富士山を見た帰り、逗子の渚橋近くにある『 蘆花記念公園 』に立ち寄った。
住宅地の狭い道を奥へ奥へと進むと辿り着く記念公園。
駐車場がないので、ここは「徒歩で散策して立ち寄るべきところ」だとわかった。
この日は無理矢理ちょろQで行ったけれど、通常はNG。
逗子の名を広く世に伝えた近代の文豪「徳冨蘆花(本名 徳富健次郎)」
(明後日のNHKの大河ドラマ「八重の桜」にチラッと登場する)
公園内の逗子市郷土資料館へ登るつづら折りの
「自然と人生」蘆花散歩道の脇には、
逗子市の花「ほととぎす」の植栽場があった。
ホトトギスの胸にある斑点と、この紫の斑点が似ているらしく、
蘆花の作品に小説「不如帰(ほととぎす)」がある。
この記念公園の程近く、度々行く逗子ロードオアシス界隈は、
その作品の舞台になったとか…?
海岸には、蘆花の兄 徳富蘇峯の筆による「不如帰」の碑もある。
高養寺の浪子不動は、主人公「浪子」に因んでそう呼ばれるようになったらしい。
そんなこんなで、「ホトトギス」が市の花になったのか!?と思ったけど、
そうでもなさそう…。
道の脇には、蘆花の作品『自然と人生』の中の「湘南雑筆」から、
1~12月までの作品の冒頭部分が書かれた立札があった。
最後に、郷土資料館入口近くにあったのは、相模の落日。
このとき富士山、既に雲の中…。
「富士を初め相豆の連山」…。晴れていれば最高の眺めに違いない。
この蘆花の作品『 自然と人生 』の中の「此頃の富士の曙」という作品を
先日ご近所さんが紹介してくださった。
明治31年1月記
これから徐々に雪が根付き、美しさを増す富士山。
青い空に白い富士もいいけれど、日の出の頃、紅色に染まる富士山は格別
いいなぁ~富士山 \(~o~)/ 今シーズンも早起きして、ちょろQ出動