ポングリびっくりチンドンポン遊記

●絵描、裁縫、木工、廃材アーティスト、楽器弾き。

2011-04-21 00:09:45

2011年04月21日 00時09分45秒 | ポングリの日常
障害者施設に関わってから4ヶ月がたちます。

4ヶ月で何がわかるん?って思う人もいると思いますが、今の気持ちを書いておきたく記録日記として残しておきたい。

まず、人数を多く支援してるからエライのではない。

誰もそんな事は口にしていないが、2.3月に4人の障害者と平日毎日掃除をしていて感じた。

一人で心からその子に関わって支援してあげようと思えば、その人数が限界のような気がする。

何十人もの人数がいて、支援員が少ないのはどうもおかしい。

支援が疎かになるのは目に見える。

そこには自分一人で何でも出来る人もいれば、出来ない人もいる。

しかし、出来る出来ないの前に心のケアが必要なのでは?

僕が支援したY君は口が達者で、いう事を聞かない事たびたびあった。

右も左も分からない僕は職員に質問した。

「いう事聞かない時は、どういうふうに言えば良いんですか?」

すると

「怒ってはいけません。言い方を考えて言うてあげて下さい。」

その後、その職員はY君に向かって

「Yくん!静かにしなさい!」

「Y君!うるさい!」

と冷たく言ってた。

考えて言うてあげて下さい…

って怒ってるやん!


しかも、そこは、えらいさん方がいる講習会の場であった。

人数が多いとこうも一人一人に対する思いやりが疎かになるとは何とも恐ろしい。

ただほんまに彼はウルサイです(笑)

これから先、インスピレーションじゃないけど、障害者がオモテに出るような社会になっていってほしいななんて切実に思う。

それを支援する人とのバランスは良くして。

と言う事は、地域に数カ所しかない施設や作業所をもっとふやして行けばいいんじゃないかと。

それは施設じゃなくても、フリースクールや寺小屋、障害者の音楽隊やアート軍団。

現実にするのは難しいかもしれないけど、彼らの活躍する場所はもっといっぱいある。

言いたい事は山ほどあるが、次はもっとまとめて書いてみようと思う。

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1 コメント

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亮平君に同意…。 (Shinta.H)
2011-05-06 21:56:00
Y君。いいですね。私から見て彼からは、支援員[と称する人たち]と比較するのが勿体ないほどの真っ当な人間性を感じます。また、自分を理解してくれる人を見分ける判断力に優れているように思います。多言するなかにキラッと光る言葉があり、それがある種の人々を引きつける魅力を持っていることに気付いています。彼を理解しない人たち[上記の支援員?]には、「障害者」として一括りにすることで、人間的接触を押しとどめる何か[自分とは違うというような]があるように思われます。健常者/障害者→支援する人/支援される人→正常/異常と結びつく単純な思考が心深くにあり、それを押し隠しながら「支援」という言葉(理念)を天高く立派に掲げながら、現実には「障害者」という枠組みを再生産しているという逆説的な現象が生れていることに、亮平君は数ヶ月で気付いたのですね。亮平君と話したいです。
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