4人+柿丸くんと兵庫県佐用町へ行った。
水害にあった町です。
頼りないメディアに任せられないので自分の目で見に。
被害から結構日にちがたっていたのでかなり復旧していたものの、かなりの家の1階部分の床がなく、直している段階。
聞く話によると水は1mまできていて、1階は完全に水没。
今回ボランティアのお祭り(物資を配ったりする)があった佐用マリア幼稚園の前には家を完全に解体した残骸が。
そこではおばあちゃんが水死したみたいです。
お祭りには大勢の人、子ども達がいた。
はじめは絵を描きに行くつもりで用意をしたが、子ども達に囲まれ占領される。
絵は子ども達に任せて、4人+柿丸くんでちんどんスタイルで練り歩き。
するとまた子ども達が集まってくる。
空き缶を叩いて音を出したりペットボトルで音を出したり、子ども達はかなり楽しそうに踊っている。
知らない間に4人+柿丸くん+子ども達20人くらいで踊りながら行進してた。
一曲終わるとすぐに『もう一回やりたい~』『音やって~』
と言う状態!
行進を見るおじいちゃんおばあちゃんも嬉しそうに手を叩いてた
演奏の合間に仲良くなったしょう君が 『今日はお母さんが綺麗な服持って帰ってくれるから嬉しいねん』って言うてた。
子どもってなんて素直なんや。
水害の体験を語ってくれたお母さんは『子ども達は外に出れない状態だったので今日みたいに楽しくしてるの見るの久しぶりで嬉しい。水害があって少しの間は昼間でも一人でトイレにいけなかったんです。ありがとうございました。』
趣味で音楽やっていてちょっとでも楽器出来て良かったと思う。
世の中忙しすぎて音楽や芸術がそこまで重要視されてないと思っていたけど結局、人は癒しや娯楽って必要なんやと改めて思った。
なくても生活出来るかもしれへんけど、そんな大人になりたくないし、なって欲しくないと強く思う。
神戸の震災の時に立ち上げたボランティアグループ『すたあと長田』の金田ますみさんを訪ねて行きお世話になりました。
彼女のようなパワフルで口悪くて素敵なおばちゃんがいてくれて良かった。
難しい言葉で環境や生活の事を語る専門家の講演もええけど、『この人見てたらわかるやん!』って思わせてくれるますみさんみたいな人が好きやし必要やと思った。
こういう『現場』に出向くとこっち側が教わる事があるといつも思う。