なのか土日は面会謝絶ということ。
9時頃には、ドクターからの電話があるのでなんだかんだ昼まで寝てたーいが出来ないのである。
生活リズムがガタガタにならずに太陽を浴びれるのが唯一の救いですね!
毎日面会に行っていたら、妻が急に熱を出した事もあって、面会行きたいが、週に5回から3回に変更をさせてもらった。
そもそも病院までも距離が結構あって、片道1時間くらいはかかる。
お金の話をするのはどうなの?って思われるかもしれないが、ガソリンって高いじゃないですか?
そして育休中じゃないですか?
じゃあ家に子供いないんだから働けよって思われる方もいると思うんですけど、時間が欲しかったんですよ。
お金じゃ自分の時間は買えないから。
でも、ついてまわるのがお金ってわけですよ。
あぁ矛盾矛盾。
こういう事を言うと、ダメだとは思うんですけど、普通に働きに出れない、働きに戻りにくいって人をしっかり助けてあげて欲しいなって思います。
うちがそうだという訳ではなくちゃんと線引きをして、一定ラインの方々はお金の面で助けてくれたらどえりゃ〜助かるのになぁとは、感じました。
その為に、小児慢性とか育成とかがあるんでしょ?って言われたらそれまでですけど、それは上限があれど支払うじゃないですか?
その他の生きる為に必要な食費とか電気や光熱費とかは当たり前のように出るし、仕事に出てる方が、光熱費や電気代は安いからトータルでお得か?となると中々そうも思わないかなー?ってのが正直な感想ですね。
じゃあ事前にお金しっかり貯めとけよって話なんですけどね!
これは、言われたらその通り!としか言えないですけど、それは貯めれるだけの稼ぎがあって貯めることに価値を見い出せないと出来ない人もいるわな〜とも思います。
少しは貯めてましたけど、結構無くなりますね。
お金ないのに、子供産むなんて、無責任だよ!子供可哀想!なんて最近は普通にSNSで叩かれたりする世の中ですから、それはまぁ確かに一理あるんですけど、他所の家庭が、叩いてる人の家庭に迷惑かけてないんならそっとしておいてやれよって思うんですけどね。
なんか変だよ最近はね。
目の前の事や手の届く範囲の人や、自分を支えてくれる人に感謝やら恩返ししてたら、そんな気持ちになれないと思うんですけどね。
皮肉っぽくなってしまってすいません。
ただまぁ、平凡は幸せって事です。
普通って幸せなんですよ。
そういう状況にならないと改めて感じないですけど、普通の枠から外れた時にそれを凄く感じました。
お金的に貧しくとも、人として心だけは豊かに生きたいなって思いました。
話は戻りますけど、ガソリン代も高いし、それだけ走るとオイル交換の頻度も高いわけですよ。
色んな負担のせいで、子供に毎日ルンルンで会いに行けないジレンマはかなりあります。今でも。
そして、その日は面会に行かない日でした。
ドクターからの電話が11:00くらいになってかかってきました。
妻と朝は「今日は連絡ないけ安定しとるんかねー?」なんて話をしていましたがこの時間帯は予想外でした。
ドクター「胸を開けて洗浄をさせてもらいまし。色んな数値的な物見て、おしっこの出があんまりですし、バンドを締め直しておきました。これで、少し良くなって来るんじゃないかな?と思いますんで、引き続きお願いします!」
…。
……。
えっ!?そんな簡単な感じ!?笑
待って待って???
胸を開いて、血でいっぱいになってる所を洗浄して、動脈を結んであるバンドを締め直した???
こっちの気持ちとしては、「そんなドアの立てつけ悪かったんで、少し直しときましたよ!」みたいなノリで言われるの怖いってぇぇ!?ってのが、素直な感想。
余りにも唐突で軽い感じに、電話終わったあと変に笑っちゃいましたもん。
とにかく、次に会える時が楽しみだなと感じつつ、それでも毎日、毎分、毎秒頑張ってくれている子供が、尊いなって思うしかない日々なのでした。