ポングリびっくりチンドンポン遊記

●絵描、裁縫、木工、廃材アーティスト、楽器弾き。

個展「矛盾撞着膝栗毛」へのおもい。

2021年05月15日 11時06分00秒 | ポングリのお仕事

今月19日から和歌山市のギャラリーAQUAさんで始まるポングリ個展「矛盾撞着膝栗毛」。

色々とプロモーションしていていただいてありがたいです!

取材や色んな人と話すと色々と話すから、わりと「障害者の作業所で働く人」とか「廃材を使ってエコな人」とか「世界の問題に目を向ける人」みたいな事思われがちなのですが、それは自分の中のほんの一部なのでそれにこだわって作品作りをしている訳じゃありません。

作業所の仕事は、色んな人、考え方、感覚と出会えるから今はやらしてもらってるのであって、他に必要な事が見つかればいつでも次の場所に行けるようにしておきたいと思ってる。

働く中で自分の常識を遥かに超えた「ものさし」を知る事によって生まれる作品も多いので関われる事はすごく感謝はしています。

次に、廃材を使用する理由。
エコなんてはっきり言って全く考えていない。
1番に、風合いがカッコいいから。
後は、まあエコに通ずるかもしれないですが、失敗してもやり直せると言う思想とのリンク。(捨てる事も多いですが)そして、お金がかからない事。

なので、これは考えが次に行くと新品の物を使って物作りをする事はめちゃくちゃありえる話。これしか使わない!と、こだわって廃材などを利用してる訳では一切ないと言う事なのです。
だから「廃材アーティスト」みたいな事を言われたら「ん?」って思ってしまう。
でも説明不足でわかりにくいから自分のせいでもあるんですよね。

もっとちゃんと言葉に出来る様にしたいと思います。

最後に、色んな問題に目を向けるから「社会派」的な事思われてる事も多いのですが…

もちろん、国内外の問題に目を向けるし、発言もするし、関わろうともします。
でもそれって当たり前の事で、単に想像できる顔や土地が多い分、知ってしまうと無視できないからなだけです。

ほんで、そういった問題を無視して物作りする事は自分の中で何の意味もないからです。

作品を見て「綺麗〜!」とか「すごいー!」とか言ってまた普通の日常に戻っちゃうのってレクレーションであってアートじゃないと思うし。(レクレーションが悪い訳ではない。それも生きていく上ですごく重要な事です。)

こういった様に、普段からある矛盾が作品に出ているのだと思います。

なので、今回の個展のテーマは

「旅のはじまりと終わりで生じる辻褄の合わない出来事を認めてあげれるように。その答えを探すひとり旅の世界。」

なのです。

それが「矛盾撞着膝栗毛」

元々、誰かに何かを伝えたいとかそういうのは全く無いのです。
その中で感じた事、お会いできて話ができたらそれで感じた事、それぞれで何か持ち帰ってもらえたら嬉しいし、何も感じなくても全然いい。

自分のおもいってなかなか伝わりにくいけど、別に全部伝わらなくても全然いい。
ただ、良い人とか頑張ってる人とかは思われたくないので今回はブログに書きました。

良い事もするし、悪いこともする(犯罪はあかん)葛藤があったり、落ち着いてる時もある。そんな矛盾が人間ぽいなぁと思ってます。

会ってお話しするのが1番いいので是非会場に来て下さい!
待ってます〜!









2021年5月19日(水)~5月30日(日) ※5月24日(月)休廊
10:00 - 17:00 

Gallery&Cafe AQUA
073-463-4640


東京の旅①

2020年01月21日 00時51分00秒 | ポングリのお仕事
東京の日本橋茅場町レクトヴァーソギャラリーさんでのグループ展が一週間あり無事終えて和歌山に帰ってきました。

















今回の作品はほぼ新作の5点。
うち2点お買上げくださいました。

他も検討中の方もいてありがたい限りです。


今回のギャラリーの方針は基本的に在廊はNG、お客さんの写真撮影も禁止と、なかなかシビアな条件でしたが作品だけと向き合える空間は何とも言えない感じ。

来てくれたのにお会い出来なかった方、ホントに申し訳ないです。
そしてありがとうございました。

自分的にはやっぱり自分の作品の説明したり、雑談したりする方が合ってるのでそこは少しせっかくなのにもったいない気持ちと申し訳ない気持ちがあります。

やっぱり何と言っても大都会なので色んな方が来てくださって、色んなお話も頂きました。

その中でも焦らずに自分の中でコレ!と決めたものに取り組んで行きたいと思ってます。

東京は

東京は

って東京に住んでる人からしたら何言うてんの?って感じかもしれませんが、やはり和歌山とは全く違います。

人の多さはもちろん、様々な人がいてネットでは得られない事もいっぱい感じました。

その辺は次回の記事で話して行こうと思います。

とりあえず、来てくださった方、チラシ置いてくださった方、色々情報教えてくれた方ありがとうございました。

また東京行きます。









来年はいっぱい

2019年12月20日 13時25分00秒 | ポングリのお仕事
unknown asiaに出展してから、それに関係あるのか無いのか不明だが、色々なアートフェアに誘われる事が多くなった。

韓国とかイタリアとか色々。

日程合わなかったり、値段高かったりとなかなか全部参加するのは難しいけど、その中でもピンと来たのはちょっと無理してでも参加したいと思う。

そんな中、作品を描いたりしてるのだけど、別にどこに出すかなんて考えずに自分の心が動くままに描いてます〈当たり前か〉

最近、オークションで購入した製図用で使われてたであろうハンコセットをよく使う。

パソコンを使う事が多くなったのでこういったモノはだんだん使われなくなるんやろうなぁ。




ひらがなのスタンプとか入っててめちゃくちゃ可愛い。



↑ラーメン図って何やろ?


↑右下のわけわからん暗号みたいなのもお気に入り。

紙は古いわら半紙。

何かどこかで眠ってたモノをまたこうやって使うのが今のブーム。


て、ことで来年1月に東京グループ展の期間中に埼玉でハンコや廃品を使って絵を描くワークショップをします。

今のところ、一般参加は出来ないイベントなのですが好評で上手くいけばこれからも各地でやっていきたいなと思ってます!



↑スタンプパッドの特大版も用意しました!


東京のチラシ出来ました!

2019年12月15日 22時42分00秒 | ポングリのお仕事
来年1月に東京のグループ展に出展します。

それのチラシが届きました!

4人展なのですがそれぞれがチラシを制作するスタイル!
他のも見たいなぁ。








Graphic Art exhibition<2020.January>
~クリエイティブ表現の現在~

@RECTO VERSO GALLERY

2020年1月14日(火)~ 1月18日(土)
※日・月・祝日休廊

火_金曜日  13:00~19:00
土曜日(Last day) 13:00~16:30


メンバー

松井光雲 

ポングリ 

TEBA  
  
鳥野ふたば 


です!

在廊する日も後日発表します!

東京でお会いしましょう〜!

転がる記憶 @見る倉庫 2018年

2019年12月14日 00時48分00秒 | ポングリのお仕事
またまた去年の個展ツアーの事。

大阪の西成区にある


運営するギャラリー見る倉庫さんで。



↑大きなガラス張りのエントランス。






↑お出迎えのチンドン太鼓。







↑商品もたくさん置かせてもらいました!









↑この個展の為に描いた作品達。(以前の作品も混ざってます)







↑こんな感じに描いてました。

毎日生活してる中で色んな事思い出したりする事が多くて、頭の中にある記憶を引っ張り出してそれを交差させながら線とか描いてたらこんな感じになってきました。

描いてるのがすごく楽しいし、カイホウ的でした。

今の絵の原型ですね。


そして、この場所は障害者施設の一部なので色んな利用者さんが見に来てくれました。

ほとんどの方が車椅子でした。
話をしてると自分と同い年の人や、同世代の人が多くて親近感がわいたのと同時に、自分と同じ年月を自分と全く違う環境で過ごしてきた事を想像するとすごく興味深くもっと彼らの事が知りたくなりました。






こうやって色んな人と出会って、色んな想像が出来る様になる事は自分のアーティスト活動をしてる中ですごく大事な事だと思ってます。

想像出来る顔、場所が増えていくのと同じ様に作品も膨らんでいきたい。

刻んでいきたい。




せっかくなので

2019年12月11日 19時08分00秒 | ポングリのお仕事
せっかくブログ再開したので

ちょっと去年の個展ツアーの事を。
前に姫路のぐるぐる漂流記の事書いたので次は愛知県の佐久島での個展。

「トンガリ大回転」



約1カ月間やらせてもらいました。

場所は友達の芝ちゃんがやってるお店
もんぺまるけさん。

チラシの出来が気に入ってて届いたとき嬉しくなりました。














↑素敵な場所でおいしいドラ焼きもある。









↑廃材でいっぱい額を作りました。






















こんな感じで作品を散りばめて…

めちゃくちゃ暑かった思い出。



↑商品もいっぱい置かせてもらって。



↑Tシャツもこの時用に新作を作りました。



↑もともとココにあったガチャガチャマシーンでガチャガチャデビュウ。

子どもの頃からの夢の1つが叶いました。


この個展のテーマ。と言うかこれを目指して作品作りをしてる時に、よく過去の恥ずかしかった事、腹たった事、どちらかと言うとネガティブな気持ちになる事が多くて、すごく頭の中がトンガってる感じでした。

それでもずーーっと作品を作ってる訳なのでキリがない。
その感情を楽しむ方法でも考えてみようと思いました。

怒りを単純に絵にぶつけたり、恥ずかしい事を開き直ってみたり…

最終的には自分を少し斜め上から見るような感覚で見つめる事に成功。

そうなったら楽。

トンガリが大回転して、お気に入りの作品作りが出来たのです。

おかげさまで期間中は素晴らしく楽しくて、佐久島のみんなの優しさに感動して、大好きな場所になりました。

また行きたいと思っていながらなかなか行けてませんが、来年行けたらいいなぁ。



ハギレから

2019年12月09日 01時03分00秒 | ポングリのお仕事
ハギレから作るぬいぐるみ。

ポングリのぬいぐるみ

ポンぐるみ

を作ってます。



これは顔の部分。

久しぶりにブログを再開したので最近読み始めてくれた方のために説明。

作り始めたのは2005年。

もう14年も作ってるんですね。

キッカケは、古着屋さんをしていた時の在庫を捨てるのはもったいないけど売るにも面倒くさいし…

これをぬいぐるみにすれば!と。
あるイベントでハギレでぬいぐるみを作っていた方を見て思いつきました。

ちなみにこれはゴリラとハギレの妖怪です。

手が長くて足が短い、そしておでこの部品がゴリラっぽいでしょ?(?)🦍









もう一種類あって、だるまとハギレの妖怪。トンガリ布だるま



手前にゴロゴロいるやつ。



これこれ





これが意外と人気で多分今までで

300体は作ったかな。

ほとんど完売なんです。

出産祝いや結婚祝い、子どもへの誕生日などプレゼントに良いみたいですね。

一昨年の姫路個展では小学生の男の子がすごく気に入ってくれて、去年の個展で会えてサインして欲しいとまで言われました!
嬉しい!




↑ポンぐるみをメインにした2017年の姫路個展「Mononoke Ambition」
「妖怪の野望」的なネーミング。
捨てられそうな物の野望みたいな意味ですね。










おしゃれなお店なのでおしゃれアイテムに見えました。よ。

場所は姫路の旅する雑貨屋itsumoさん




↑これは去年同じ場所でやらせてもらった「ぐるぐる漂流記」
色んな物ぐるぐる作ってきたけど、一周回ってアルファベットの絵を展示した展覧会。ポンぐるみもありました。





↑ここで初のポンぐるみにサイン!!

緊張しました( ´_ゝ`)


そして、何故いま作っているかと言うのは…

発表していいのかわからないので…

色々ふせて

来年1月に和歌山市で行われるグループ展にポンぐるみを出して欲しいと言ってもらえたからです!

東京の展覧会と期間がかぶってるのですが…

詳細は追ってお知らせします。








なのでせっせと大量生産です。

絵を描くのと違う楽しさがあります。

自分の作品つくりは色々と違う物を作ったりするのですが、何でかと考えたらずっと一緒の事してたら飽きるのと色々やりたい事が多いんだと思います。

だからこんな僕でも長い間制作していけるのだなあ。








今日も絵

2019年12月07日 00時26分00秒 | ポングリのお仕事
今日も絵を描いてたのですが
(昨日のを完成させた)

2年前くらいに描いたのと比べたらやっぱり全然違うなぁ。





↑この2枚が2年前。
2枚とも旅立ちました。



↑これ今日。


もうすでに違う絵になってきてますが、前の方がやはり細かい。

ちなみに今日描いた絵の紙は、速達で送って来てくれた封筒です。
けっこう嬉しかった事だったので封筒捨てずに置いてました。

東京の展覧会、楽しみです!

転がる記憶

2018年04月19日 23時01分03秒 | ポングリのお仕事
【個展情報】2018年9月18日から29日まで大阪のgalerie"見る倉庫"さんで個展「転がる記憶」をやらせてもらいます。

すごく楽しみな場所!

galerie"見る倉庫"
大阪市西成区岸里東1-5-25
TEL 06-6656-1280
http://www.yourwing.org/

Facebookページ
"見る倉庫"






ソウル・フラワー・ユニオンのバックドロップ12枚目

2017年03月15日 00時31分19秒 | ポングリのお仕事
今回もソウル・フラワー・ユニオンの今週末からのツアーのバックドロップを描かせてもらいました。
もう描き始めて7年で12枚目!!

まだ写真は載せれませんが今回もまた新たな試みでした。
やっぱりずっと色んな音楽を追求して日本のロックを完成させたソウル・フラワー・ユニオンの中川さんにはいつも勉強させてもらってます。

自分の描く絵の中で一番多い人に見られるって事もあって、色々悩んだりプレッシャーもあるけど描き終わった後はいつも達成感がすごいし、楽しかった。と思います。

今まで描いた事のないような絵ですがこれからもハマりそうです。

3月18日、梅田AKASOで二階堂和美さんをゲストに迎えて始まるツアーに行って是非僕の絵も見てもらえたら嬉しいです。

※写真は9枚目、ソウルフラワー20周年の時のバックドロップです。
撮影は上野祥法くん。